目指したのは、
美味しい”パン”ではなく、美味しい”ハンバーガー”
東京砂漠のオアシス
新宿の高層ビル群を抜けた代々木駅近くに、
「水場」として親しまれている店がある。
クラフトビール専門店『Watering Hole』
陽も暮れぬ夕方から賑わいをみせる店内。
半数以上は外国人客で、
一瞬ここがどこだかわからなくなるレベル。
クラフトビールの銘柄は常時入れ替わり、
樽生ビールも21種類以上と
ビール好きを魅了し続けている店である。
そんな水場で出会ったのは、
一体感がすごいハンバーガー。
世界を回って行き着いたハンバーガー
シェフ:『美味しいパンと肉を使えば、美味しいハンバーガーが出来るわけではないんです』
ジャンル問わず、
レストランが大好きで、
世界のベストレストランを回ったというシェフ。
イギリスで働いていた頃、
特に苦労したのは賄い。
食文化や味覚の違う人種が集まる環境下、
皆が気に入る料理を追及したところ、
行き着いたのが”ハンバーガー”
そしてニューヨークにて、
最後に噛みしめた時まで味い深く、
もう美味しいしか言えないハンバーガーに出会ったのだそう。
その後、帰国してからコミットしたのが、
このWatering Hole。
看板となるフードメニューは、
今までの経験で世界中の人が好きな物を出したいと考えた。
そう、ハンバーガーである。
食材もこだわった。
パテに使う肉は、
幻の牛ともいわれる尾崎牛。
野菜は、
甘みのある完全無農薬野菜。
そしてバンズは、
代々木上原にある「カタネベーカリー」の、
三重県産桑名もち小麦を使ったパン。
実は苦労したのは、
このバンズだったという。
美味しいパンは色々ある。
でも肉を主体とし、
双方が溶け合うような、
もっと一緒、もっともっと一緒になるような、
一体感のあるコンビネーションを追及したかった。
試行錯誤を重ね、
最後の砦だったのが、
現在の桑名もち小麦を使ったパン。
独特の食感を持つこのパンと出会い、
Watering Holeのハンバーガーが完成した。
こだわった一体感!
その”もっともっと一緒”なハンバーガーがこちら。
かぶりつくと、
噛み応えのある風味高いパテと、
もちっと食感のバンズ。
ピリッと効いた和がらしもイイ。
―—シェフ、すごい、一緒になってます!!
フルーティなクラフトビールとも
相性が抜群だ。
何ていうんだろう、
口のなかで溶けるぎりぎりまで、
噛みしめたくなる感じ。
シェフのお話では、
ハンバーガーは今もブラッシュアップをしており、
どんどん進化中とのこと。
種類豊富なクラフトビールと味わえる、
”もっともっと一緒”なハンバーガー。
東京砂漠の水場で、
ぜひfavoriteなペアリングを探ってみて♪
Watering Hole
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-26-5代々木シティホームズ
電話: 03-6380-6115
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福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事