大台町を拠点にイタリアンのキッチンカーを運営するil Vivo(イルヴィーボ)さん。
東京から移住したご家族(細川さん)でイタリアンシェフの旦那さんが作る、三重の食材を使ったパスタやピザなどが人気です。
以前取材させていただいたのは2017年。当時三重が食材の宝庫だとは知らなかった私ですが、取材時に料理を通じて学ばせていただき、その美味しさは今でも思い出せるほどです。取材って、本当に勉強させていただくことが多いです。
そんなil Vivoさんから、お湯で茹でるだけで簡単に地元食材、有機・無農薬の本格パスタが味わえる “Pasta Felice”(パスタ・フェリーチェ)が完成しました!とのご連絡がありました。
お湯で茹でるだけで食べられる、地産地消の本格パスタとはどんなもの?どんな味?
いろいろと気になったので、il Vivoさんに商品サンプルを送っていただき、三重県各地に暮らすOTONAMIEの方々に郵送して実食していただきました!
大台町のタレント・栄養士!
大台町で地域に関するお仕事やタレントをしているキャスターマミさん。栄養士の資格を持ち料理上手。ひょんなことから今回のil Vivoさんと私の接点も作ってくれた方です。
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–キャスターマミさんからの寄稿文。
私が試すのは、「Pasta Felice Genovese(ジェノベーゼ)」。奥伊勢で育てられたオーガニックバジルのil vivo自慢のジェノベーゼと有機野菜のパスタ、1.5~2人前サイズです。
今回は一人用の土鍋を使ってみました。400CCの水を入れて沸騰させ、袋から付属のオリーブオイルを出し、それ以外の材料をダダ―ッと全て入れます。既にバジルとガーリックの食欲をそそるいい香り!
軽くかき混ぜ、再沸騰後に蓋をして8分タイマーしました。たまーに蓋を開けて、パスタ同士のくっつき防止のためまぜまぜ。タイマーが鳴ったので蓋を取り、水分がお玉1/2くらいまで煮詰まったら味見。パスタの硬さアルデンテ!味、申し分なし!
ここで火を止め、付属のオリーブオイルを投入し、よ~く混ぜ合わせ乳化させます。
丸く窪んでいる可愛い形のパスタ。耳たぶのようなこのパスタは、オレッキエッテというそうです。オイルが絡んでバジルの香りが広がります。
たっぷりの野菜は、小松菜とラディッシュとかのカブかな?と予想していましたが、このほくほく感、ほんのり感じる甘味、紫色の皮…さつまいもでした!
さすが、料理人自らが開発し、手間暇かけて「美味しさ」を極めただけある。本格イタリアンを常備できるなんて嬉しい限りです。
続いては、「Pasta Felice Ayu(清流宮川の鮎)」、1人前より少し小さめサイズです。鮎のパスタ、予想もつかない!il vivo細川シェフの手でどのように作り上げられたのか楽しみにしつつ調理しました。パスタの種類はペンネリガーテ。先がペン状に尖っているパスタを「ペンネ」、さらに筋が入っているものを「リガーテ」と呼ぶそうです。
爽やかな鮎の香り、しっかりと感じます。ホロホロの身と骨が絡まり、鮎香る上品な味わい。まさに清流の町ならではのパスタ!たっぷりの野菜は、色鮮やかで甘いカボチャ、味しみしみのナス、そして肉厚な奥伊勢キノコの食感が良いアクセント。
今回試した2種類どちらも、イタリア料理il vivoだからこその美味しさで、さらに野菜がたっぷり取れて、その味も食感もさほどインスタントを感じさせないところに感動しました。
ぜひ多くの方に知っていただき、応援していただきたい!!
伊勢志摩の三重通!
濱地雄一朗さんは三重のお土産などのWEBメディアを運営されている三重通です。(ウツボを捌いて干物をつくる記事おもしろいです!)
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以下、濱地さんからの寄稿文。
調理時間約10分で出来上がった本格パスタ「奥伊勢ジェノベーゼ」。
パスタはモチモチで、ホクホク・シャキシャキな野菜は食感も楽しめます。味わいも絶品。5分で完食。水のみで味付け不要な本格パスタが気軽に食べられてしまうなんて、感動。
仕事やプライベートで忙しい人も、手軽に本格パスタが食べられるのは魅力的です。また、軽くて持ち運びしやすいので、アウトドアでも活躍しそう。調理工程を知らずに奥伊勢ジェノベーゼを食べた方は、まさかつい数分前まで、パリパリなパスタ&野菜だったとは思わないでしょう。しかも、野菜は地元産。奥伊勢の魅力がギュッと詰め込まれたジェノベーゼです。今度は海、山、川などの大自然の中で作って味わってみたいです。
漁師町のデザイン会社経営者!
1回目の緊急事態宣言時には「OTONAMIEでテイクアウト特集をやろう!」とご提案いただいた東城さん。なんともOTONAMIE的なお店紹介の記事をご寄稿いただきました。
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以下、東さんからの寄稿文。
地元、紀北町では、本格的なイタリアンを食べれないということもあり、茹でるだけで食べられるパスタを楽しみに調理してみました。
今回食べたのは「魚介のラグーソース」。分量が1.5~2人前と書いてあったのですが、調理する前は本当にそのくらいあるのかな?という印象でしたが、出来上がってみると結構な分量。お皿2人分に盛り付けるとちょうどいい感じです。
実食した感想としては、奥伊勢野菜の濃厚な味わいが感じられ、パスタ自体もしっかりした美味しさがあるので、上手く調和しているようと感じました。
野菜は乾燥野菜だったので、あまり期待はしていなかったのですが、食べてみると野菜本来の味が損なわれるのではなく、乾燥したことにより新鮮な野菜より濃厚な味わいに感じられました。オクラの粘りも強く、野菜の美味しさが際立つパスタでした。
桑名のパワーブロガー!
突っ込み型の記事にファンも多い福田ミキさん。桑名の文化遺産的「ドムドムバーガー」の記事は、何度も読み返したくなる愛が詰まっています。
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以下、福田さんからの寄稿文。
(福田さんが運営するスペース・ニカイよりリポートいただきました)
桑名のワーク拠点「ニカイ」にシャレオツなパスタが届きました。ジャジャーン!!
たまたまアウトドア好きな面々が集まっていたため、振る舞ってみることに。
最初は、ラグーソースのパスタ。
東紀州や伊勢湾などで揚がった魚介類を骨ごと圧力をかけてミンチにしたものらしい。
袋を開けたら、そのままガサっと熱湯へ投下。
「最高やな」
さて、お味はいかがですか??
「美味しいわー」
「うん、美味しいね」
「うまいね」
皆さんの表現力ってば…。
どうやらアウトドア派の関心ポイントは「少量の水」と「湯切り不要」な部分のよう。
続いて南伊勢の真鯛パスタ。
同じくガサッと熱湯に投下。
軽くかき混ぜ蓋をして、
ふわんと完成。
便利!
さてこちらもお味はいかがですか?
「鯛だ。鯛がおる」
少量の水でとにかく簡単。
それでいて地物の食材を使った本格パスタは、キャンプ飯にも非常食にもとても好評でした。
そして話題は、防災へ。
美味しいパスタを通して、いざという時のための備えと心構えについて話す機会にもなりました。
やさしく奥深いシェフの味
最後に私は、松阪豚を使ったボロネーゼをリポートさせていただきます。
作り方は他のパスタ同様に、袋をあけて乾燥剤とオリーブ以外を鍋に入れ、10分程煮込めば完成。とても簡単です。
野菜の甘味を感じるやさしい味なのですが、肉の上品な旨味がベースにあるので奥深いお店の味わい。丁寧な仕上がりだと感じました。しっかりとした肉の旨味に赤ワインが合います。子どもたち(ベビー含む)も美味しいと喜んでいました。
三重を語るひと皿を応援!?
実は今回、皆さまにご協力いただいた背景には、こんな事情がありました。
先日il VivoさんからOTONAMIE宛にメールが届きました。内容を要約させていただくと「コロナ禍でイベントなどに出店できない状況が続きました。そこで新商品を考案。開発には成功したのですが資金が不足して量産のための設備等も不足。現在クラウドファンディングに挑戦しています。多くの方に取り組みを知ってもらえたら」という趣旨でご連絡をいただきました。
ちょっと食べてみたくなった!
キャンプ飯や防災用に買ってみよう!
そんな方は、ぜひこちらをご覧ください。
食材の宝庫・三重を語るひと皿は、贈り物にも喜ばれそうです。
イタリア料理 il Vivo(イルヴィーボ)
多気郡大台町江馬148−1
hp https://ilvivocappa.stores.jp/
fb https://www.facebook.com/il.vivo
in https://www.instagram.com/il_vivo_cappa/
※毎週木曜日は大台町江馬銀座で店舗営業されています。
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事