新型コロナウイルス感染症感染防止に伴い、三重大学生は、外出自粛、オンライン授業での自宅学習を行っています。それをうけて、学生らは何を思い、どんなことをしているのか、この記事では追及していこうと思います。今回は、ZOOM、LINE、Twitterを駆使してインタビューを決行しました!
今回、ご協力いただいたのは、7名!(五十音順)
大林まいこさん(三重大学工学部3年)
落合均美さん(三重大学 教育学部3年)
北森輝さん(三重大学医学部4年)Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100015190692804
シュテーグミュラー・トアベンさん(ドイツ人留学生)
橋爪花夢璃さん(三重大学人文学部4年)
ぼてぃさん(三重大学人文学部3年)Twitter:https://twitter.com/bo_bo_bo_bo_o
まさきさん(三重大学1年生)
ありがとうございます!
〇授業がオンラインとなりましたが、どう思いますか?
さて、最初の質問ですが、皆さん共通して、不安視されていました。
落合さんはすでに何度か、オンラインで授業のガイダンスを受けましたが「回線の接続が悪く参加できていない学生もいた」と語ります。「教育実習もあるはずだが、情報がない」としています。
今期から研究が始まる工学部の大林さんは「WEB上で研究が行えるとは思えない。どうなるか、まだ全然わからない」といいます。
ゼミメンバーで協同論文を作成しなければいけない ぼてぃさんは「指導教員が、(大学が推奨している)ZOOMではなく、Microsoft Teamsを使用している。僕らもそれに合わせて、ZOOMやらMicrosoft Teamsで使い分けるのが大変」と四苦八苦している様子でした。
さらに、今春から三重大学に入学したまさきさんは、友人を作れない状況を第一に不安視して言います。入学を機に、地元を離れ、大学近くで一人暮らしを始めたため、頼れる友人が傍にいないといいます。初めての大学生活で、授業の履修の仕方、サークルの活動、アルバイトなど、わからないことだらけ。情報源がSNSを中心になっており、他の一年生の行動が非常に気になるということです。
〇どのような影響がありましたか?
北森さんは、SDGsや高校生のキャリア支援を行う活動をしていますが、今年の活動は白紙に。「アルバイト先も営業が休止して、収入も減った」と語ってくれました。
今年大学4年生になった橋爪さんは、就職活動に大きな影響を受けているようです。「この時期の説明会はすべてWEBになった。スーツを着なくていいことや、交通費が浮いたのはいい点だと思ったが、幅広く企業を見られないのは、残念。」と、難色を示しました。
ドイツ人留学生のトアベンさんは「母国が心配。ドイツのニュースを頻繁にチェックしているし、家族とも連絡を取っている」とし、「貴重な留学期間だから、もっと日本中を旅行したかった。しかし、この状態では仕方がない」と残念な様子。「現状、外国にいることは不安ではないのか?」と質問したところ、「日本の友人たちが、サポートしてくれるから問題はない」と明るく語ってくれました。
〇外出自粛という状況ですが、なにをして過ごされていますか?
「部屋の模様替えや自炊をするようになった」という回答が多くありました。一方で、普段からあまり外出をしないという大林さんは、「外出自粛といわれても、普段と日常は変わらない。むしろ、家でくつろぐことが素晴らしいとされる雰囲気は、引きこもりにとっては、ありがたい(笑)」という話も。非常にユニークな視点で面白いと思いました。
三重大生YouTuberでもあるぼてぃさんは、この期間をYouTube研究と動画編集に費やしている。「毎日YouTuber水溜りボンドさんの動画を6本見て研究している。画面の切り替えや、突っ込み回数など出来る限り細かく研究している」として、時間を有効に使っていると実感しています。
ちょうど新型ウイルスが流行する前に、三重県紀宝町から木曾岬町まで旅をする三重県縦断旅の様子を動画に収めていました。現在は、その動画編集に奮闘中です。また、履修やサークルに対して不安を持っている新入生向けに、履修登録の仕方やサークル紹介などの動画をアップしているとのこと。三重大生は特にチェックしてほしいです。URLはこちらhttps://www.youtube.com/channel/UCwvVCqCU-K-uSCHoevu5uwA
〇この状態を乗り切るためには、どうすればいいと思いますか?
「まずは外出の自粛が一番」と指摘するのは、医学部北森さん。大林さんも「自分の行動に責任をもって」と喚起します。
「不安な状況だからこそ、自分たちの主体性が試されているような気がする」と落合さんは語り、はやい段階から自身で外出を自粛し、アルバイトの出勤も控えるようになったそうです。
〇今後 三重大学あるいは日本はどのように変わっていくと思われますか?
自身でYouTubeを製作するぼてぃさんは、「オンライン授業が身近になってほしい」と期待の声を上げて、オンライン授業と対面授業の組み合わせが重要だと推進します。
橋爪さんは「リモートワークが普及することで、産休制度など働き方に良い効果をもたらしてほしい」と就活生らしいコメントをいただきました。
新入生のまさきさんは「早く大学に行きたい。授業にサークルや趣味など、大学生活を思いきり楽しみたい」と思いがこみ上げます。
大林さんは最後に「今回の感染症は、教科書にのる一大事だろう。自分たちがなにを考え、どんな行いをしたかを自覚し、自分の子どもたちに、今回の様子を伝えていきたい」と未来展望を語っていただきました。
〇さいごに
みなさん!インタビューご協力ありがとうございました!各々で考え行動されている様子が知れて、自分にとっても大きな刺激になりました。
いまは、不安なこともあるかもしれませんが、皆一丸となって、責任ある行動をとり、通常のキャンパスライフの帰りを待ちましょう!
小西 凌 三重大学地域イノベーション学研究科 博士課程前期。大学院では、教育学と社会学を専攻にしています!この記者が登場する記事