伊勢市河崎。
江戸時代、爆発的に増えたおかげ参りを支えた、問屋街。
趣のある蔵や古民家があり、最近おしゃれスポットとして、じゎじゎキテいる。
その象徴ともいえるお店、モナリザ。
代表的なサトナカクッキーや、安乗神社のお守りなども手がける。
“THE END”
気になる、Tシャツ。
バックにプリントされている謎の文字列は、フグの毒素の化学式。
焦り気味で一枚購入。
ディープで独特なセンスを感じるモナリザの商品。
アートなモナリザを運営するのは、EMELON(エメロン)というデザインユニット。マネージメントは、はしもとゆきさん、クリエイティブを中谷武司さんが行っている。
そんなEMELONが、モナリザの向かいに “たらちね” という民泊施設を作ったと聞いた。
たらちねって、漢字にすると垂乳根。やはりアート感が漂う。
早速、民泊施設を見せてもらいました。
古民家をリノベーションした建物に入ると・・
何だかアーティスティックな写真が。
ゆきさん:これは武司君の作品。河崎の若者が女装しているんです。
他にも、玄関には武司さんのアート作品が展示してある。
なるほど、垂乳根。
室内も見せていただいた。
2階も見せていただいた。
利用者は外国人が多いという。
ゆきさん:この前、オランダの方が利用して、そのお客さんの紹介でまた外国の方が来ました。海外でも口コミは通用するんだなと。
ゆきさんは、河崎という街のコンパクトさが好きだという。
ゆきさん:以前の河崎はぜんぜん観光地ではなかったし、私も河崎に特に思い入れはなかった。でも暮らしていると好きになってきて、河崎におもしろい人を誘致したなってきて。今、河崎は尖ったお店が転々と。まるで、おもちゃ箱をぶちまけたみたいに。
粋だなと思う。
冒頭に紹介した、サトナカは、カタカナの「サ」が十個のなかに「中」。
サトナカは元々、河崎にあった地名であり、今はない。
うどんの麺Tシャツ(写真右)。伊勢うどんだろうか。
先進的な尖った発想を続ける、EMELON。
クリエイティブを手がける武司さんは、NYに暮らしていたこともあった。
以前、武司さんにお話を聞いたときのコトを、私は思い出した。
武司さん:コンセプトは、Fine&Crazy。都会の真似だけはしたくない。
海外に暮らし、伊勢という地が、海外の歴史ある街に負けていないと感じたといっていた。
ゆきさん:遊びをつくり、ゲームにする。そしてそれを市場に放り込む感じです。
目まぐるしく変化し続ける世の中。
THE END。何かが終わっては、何かが始まる。
きっと、このような方々が新しい風をおこすのだと思う。
ゆきさん:廊下にあるこの柄、なんの柄がわかります!?
なんと!
スティーブン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督のホラー映画 “シャイニング” に出てくる、オーバールックホテルのカーペット柄らしい・・。
まさに・・
T H E E N D .
たらちね|tarachine
三重県伊勢市河崎2-6-1
tel 0596-22-7600
hp http://emelon.net/tarachine/
モナリザ
三重県伊勢市河崎2-4-4
tel 0596-22-7600
hp http://www.emelon.net/monnalisa/
EMELON
hp http://www.emelon-shop.net
fb https://www.facebook.com/EMELON-399403266782892/
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事