ホーム 01【食べに行く】 あれもこれも燻製されている錯覚にご注意~魅惑の薫香~燻製専門店 魚寅へようこそ。

あれもこれも燻製されている錯覚にご注意~魅惑の薫香~燻製専門店 魚寅へようこそ。

店内に一足踏み込めばピアノが奏でるモダンなジャズが流れ、芳醇な燻製の香りが広がります。

 

ここは昭和に鳥羽の台所と呼ばれた鳥羽なかまちにある

燻製専門店 海童工房 魚寅」。

 

魚寅店主の杉田さんは燻製の旨味にとりつかれた妥協を許さないこだわり人。お話するとわかりますが、とにかく燻製や旨みが大好きなんだなぁということが伝わってきます。

杉田さんも燻製されているのではないかという錯覚に陥ります。 とってもやさしいお人柄。

また、杉田さんは何でも自分で手作りしてしまうDIYブームの先駆けのような方です。

手作り店看板

 

手作り商品看板

 

棚は実は日本酒バーをはじめるため高くしたばかり
手作りの商品棚、もちろん商品も手作り

 

そしてなんといっても驚きなのが・・・

燻製釜も手作りしてしまったこと。

これがその燻製釜!左からを、右から冷気を送ることで温度を調整できます。

 

燻製には熱燻温燻冷燻と種類があるそうです。たんぱく質は45度程度で熱変性を起こします。魚寅燻製窯では冷燻も作ることができる優れものです。食材に合わせて、温燻冷燻、燻製用チップの種類などカスタマイズして商品が出来上がっていきます。

 

なかでも代表的な人気商品は「牡蠣の燻製オリーブオイル漬け」です。

鳥羽産の牡蠣を使い、試行錯誤を重ねた味付けと香り高いブナのチップで燻した逸品です。ふたを開けると、ご家庭でも魚寅おなじみ芳醇な薫香(くんこう)に脳を揺さぶられます。魚寅の燻製商品に共通する「薫香」が魅惑のキーワードだと思います。

これは・・・美味しくないわけない。濃厚な旨みを薫香とオリーブオイルがやさしく包んでいます。

 

オリーブオイルも捨ててしまってはMOTTAINAI頭の中でワンガリ・マータイさんがささやきます。牡蠣の旨味と薫香が乗ったオイルは、パンにつけたりパスタにからませたり・・・燻製の魅惑の世界へいざなわれていく。

平貝って何?ググると想像するよりずっと大きな貝がヒットします。
平貝(たいらぎ)の燻製もおススメです。もうですね、とまらないです。文体が乱れるほどに。

 

炒飯などの炒め物、鍋の隠し味、ちょっと入れるだけ
燻製以外にもおススメ品が。新商品のカタクチ鰯の魚醤油です。隠し味に使えば旨味を格段にアップさせる優れもの。

 

魚寅はもともとは杉田さんの父親の代から海産物の卸問屋をされていました。創業100年以上で、ここの店も以前は魚屋だったそうです。「こんなもんが残っとるんですよ」と出してきてくれたのが、志摩保健所第一号のふぐ取扱営業登録済の許可証。

年季がとても入っています。ん?これも燻製されているのでは・・・おふざけがすぎますね。

 

父親が大阪の業者にふぐを卸していたこと、鳥羽は昔はボラ漁が盛んで多いときで1日に何十トンも買い付けて津や松阪に売りにいっていたことなど、懐かしそうに話してくれました。

鳥羽なかまちは昭和の町並みが残る赴きある町。そんな風景と重なって古き良さを垣間見た気がします。

鳥羽に遊びに来た際は、鳥羽なかまち散策をしながら魚寅の杉田さんに是非会いに行ってみてください。「食べてもらわんとわからない」と試食も出してくれますので、燻製の旨味入門にはもってこいのお店ですよ。

 

<鳥羽なかまちの魅力が詰まったイベント>
2018年11月11日()に定期的に開催されている「鳥羽なかまちマーケット」が開催されます。

 

時間 15:00~17:00
会場 鳥羽なかまち(〒517-0011 鳥羽市鳥羽)
公式URL http://www.tobanakamachi.com/
アクセス 中之郷駅から徒歩約5分(公共交通)、伊勢ICから約15分(車)
駐車場 有り

 

イベントに向けた魚寅チラシを杉田さんが自作中。 これは海津の干物の切り張り絵です。

魚寅では鳥羽郷土料理「海津(かいず)の干物」が食べられるかも。日本酒ショットバーも開催予定。日本酒と燻製って最高やないかい。

 

【魚寅 店舗情報】

営業時間 9:00~17:00
定休日 水曜日
電話番号 0599-26-4000
公式URL http://www.kaidoukoubou-uotora.biz/
駐車場 有り

 

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