「10年先もお宅でお会いしましょう」
そんな理念のもと、
お客様との関係づくりに生きがいを感じているという住宅メーカー『株式会社やまぜんホームズ』さんが、
この春、東京証券取引所のプロマーケットに上場した。
ブラボー!!
OTONAMIEを応援してくれている企業さんでもあり、
早速お祝いを言いたくて、社長を訪ねた。
社長、上場おめでとうございます!!
やっとお会いできました!!
ご対面を果たせた場所は、
やまぜんホームズのインスパイア事業部で
展開している「だるまうなぎ 多度本店」
時代に合った遊び心ある暮らしを提供されているやまぜんホームズさん。
社長は一体どんなお考えをお持ちなのだろう。
今夜はゆっくりと、
OTONAMIE代表の村山が、対談スタイルでお話を伺っちゃいます。
味わいながら夢中で食べちゃいます。はふはふ。
村山さん、村山さん、対談ですからね。
はじめに、やまぜんホームズについてご紹介。
1978年: 建築リフォーム業「やまぜん開発」を創業(前野一馬社長が29歳の時) 2003年: 2017年現在: |
歓談のなかで
千代子夫人が尾鷲出身ということがわかり、
漁村フリークの村山と話に花が咲く。
ふと社長を見ると・・・
ところが、社長の中で、
今一番キャッチ―である『微生物』の話になると・・・
この差、まるで少年( *´艸`)素敵デス
大好きな微生物の話は一旦置いておいて、
やまぜんホームズさんの取り組みからお聞かせ下さい♪
◇住宅メーカーなのに、なぜ飲食事業を始めたのか。
お客様の晴れの舞台に活用してもらうための、
寛げるリビングの延長をつくりたいと思ったのがきっかけだね。
ご馳走とは親しい人と話をしながら食事をするということだと思っているよ。
――飲食事業で最初に手掛けたのが和食処「宙乃台所」。
宇宙は繋がっているということから付いた店名。
◇だるまうなぎは元々料理旅館だった?
—―多度大社南鳥居横にあるだるまうなぎ
実は、元々は料理旅館で、
廃業後、競売にかかっていたのだそう。
多度一帯を元気にしたいと思っていた社長が、
この店を引き取り、
鋭気を養えるうなぎ屋として再生させた。
—―多度エリアを伊勢のように賑やかせたいとの構想を抱く社長。
これ実現あるかも・・・。
◇それいいな!と共感できる暮らしの提案
――住宅の話を伺います。
やまぜんホームズさんの家は、
ヨガルームやインナーガレージ等、
時代的に「それいいな!」と共感できる要素が盛り込まれていますよね。
今の時代に求められているのはレジャー。
夢と遊び心で、
暮らしと余暇を楽しむことを一緒に考えることがポイントと考えているよ。
——ふむふむ。OTONAMIEでも、「共感」と「暮らしの提案」はキーワードだなー。
◇「一晩では語れない」という壮大な夢を、10分で語ってもらった。
一代でここまで築かれたというのがすごいですね。
海外展開もお考えなのでしょうか。
やりたいことがたくさんあってね。
この話、一晩では語れないけどいいかな。
――おもむろに出てきた社長の10年設計年表は、海外展開どころの話ではない壮大さだった。
夢は時間軸も考えて、
自己管理しないと叶えられないからね。
――現在67歳の社長。まだまだやりたいことがこんなにあるとは!
◇夢をみる力ってやつ。
今の若い層は情報が溢れていて判断に困る、
そもそも自分が何を求めているのかわからないという状況に陥っていると思うのです。
夢を語る大人が減ったからかもしれないね。
昔は夢を語る大人がいて、向かう目標があった。
夢は伝染する。
大きな夢を話すと、一緒にやりたい人が、磁石のように引き寄せられてくるものだよ。
社長は大きな夢こそ語るけど、
グチの類は一切言わないんですよ。
マイナスなことを言ってる暇ないからね。
経験を積んだことで
若い時よりも発想の閃きが冴えた気がするよ。
——社長のスタンスは、どんな話もまずは聞くこと。
YESもNOも言わない。
一旦、お腹の中に置き、熱を冷ますのだそう。
10年越しで寝かせ、軌道に乗った企画も多くあるという。
◇考え続けることが趣味。頭は常に動かしていたい。
ハイスピードでITが進化し、情報が簡単に取り出せる時代。
でも情報に頼り過ぎると、自分で判断しなくなってしまう。頭は常に動かし鍛えるようにしているよ。
ああしたらどうか、こうしたらどうなるかと、
社長は絶えず考えていますね。
こつこつと考え続けることがお好きなのだと思います。
考えているか寝ているかどちらかじゃないかしら。
OTONAMIEにも考えることが趣味の企画屋さんがいます。
その方は、直面した課題を「餌」と言っていますね(笑)
儲かる商売は頭を使わなくなるし、真似もされる。
儲からない仕事を同時に持つと、必死に頭を使う。
仕事量を増やすのではなく、アイディアや閃きが重要だよね。
◇スイッチが入った社長。微生物のお話。
人間は土で育ったものを口にし、土に生かされている。土、すなわち微生物。
微生物を研究している菌ハンターとも今、話を進めているのだよ。
き、菌ハンター??
あ、でも土は触るだけでも気持ちが落ち着きますよね。
あの温かさとか。
農家さんが愛情と時間をかけて作る土とか。
土に還るという表現もしっくりきます。
微生物は、人間の腸内環境も整えるらしいよ。
腸は第二の脳とも言われている程、重要な器官だからね。
当たり前に在る土の魅力や、その中に存在する微生物に惹かれるという点に日本人らしさを感じますね。
——社長のスイッチが入りまくりなので、割愛します。
◇何事もスタートの3年間は大変??
創業3年間は、多大なご苦労されたとのことですが、
3年を経たら何が変わりますか。
因みにOTONAMIEは立ち上げから一年5ヶ月です。
色々大変です。
それは今のうちに苦労しておくといいね。
苦しんだ分、頭も使う。
大切なのは、事業を通して広がる夢を語ること。
誰かに喜ばれることで付加価値が生まれるのだけど、
喜んでもらうための紐づけがまず大変。
みんなの困りごとにもちゃんと目を向けることかな。
なるほど。
実はOTONAMIEも4月から第三フェーズとして、
地域課題をもっと取り上げていこうと思っています。
いいね。
微生物についても、ゆくゆく事業に繋げようと思っているんだ。微生物は色んな力を改善してくれる。
一次産業参入も考えているよ。
何かを治療するのではなく、
本来ある力を蘇らせよう、強めようという考えがいいですよね。
——社長の微生物熱が凄すぎるので・・・割愛!
今はまだエビデンスがないようだけど、近いうち展開しそうな気がする。
この後、OTONAMIEのやりたいことについて、
熱心に聞いてくださった上、
出来ることは協力するよと言ってくださった社長。
フレームにとらわず夢を語り続ける社長は本当に魅力的で、
その情熱に心揺さぶられ
いつの間にか自分たちの夢も重ねていたほど。
わくわくの伝染・・・ここにあり!!
◇最後に・・・だるまうなぎにパワースポット!?
入口の床には
何かが埋まっているらしく、
手をかざすと温かさを感じられるパワースポット。
そして最後に・・・
美味しくいただいたうなぎへの哀悼と感謝を!なむなむ。
株式会社やまぜんホームズ
住所:三重県桑名市多度町下野代900
電話:0120-852-103
だるまうなぎ 多度本店
住所:三重県桑名市多度町多度182-17
電話:0594-48-7080
だるまうなぎは、レゴランドジャパン隣に新設される商業施設『Maker’s Pier(
噴水前34番でお待ちしています。
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事