ホーム 00DayTrip 五感を刺激する休日。チャリで多気町まで行ってみた。

五感を刺激する休日。チャリで多気町まで行ってみた。

夫が、ギア付きの自転車を買ってくれた。

正しくは、「寝ている間に、1万円で落札してしまった」らしい。正直、ママチャリの方が乗り心地は良いけれど、これならもっと遠くに行けるはず。

ということで、ギア付きのチャリで、おとなりの多気町へ行ってみることにした。

※前回はママチャリで、冷やし中華を食べに行きました。

記事はこちら。

普段、車で通らない道。どこか遠くに来たみたいで、ちょっとワクワクする。

ツルだらけの工場を発見。

第一給水ポイント。ここの自販機でスポーツドリンクを買ったり飲んだり。

「高級ミンティアあるで。」と息子が指差す。なかなか強気の価格設定、そしてタバコの自販機にミンティアって普通なのか。

上り坂、現る。

運動不足な私にとって難関の、上り坂に差し掛かった。ペダルは重いし息は苦しいし、早々に心が折れそう。しっとりと湿気を含んだ、生ぬるい空気のせいか、酸素がちっとも肺に入ってこない感じ。

あ、そうそう。ギアを軽くしないと!どのレバーを動かすと軽くなるんやっけ?人差し指側でレバーをカチっとしてみる。ぐはっ、重い。親指側が軽くなる方やんー。涙

(何度もギアのレバーを間違えるので、親指レバーは軽くなるからグー!(サムズアップ)と覚えることにした。)

そんなことをしながら、なんとか坂道を登りきった。ありがとう、ギア付き自転車!

隣町の多気町に入り、しばらく軽快に走っていると、大きなビニールハウスが見えてきた。

「なにあれ。中にジュラシックパークみたいな木、いっぱい生えてない?」ハウスの外で休憩している方に、勇気を出して話しかけてみることにした。

 

田んぼの真ん中にポツンとハウス、YOUは何しに多気町へ?

「是非見ていってください!」こっちこっちと手招きしてくれたのは、カンユスフザイ・アマヌーラさん。

バナナの花とアマヌーラさん

バングラデシュから17年前に来日し、岐阜大学で農業博士号を取得。静岡や鈴鹿市で仕事をしたのち、多気町にある「ともいきファーム多気株式会社」に入社。このビニールハウスで、皮ごと食べることができる国産バナナを栽培しているのだという。

田んぼの真ん中で、国産バナナ?

しかも、皮ごと食べることができるバナナ?

しかも、バングラデシュの方が多気町で栽培するバナナ?

(バナナバナナと書きすぎて、ゲシュタルト崩壊寸前。)

思いがけない出会いだった。アマヌーラさん、アポ無しですみませんでした。またゆっくり来たい。驚きとワクワクの自転車旅は、まだまだ続く。

 

立梅用水土地改良区、大師の里へ。

 

私のお気に入りスポット、大師の里にある休耕田を活用したメダカ池に到着。

この池には、水質の維持やメダカの産卵場所としてホテイアオイが植えられている。池一面に、紫色の花が開花する様子や、休憩所にずらりと並んだ手作りの風車は、まさしく非日常の世界。

自転車で、自分の足で、この景色を見に来ることができたのだから、幸福度はマシマシです。

ホテイアオイは10月下旬まで見られる
マリオの土管もあります。
手作りの風車が並ぶ休憩所。

『立梅用水』とは

国の登録記念物、世界のかんがい施設遺産にも登録されている立梅用水。令和5年に通水200周年を迎える農業用水路であり、生態系保全用水として、又、観光・地域活性化用水としても現在注目されている。平成5年から、立梅用水沿いにあじさいが植えられてきた。この植栽活動は、「水と土」の保全を目的としたものだったが、用水全線や周辺の田んぼの周りなど約 3 万本にも及ぶあじさいが植えられ、多くの観光客で賑わう。

 

クールダウンにぴったりの、甘味を求めて。

 

運動したら、猛烈にカロリーを摂取したくなるこのボディ。美味しいものを探して、ふれあいの館へ。こんな時だけ、足取りは軽い。

川原製茶直営のショップ。地元の特産品が豊富にそろう。

日本茶などを楽しめる茶房もあります。

 

がっつりクールダウンしたい、そんな私は伊勢茶パフェを注文。

伊勢茶パフェ

大内山牛乳を使ったソフトクリームに玉露パウダーがかかっている。つぶつぶの玄米も香ばしく楽しい食感。季節によってトッピングが変わるらしく、今日は水まんじゅうがのっている。嬉しい!

器の底までアイスがぎゅうぎゅうに詰まっていてボリュームがあるけれど、玉露パウダーでさっぱりと食べられる。この組み合わせ、無限にいけるやつです!

お土産買って、おうちに帰ろう。

 

 

息子チョイス、紅白饅頭。 私のオススメは椎茸せんべい!
曲がったせんべいを見つけたら、みつめて愛でたくなる。 そんなお菓子。
お惣菜は近所のおばちゃんからのお裾分けみたいな温かさ。

 

結論:チャリ×多気町は、とっても刺激的!

 

普段通らない道を自転車で走るだけで、景色の移ろい、風を切る音、稲刈りシーズンの稲の匂いなど、五感を刺激する非日常を味わうことができた。

人との関わりや「いつもと違う」刺激を受けることで、脳の前頭前野が活性化し、脳疲労の解消にも繋がるのだという。ルーティンワークから抜け出して、いつもと違う道を走ってみた結果…

 

◎「なんか楽しいこと、転がってないかな?」そんなワクワクした思考になった。

◎「ちょっと話しかけてみよう!」そんな勇気が湧いてきた。

 

寝ている間に1万円で落札してしまったチャリは、多くの刺激をもたらしてくれたのでした。

 


 

ともいきファーム多気株式会社

三重県多気郡多気町津留501

 

大師の里

三重県多気郡多気町丹生

http://www.tachibai.jp/

 

ふれあいの館

三重県多気郡多気町丹生4894

https://www.facebook.com/fureainoyakata

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