彼は本当に24歳なのか⁇ サッカー選手なのか⁇
それが最初に感じた驚きだった。
私は学生時代ソフトボールをやっていたこともあって、スポーツ観戦と言えば野球だった。勝手なイメージで申し訳ないのだが、サッカー選手ってチャラチャラしてるよね、と思っていた。
そのあまりに勝手な私の思い込みを見事に打ち砕いてくれたのが、今年Jリーグ昇格を目指す鈴鹿のJFLチーム、鈴鹿ポイントゲッターズの背番号8番 海口彦太選手だ。
海口選手のサッカー人生の原点は幼稚園の年長さんの頃にさかのぼる。そのサッカーを始めた動機というのが、20年余り経とうとしている現在も実はあまり変わっていない。
それは「人と繋がりたい」という気持ちだ。
幼稚園児の海口選手は「友だちと一緒にいたい」という気持ちでサッカーを始めた。それからはずっとサッカー漬けの日々だった。
そして、彼のサッカーは親元を離れた関西学院大学時代に大きく変わったという。
サッカーが大好きな父から離れたことによって、本当の意味で自分のサッカーと向き合うことが出来た。それは、「お父さんの期待に応えたい」という重責から自由になり、誰も自分を知らない中で、初めて自分にとってのサッカーを考える転機となった。
しかし最初は部員180名を超える名門の関西学院大学、5軍でのスタートだった。だが不思議と絶対的な自信があった。「自分ならいける」 その思い通り3年の夏、彼は見事1軍のレギュラーを勝ち取った。
そしてあの伝説のジャイアントキリング、天皇杯でのガンバ大阪に勝利するという偉業を成し遂げた。
そして、海口選手は岐路に立っていた。
同じチームの中には就職活動を始めている仲間もいた。悩んでいた。
サッカーを続けるのか、就職か。
彼が選んだのはサッカーだった。それはサッカーが「後悔しない方」だったからだ。
そして現在、鈴鹿ポイントゲッターズのMF兼広報の仕事も意欲的に取り組んでいる。運営側の仕事をすることで、改めて実感したのは、「スポンサーやサポーターの皆さんのお陰でサッカーが出来ているということ」、だと語ってくれた。「試合の為に裏で頑張っている人たちにもスポットライトを当てたい」、実直で優しい海口選手らしい言葉に感動。
フィールドに立てている本当の重みを生で感じたからこそ、彼はさらに強くなっている。
1番嬉しいのは勝ってみんなで喜んでいる時
今年のチームの目標はJリーグに昇格だ。それに向け、今チームは1つになっている。ミラ監督がチームを「家族だ」と言うこの雰囲気で、全員でボールを取りに行く熱量を持てれば、きっと勝てるだろう。
海口選手にとってもこの1年が勝負の年になるに違いない。それは新たなる岐路に立つからだ。
Jリーガーになるか引退するか
子どものころからの夢「Jリーガーになって大きなスタジアムでプレーしたい」
彼はたくさんの人から応援されていることを全身で受け止め、「結果を出すために頑張るしかないです」と素敵な笑顔で決意を語ってくれた。
サッカード素人だった私だが、今や彼と鈴鹿ポイントゲッターズの試合結果に一喜一憂している。
地元鈴鹿のチームが夢を叶えるストーリーをみんなで盛り上がって応援していきましょう!
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海口選手も出演! 「鈴鹿ポイントゲッターズのらじお」 公式Instagram https://www.instagram.com/p/CMly12fHmVl/?igshid=1j0ved2fnpb4t
「ひと」が好き。出会った「ひと」の様々な魅力を伝えていきたいと思います。
フットワーク軽く、「美味しいよ」と聞くとどこでも飛んで行っちゃうし、楽しいこと大好きです。鈴鹿で育った私の趣味は食べること、飲むこと、キャンプ、フェス、スノーボード、読書、noteなど。良いもの、良質な情報を多くの人にシェアしたい!と日々活動しています。 得意ジャンル:★カレーパンタジスタ★セミナー講師★ブックソムリエ