三重県庁から徒歩5分の喫茶店
三重県の県庁所在地の津。
県庁所在地のくせに…
駅周辺に喫茶店が少ない。
この日も「来庁までちょっと時間あるなぁ」って朝。
やっと見付けた喫茶店プチカフェへ。
出迎えてくれる動物たち。
タオル地のカーテン。
ピンクのステレオに3匹のにゃんこ。
キュートな店だ。
と思ったら、
本棚のラインナップが、
スポーツ新聞、ジャンプ、サラリーマン金太郎、似合うスーツの見付け方etc…
・・・ん??
ラブリ~な店内に男性客
コーヒー(410円)についてくるモーニング。
サラダ、ヨーグルト、ゆで卵、厚切りトースト、小菓子。
そしてやっぱり可愛らしい
ピンクのコースターとマット。
でも店内を見渡すと、男性客が多い。
ナチュラルに席につき、
いつものコーヒーを頼み、
新聞を広げて、朝のひと時をくつろいでいらっしゃる。
おひとりおひとり丁寧に迎え、丁寧に送り出すママさん。
「いってらっしゃい」
これまた朝に心地よい声。
喫茶マリンからプチカフェへ
今年で開店6年目となるプチカフェ。
ママさんにお話を伺った。
以前は、
水産会館に入っていた鰻屋さんが営む
喫茶店マリンに勤めていらした。
運営を任されており、
どうしたらお客さんに来て頂けるか、
どうしたらお客さんに喜んでもらえるか、
考えることが楽しかったという。
ところが、
鰻屋さんご高齢のため、喫茶マリンは閉店へ。
漁連の方から背中を押してもらい、
ご自身でお店を開くことにしたのがこのプチカフェ。
店名の「プチ」は
飼っていた猫ちゃんのお名前からとったそう。
当初、男性も女性も入りやすいように
落ち着いた店内にしようと思っていたのが、
今やすっかりママさんの趣味色に。
それでも場所柄なのか、朝は男性客が多い。
「男性が可愛いお店にいても問題なしですものね」
ちょっぴりいたずらな笑顔でママさんは言う。
実際、お客さんたちは各々の時間を満喫している様子。
OK、ラブリー!!
といっても女性も男性も。
男性客が多い朝から、
ランチタイムになると女性客も増える。
スイーツはスタッフさんの手作りなのだそう。
雨の日サービスも好評のよう。
いつでもお客さんの気持ちを大切にする謙虚なママさん。
可愛らしいアイテムに囲まれた店内で
男女問わず落ち着いて過ごせるのは
そんなおもてなし心に包まれているからかな。
さて、そろそろ時間だ。県庁まで徒歩5分弱。
踏切を渡って、階段を昇ると、
もう目の前は県庁。
プチカフェ (Puchi cafe)
住所:三重県津市栄町2-410
電話:059-228-1310
※モーニングは11時まで
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事