ホーム 01【食べに行く】 桑名の蛤、知ってるようで知らなんだ。問屋さんに聞いてみた!

桑名の蛤、知ってるようで知らなんだ。問屋さんに聞いてみた!


小学校の時の同級生と久々に、そしてたまたまSNSでやりとりをしたら、

いとこが蛤屋さんやで出産祝いにハマグリ送るわ!と言われ、翌日届きました!早っっ🤣

桑名生まれ桑名育ちの私は、もちろん桑名蛤贔屓なので、先日も三女のお食い初めで、商店街の魚屋さんに地蛤(ジハマと言い慣れ親しんでいます)を買いに行き、お吸い物を作りました。

が、送られて来たハマグリちゃんは、なんと中国産。

おいおい、桑名の蛤じゃないってどういうこと〜??

桑名の蛤は貝殻の模様が八の字なんだぜぇ〜

期待外れだぜ〜

え、美味しいやん🤣🤣🤣

そう、6センチほどもある大きな殻にぎっしり詰まった身。

プリプリで美味しかった。。。

美味しかったよ。。。

そもそも私、桑名の蛤屋さんってどこにあるか知らんし!

マルヨシ水産ってどこ!?

と、現地に伺うことにしました。

迎えてくださったのは5代目の次期社長。

まだ30代の、超子育て世代!親近感!!

取材に連れてった生後4ヶ月の三女がぐずぐずするので、勧めていただいたソファにも座れず、見学しながらお話を聞かせていただく事に。

 

まず、なぜ中国産の蛤なのか。

もちろん地蛤は美味しいです。

ただ、地蛤には明確にシーズンがあります。
地蛤は8月半ばに産卵することから、旨味を蓄える梅雨あたりがとても美味しいとのこと。
それに比べると中国産は安定した品質でリーズナブル。
いつでも美味しいのだそう☺️

中国産なんて美味しくないのでは?と思っていたけど、イメージが変わりました!

TPOに合わせて産地を選べるのは良いですね!

そもそも、中国の蛤は、何日も飲まず食わずでギュウギュウに詰め込まれて日本にやって来るのに、何とも元気なのだそうです。

(一応砂出しするか、とボウルに塩水作って蛤入れて少し置いといたら、戻った時キッチンの床が水浸しになってて、娘が手洗う時に失敗したのかと疑ったけど、犯人は蛤だったという事件発生)

その蛤をまずは畜養池に放します。

元気な蛤は砂に潜っていくが、あまり元気がなかったり、死んでしまった蛤はそのまま砂の上に残るので、ここで取り除きます。

元気がないと砂をうまく吐かず、あの、いや〜な「ジャリッ」になってしまうのです。(美味しいどうこうの前に、あれに一個当たっただけでテンション下がるやつ)

その後元気な蛤だけを、紫外線殺菌した海水で24時間以上砂抜きし、更に人の手で選別し、箱詰めして出荷されます。

この紫外線殺菌がポイントで、蛤の口が開いた瞬間、生に近い最高にやわらかい状態で食べても食中毒になる可能性を低くできるそうです。

どうやら最高級とされる三重県の牡蠣はほぼこの方法で殺菌されているらしいです。(牡蠣はよく当たると言われますもんね)

選別は熟練の技。この方は何個も同時に音を聞き分け、割れた貝などを見つけることができるそうです。

 

もちろん中国産だけでなく、桑名産の蛤も、漁師さんから競り落とした後は、同じように畜養池からの工程を経ます。

マルヨシさんは、元気で美味しい蛤をとる漁師さんというのを知っていると言っていたので、何が違うのか聞いて見たところ、とり方がポイントなのだそう。

乱暴にとると、貝は自分の水管やベロを噛み切ってしまい、弱りやすくなってしまうらしいです。

長年桑名で蛤を買い付けているマルヨシさんならではですね!

 

そんなマルヨシのノリノリの5代目。

親近感。

 

 

そして気になった木箱、とプラかご

なぜか関西方面へは木箱、関東方面へはプラ籠へ入れて出荷されているそうな。昔からそうで、なぜかは四代目も知らないらしい。なぜ。

首都圏のお店へもブランド蛤として出荷されており、

東京の「伊勢すえよし」さんとコラボした

【三重の恵み】プロジェクトで使われているはマルヨシ水産さんの蛤です!

あと、マルヨシさんが扱っているのが三重県産のしじみ。

この日も大きなしじみが選別作業中で、まんまとしじみを食べたくなったので、いただいて来ました。

しじみは冷凍すると栄養価が上がるそうなので、基本は冷凍で販売されています。価格は500gで600〜700円程度(時期によります)問屋直売価格なので、スーパーなどよりは2〜3割安いです。

もちろん蛤も安い!

キロ単位で値段が表記されてますが、「5個ちょだい!」にも対応してくださるそうです。

これはお得。。。

「お食い初めや初節句に蛤欲しいわ」というときは予約しておくと確実です!

 

まだまだいろんなお話を聞いたのですが、私の文章力ではまとまらないのでこの辺で。。。

マルヨシさんの取材記事は「三重の恵み」のページにもあるのでよかったら読んでみてくださいね〜(執筆放棄!!)

 

【お問い合わせ】

有限会社 マルヨシ水産

511−0034  三重県桑名市地蔵147−3

0594-23-4006

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