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日本一の清流・宮川の上流部「宮川ダム」を見学しよう

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みなさんこんにちは!キャスターマミです。

観光スポットとしても注目されているダム。ダムカードをコレクトしているという方も多くいらっしゃいますよね。

三重県にはダムが50以上あるそうです。

今回紹介する「宮川ダム」は、その中でも古いダム。

宮川の上流部、三重県大台町の最深部・大杉谷登山道へ向かう道中に見えてくる巨大なダムです。

宮川ダム」では、一般の方に向けたダム見学を行っているのをご存知でしょうか。

事前予約で、誰でも見学可能。職員さんが、宮川ダムの建設目的や役割などを詳しく説明してくれます。

ということで、所要時間約1時間の宮川ダム見学に行ってきましたので、その内容の一部を紹介します!

1.宮川ダムの概要

最初に宮川ダムのパンフレットをいただき、設置された巨大看板前で宮川ダムの概要について説明を受けます。

昭和32年5月に完成、60年以上稼働している日本でも古いダムだといいます。

重力式コンクリートという形式の構造で、堤高(ダムの高さ)は88.5m、堤頂長(ダムの幅)は231m、堤体積(ダム全体のコンクリートボリューム)は388,583㎥のダムです。

大台ケ原を含む山々の尾根を境界とした赤線の範囲内(流域面積)に降った雨が宮川ダムに集まっています。

宮川ダムパンフレットより

流域面積125.6㎢に対し湛水面積(貯水池の面積)は2㎢、約60倍の範囲から集まった雨が貯水池に貯まるため、例えば100㎖の雨が降ったとすると、6ⅿほど貯水池の水位が上がっていく計算になります。

ただし実際には、降った雨は土の中に60~70%がしみ込んで、山が飽和状態になってくると徐々に水分が出てきてダム湖に流れ込んでいきます。

総貯水量(貯めることができる水の量)は7,050万㎥、この日のダムの貯水が標高で約275ⅿ、最大283ⅿまで貯めることができます。

管理棟から見た貯水池

ダムのゲートを開けて放流するのは、制限水位を超えたとき。

現在は冬で台風が来る恐れはないため制限水位を280mと高く設定していますが、夏休み期間は大雨に備えて270ⅿまで制限水位を下げて宮川ダムを運用しているということです。

2.宮川ダムは多目的ダム

①洪水調節(治水)

100年に一度の規模を想定し、大台町から伊勢市までの下流域での水害軽減に効果を発揮

②不特定かんがい用水の供給(利水)

農業用水として、伊勢市・明和町・玉城町・多気町・大台町の約4,700ヘクタールの耕地に安定した不特定かんがい用水を供給

③発電(利水)

宮川ダムに貯留された水を宮川第一発電所・第二発電所に供給し、最大54,200kwを発電

宮川ダムで常時0.5㎥/sの放流(河川維持)を行い、直下の宮川ダム管理用水力発電設備で最大220wを発電

真下を見るとその高さに足がすくみます…

3.宮川ダム見学

いよいよ実際に、普段は行くことのできないダムの内部へ案内していただきます。

クレストゲートを巻き上げる機械はこんなに高い位置に。

大杉谷の緑とダム湖を望む景色は絶景!
クレストゲートを真上から
クレストゲート上部を真横から
放流の際にクレストゲートを巻き上げる機械
緊急時はこちらの部屋から操作することも

続いては、普段の操作を行っている管理棟の中の操作室へ移動。

質問にも随時答えてもらえます
操作室

操作室では、水量の変化を見てダムのゲートの上げ下げなどを行っています。

台風が発生した場合、沖縄あたりに来た時点で職員全員が集まり始め、何時頃に雨が降るか、いつ放流するかの計画を立てるそうです。

宮川ダムで放流した水が三瀬谷ダムに着くのは2時間後。

放流の際、宮川沿いにあるいくつもの警報所で事前にサイレンを鳴らす操作を行うのもこの部屋から。

また、平成18年4月に運用を開始した「選択取水設備」により水温や濁度を見ることができ、特に水温の差が顕著な夏場には鮎の冷水病を防ぐためにも役立っています。

3.宮川ダムの内部へ

次はダムに沿った階段を下っていき案内していただきます。

かなりの高さがあります

外階段は急なので足元には十分注意して。

ドアが現れました。いよいよ内部へ向かいます。電気がついていないと真っ暗になるそう。

ダム表面にドアが出現
細くて狭いトンネルが続きます
トンネルの先には下まで続くという長い階段が

昔はモノレールが通っていたそうですが、今は使っていません。

新しいダムだとエレベータが付いていますが、古いダムであるためずっと下まで階段が繋がっていています。この階段を使い職員は一週間に1度点検を行っています。

消灯する際には「誰かいるか~?」と必ず声をかけて、下に人がいる場合は「いるぞ~!」と大声で返事するそうです。

停電してしまったらと思うと恐々。

希望者には職員が付き添って階段を下りていくことも可能。その場合は宮川ダム見学の所要時間は1時間半~2時間程度となります。

紅葉越しの宮川ダム

駐車場前は小さな公園になっており、壮大な宮川ダムを眺めることができます。

ここには立派なモミジが植えられており、秋には紅葉とダムを同時に楽しむことも。

 

宮川ダム見学をご希望の方は、以下の問い合わせ先へお申し込みください。

三重県 松阪建設事務所 宮川ダム管理室 0598-78-3221
総務・管理・建築室 0598-50-0586

ダムカードをご希望の際も事前に要連絡。

なお見学中の写真撮影は、職員の指示に従って許可を得てから行ってください。(※動画撮影不可)

 

貴重な体験のできる宮川ダム見学。台風の心配のないこのシーズンにぜひ訪れてみてください。

 

※都合により見学希望日等の要望に添えない場合がございます。

※天候、ダムの運用等により急遽見学の中止をお願いする場合がございます。

※今後の新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、ダム見学・ダムカードの配布が中止となる場合がございます。事前にお問い合わせください。

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