頻繁ではないけれど、時々お邪魔するお店のメニューが変わりまして。
料理の方ではなく、メニュー自体のレイアウトですけどね。
で、以前は手作り感というか、なんか自家製感のある写真だったんです。
新しいのは写真自体が美味しそう。
「どーしたのー?」って可愛く・・・、
もとい、世間話的に聞いてみたところ、プロの方に頼んだとのこと。
記念写真とかを撮影しているお店はいくつかあるけれど、
商品のスチール撮影をする方にはお会いしたことありませんなー。
どうやったらいい写真がとれるのか、以前から興味があったので、
メニューを撮影された桑名市のカメラマンにお話を伺いました。
Q.仕事では、どんな撮影が多いですか?
A.いろいろありますが、施設(建物の外観や店内など)や食べ物の撮影が多いです。
Q.撮影の時に気を付けることや、心構えを教えて下さい。
A.被写体に夢中にならず、冷静に撮ること。
あと忘れ物をしないこと(笑)
(忘れんぼ王子(?)の私には、非常にためになる心構えです・・・)
Q.広告やメニューとかの写真で、いかに良く見せるための工夫やコツを教えて頂けませんでしょうか?
A.全部写そうとせず、引き立たせたいものや部分を厳選し、画面内を整理すると良いかと思います。
Q.一回の撮影でどれくらいの枚数を撮影しますか?
A.ものによって違いますね。
食べ物の場合は1メニューで2~3枚が多いですけど、人物撮影などは1日で300~500枚撮ったるするの事も多いです。
Q.今でこそデジカメですが、フィルムカメラの時代と比べ、変わったことや変えたことはありますか?
A.よくなったことは、結果がすぐ見えるので気になる部分があればその場ですぐ再撮影できること。
悪くなった部分は、枚数を気にせず撮れるので、ついつい撮影量が増えてしまうことです。
意識的に変えていった部分としては…レンズを含め機材がかなり電子化されているので、
機械式の時代より取り扱いが丁寧になりました(笑)
Q.ミラーレスを良く見かけますが、仕事ではやっぱり一眼が良いと思いますか?
A.ミラーレスの場合、ピント合わせが被写体の動きに追いつかなかったり、
ピントが完全には合っていなかったりすることが多いです。
ミラーレス一眼(オリンパスOM-Dやソニーα7など)の場合はかなりそういう部分が解消されていますが、やはり画面上では細かい部分がわかりにくいことも多く、
じっくり撮影できる場面以外では一眼レフの方が有利だと思います。
電池の持ちなども一眼レフの方が良いですし(笑)
Q.これぞ三重県!みたいな自慢の一枚と、撮影の経緯を教えて下さい。
A.これぞ三重県!かどうかは・・・という感じですが、
多度グリーンファームでガールズバンドChelsy(http://chelsy-official.com/)のドラム担当、
AMIちゃんが「いちごアンバサダー」に就任した時に撮影した時、
多度グリーンファームさんより依頼されて撮影した1枚が気に入っています。
Q.思い入れの深いカメラは何ですか? その理由も教えて下さい。
A.キヤノンFTbというカメラです。
40年近く前の機械式カメラですが、僕が使った一番最初の一眼レフです。
今でも持っています。
Q.会心の一枚を撮った時の思い出を教えて下さい。
A.エアコンもあまり使えない中、6時間近くかけてメイクをしたモデルさんを撮影した写真です
メイクさんの頑張りも頭が下がる思いですが、モデルさんがルーマニア人で少しコミュニケーションが難しい中、良い表情を出してもらうためにいろいろお話をしました。
事務所には、カメラがずらり。
カメラや写真に興味のある方は、覗いてみては如何でしょうか。
faith[フェイス] 朝山明典さん
〒511-0078 三重県桑名市桑栄町1-2 サンファーレ北館2F
TEL. 0594-24-2151 / FAX. 050-3706-3428
http://fhm.jp/
グルメとアートをこよなく愛す、オネエ系ライター 得意ジャンル:グルメ・イベント