今年の2月ごろから、
ほぼ毎週のように僕の家に足繁く通ってくれている
一人のミュージシャンがいます。
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彼の名は平岡孝紀。
伊勢在住のデザイナー兼ミュージシャンであり、
実は僕の出身校でもある皇學館高校の大先輩。
ミュージシャンとしては、
三重県民には馴染の深いスーパーマーケット、
ぎゅーとらのテーマソングを歌っていた過去もあるので
いわゆる僕と同じ、
ローカルミュージシャンとしても先輩です。
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そんな大先輩が、先輩風を一切吹かせる事もなく、
僕みたいなどうしようもない後輩の家に、
かれこれ半年近く来続けてくれるには理由があり。
普段、彼は自身がフロントマンを務めているバンド
CLYDESDALEとして活動しているのですが、
平岡さん以外のメンバーが愛知県名古屋市在住という
都市部と地方を自由に行き来できないこのご時世柄、
音楽活動にも制限ができてしまっているのは
もはや世界中のミュージシャンあるあるだと思います。
そんな折に、ご自身の娘さんの
幼稚園の卒業式のテーマソングを作るという、まるで
ミュージシャンパパの鏡みたいな事をしたいから
協力してほしいという話をもらったのが、
確かこの2月の半ば頃。
この時は時間もなかったので、
短期集中型で作品を吐き出し
幼稚園の卒業式に間にあわせることができました。
そこから偶然も重なり、立て続けに3曲、
平岡さんの楽曲のボーカル録音、
そしてMixからマスタリングまでを担当してました。
ちなみにまだあと1曲作っている最中なので、
全部出来上がってません、
月末入稿目指しているのですが、
必要な楽曲データがまだ手元に来てないので
内心ヒヤヒヤしてます(笑)
![](https://otonamie.jp/wp-content/uploads/2021/08/DSC01989.jpg)
今回、記事にしたいと思うに至ったのは、
先日世に送ったばかりの3曲目。
「花火と君」というナンバーについて。
去年から、日本はおろか、世界中から”普段”が消え
ここ日本でも、風情にあふれた四季折々のイベント、
お祭などが姿を消しました。
僕たちの住んでるここ伊勢もそう。
伊勢まつりや河崎天王祭、高柳の夜店。
そして、宮川の神宮奉納花火大会など、
伊勢の風物詩もなりを潜めています。
さみしい限りです。
その気持ちを少しでも紛らわせたいと、
歌詞や曲の世界観の中に、
ありったけの”日本の夏”を投じた本曲。
そして作った楽曲を、仕事が激減してしまった
花火師へ還元したいという強い思い。
去年、僕は同じような思いを持って曲を作り
ライブハウス支援という大義を勝手に抱え
日本全国のお世話になっている
ライブハウスへ支援金を送って回りました。
なので今回のアクションは
僕なりに共感するものがあり
微力ながら力になりたいと思いました。
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そして偶然、
僕の仲間たちも平岡さんの制作サイドについていました。
題字には松阪の書道家、伊藤潤一。
花火のジャケット写真はOTONAMIEでもおなじみ、
僕と同じくUstreetから、井村のよっちゃん。
PVは僕の幼馴染、カメラマンの古市真崇。
キャストも仲のいい友達。
曲中の尺八は全国行脚の相方である竹内洋司。
お手伝いにも芸大の同期okayu effectsが
参加してくれたりと、
僕からしたら安心かつ気心知れたメンバーが
いつのまにか平岡さんの脇を固めてくれていました。
いやー、心強いもの。
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そして個人的に嬉しかったのが、
彼のバンドCLYDESDALEのメンバーも
制作に多大な貢献をしてくれたということ。
![](https://otonamie.jp/wp-content/uploads/2021/08/IMG_6910.jpg)
音ネタは基本的にバンドメンバーが作ってくれました。
際して、曲の方向性や技術的な相談などを、
伊勢と名古屋をリモートで結び
未だ直接会ったことのないミュージシャンと
毎晩のようにディスカッションを重ねながら
じわじわと楽曲を作っていく。
僕のような田舎の自称ミュージシャンには
中々できない経験で非常に新鮮でした。
おかげですっかり寝不足の日々です。
![](https://otonamie.jp/wp-content/uploads/2021/08/DSC02095.jpg)
もちろん、
直接スタジオに集合して面と向かって相談しながら
楽曲を作っていったほうが遥かにやりやすいし、
時差もないので話も早いです。
僕の言葉を使って表現するなら、アナログ最強です。
ただ、それが難しい中で、デジタルの恩恵に甘え倒し、
いかにお互いがやりやすい方法を探って
もともと”見ず知らずの仲間”相手にお互いの好みや
バックグラウンドを理解しながら進めていくのも、
やったことない事に挑戦してる感が出ていて
楽しいものです。
メジャーであれインディーズであれ、
1曲を世に送る裏側には沢山の人の協力があります。
ミュージシャン本人の力自体は
実際とても微力なものだと僕は思ってます。
いろんな人の微力が集まって初めて作品は大成するもの。
今回できたこのウェーブは
平岡さんの人徳だからかなと思いますし、
彼の性格がこの曲にはっきり表れていると思います。
半年間、一緒に楽しみ、
時に苦しみ悩みながら作業を進めてきました。
本来なら、大変だった思い出を
適度に脳みそが美化してくれた上で、
いい思い出だと振り返りたいところですが、
これはまだ終わってない話だし
この夢からはもう少し醒めたくないので、
逆に、中途半端なところで、
一旦この話からはおいとましようと思います。
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よろしければ、
この続きは是非耳で体感してやってください。
同じ伊勢志摩のミュージシャンとして応援してます。
・・・平岡さん高校の先輩やし、一通り終わったら
いきなり後輩風でも吹かせまくって
焼肉にでも連れていってもらおう⭐︎
平岡孝紀
“花火と君” DLサイト↓
【https://linkco.re/NCg27R0v】
各SNSはこちら↓
https://linktr.ee/hiraokatakanori
☆おまけ☆
伊勢弁LINEスタンプ(てるざえもん
https://line.me/S/sticker/1074443?lang=ja&ref=lsh_stickerDetail
![ogurock](https://otonamie.jp/wp-content/uploads/2023/01/72465142_2535578396518643_5908640750249181184_n-150x150.jpg)
ogurock(おぐろっく)OTONAMIE公式記者。
伊勢市河崎在住のしがない路上アーティスト。普段はごく普通のサラリーマンだって言ってるのに誰も信じてくれないんです。
日中は伊勢の河崎にあるお塩屋さんの下っぱしてて、同じく実家の鰹節屋、小久保商店も切盛りしてます(鰹節は削れません)
ギターはちょっとだけ弾けます。趣味はリサイクルショップ巡りと一人旅。2018年からツアーミュージシャンしてます。
みなさま何卒。なかよくしてね。
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