ホーム 01【食べに行く】 01バー・スナック 【R20指定】今夜はまだ帰りたくない。大人が浸る至福のサードプレイス。

【R20指定】今夜はまだ帰りたくない。大人が浸る至福のサードプレイス。

夜、そしてコーヒー。

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夜、そしてカプチーノ。

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今夜はまっすぐ家に帰りたくないナ・・・。
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って気分の時に
どっぷりと浸れる隠れ家がある。
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~Authentic Coffee Beans~
BENIYA FACTORY

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▲2016年11月プレオープン。2017年1月から本格始動。

教えたい、
と同時に教えたくない

自分だけの隠れ家にしたい。

そう思ってしまうのだけれども、
隠しきれないほど素敵で、
眠れないほど興奮したから、書く。

 

■今宵、あなたはどれにお尻をうずめますか。

店内には、ゆったり座り心地の良いデザイナーズチェアーが並ぶ。

どうぞ、お好きな椅子へ。

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▲右側のチェアは、フェラーリのデザイナーのもの
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▲監督が座るためのディレクターチェア

オーナーが椅子にこだわるきっかけとなった
シネマチェア(映画を観るための椅子)も置いてある。

お尻をうずめたとき、
「えっ、こんなに違うの!?」と衝撃を受けたらしい。

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▲こちらはドリアデ社コステスチェア

お値段聞くと、どれもキャっ(/ω\)となります。

今宵、私はこちらの椅子で、気分♡

▲今宵私は、この姫チェアにします
▲コットンのふかふかチェア。窓はゆったりとした椅子に合わせ大きい。

 

■オーナーは競輪選手。豆への暴走っぷりがやばい。

オーナーは競輪選手の佐久間幸人さん。
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2001年から桑名市内にて、
ご夫婦で、喫茶「べにや珈琲店」を営まれている。

2016年いっぱいで、
競輪は引退するため、
大好きなコーヒーを追及すべく造られたのが
このBENIYA FACTORY

焙煎機はなんと3台も!!
個人店でこれってすごいでしょ。。

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▲(手前から)完全根風・半熱風・直火焼き。業界の人たちみてビビる

完全熱風の焙煎機は
超高額な為、
世界に15台しか出回っていないもの。

焼きムラがおきず、透明感ある綺麗な珈琲ができるそう。

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▲数種類食べさせてもらうと、豆の違いがよくわかる。苦くない!

豆へのこだわりはハンパなく、
ブラジルの農園への視察に加え、
全国で美味しいと云われる珈琲店には片っ端から訪問し、”美味しい珈琲とはなにか”を聞きまくったという。

「行けるチャンスは断らない」と語るオーナー。

▲試合で腕の骨を折り、そのままある珈琲店に直行し、変人扱いされたそう。そりゃそうだ。
▲試合で腕の骨を折り、そのままある珈琲店に直行し、変人扱いされたそう。そりゃそうだ。

うんちくだけでなく、
知る限りのものは全て試す。

最後に飲んで決めるのはお客さん。

そんな猪突猛進エピソードが面白すぎる。

こだわりのイエローブルボンを見せてもらった。

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▲なんとも言えないいい香り

質の高い品種「ブルボン」の中でも
5%しかできない希少な黄色い実。

適度な影と陽が必要で、
隣にシェードツリーとなるバナナの木がないとできないそう。

農園や豆、地域性や歴史等々、
オーナーの話を聞いていると、
珈琲豆のむこうの世界が見えてくるから不思議。

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▲焙煎機のカバーを外し、中の構造を説明してくれるオーナー

しかも、
あの世界のコーヒーハンター川島氏や、
日本のコーヒー情勢を左右すると云われるブラジルの珈琲鑑定士マルシア・ヨーコ・シモサカとも、お友達だったことが発覚。

ひゃぁ。

実は、BENIYAのオリジナルブレンドは
マルシアが監修している。

初めて飲んだ時、私、目がぱちくりしたもん。

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味は深いのに苦くない。
濃いのに口に残らない・・・。

 

■ブレンドコーヒーとストレートコーヒーの違いってそういうことだったのね!!

ストレートは、豆が単一銘柄のコーヒー。

ブレンドは、数種類の銘柄の豆を組み合わせたコーヒー。

ストレートを飲む文化は、
日本とアメリカくらいで、
ヨーロッパでは、ブレンドが主流。

いかに複雑な味をつくれるか、
いかに豆の長所を引き立て合えるか、
新しい味の組み合わせで、
美味しさを模索するのだそう。

時々、
”ブレンドは在庫調整”という話も耳にするが、
コーヒーは、一番欠点となる豆に足を引っ張られる為、使う豆は良いものというのは絶対条件とのこと。

 

■味に縦と横があるの・・・??

どういうこと??

??”な顔をしていたら
ブレンドとストレートの飲み比べをさせてくれた。
dsc_0172ストレートの味は、縦に単調。

ふむふむ。

それに比べ、
ブレンドの味には厚みがあり、
横に広がる”という感覚がリアルにわかった。

———ふわぁ、これが横か!!広がってる、今広がっているよ!!

 

■エスプレッソが苦くない。苦くないのです。

良いエスプレッソとは・・・??

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▲左がエスプレッソの粉。きめ細かく綺麗。

抽出する際、
蜂蜜のようにツーっと引かれるような線を描く。
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虎柄で、
最上部にできるクリーミーな泡(クレマ)が
美味しさのバロメーター♪

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▲グラニュー糖を乗せるとじわじわ沈み、クレマがまた覆う。ビターチョコレートみたい。

飲み干した後も、
カップにはクレマが残るのは、
良いエスプレッソだった証拠。

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▲クレマ・ボディ・アロマの3層がきれいに出ていた。

うーん、エスプレッソなのに苦くない。
舌にちょっぴり残る、ビター感がイイ。

『コーヒーって苦いのではなく、色んな味がするのですね』

これ、お客さんからの、
最高の褒め言葉だという。

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▲抽出後の粉(ノックボックス)。むらなく均等で、フィルターの形のまま出てくるのが良いエスプレッソ。

 

■カフェなのに、シェイカー??

BENIYA FACTORYには
距離感が絶妙な、バリスタがいるんです。

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▲シェイカーで瞬間冷却させたアイスエスプレッソを出してもらった。

コーヒー屋さんは、
豆を焼くのがお仕事。

バリスタは、
お客さんの体調や気分、何を求めているか等々、
会話をしながら、
ベストなコーヒーを提供するのがお仕事。

▲おススメはカウンター席。
▲バリスタはホスト。おススメはカウンター席。他愛もない話でつい長居しちゃう。

バリスタ選手権の審査にも、
コミュニケーションタイムがあるのだってー。

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▲お客さんに合わせ、アルコールをプラスすることも

とにかく、バリエーションが豊富。

▲グラインダーの角度を一度でも変えると ずっと変えなくて良いわけではではない 気温気圧 金属だから一度気温が変わるとコンマ一ミリ100ミクロン膨張する
▲豆を細挽するグラインダー。気温や気圧に合わせ、ミクロン単位での角度の微調整。


カウンターから、
ふんわり膨らむドリップコーヒを眺めるのも良い。

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▲BENIYAの豆で膨らまないわけはないそう。むしろ膨らみを抑え、ドームに香りを閉じ込める。

お店の客層や地域性に合わせ、
味も調整するという。

目安としてお客さんが、
さぁ、帰ろうかな”という時に、
残っている場合は、濃度が高すぎるということ。

あれ、もう無いわ”と、
飲み干してお替りが多い場合は、濃度が低すぎるということ。

因みに、東海圏(特に名古屋)は
味噌文化の為、
濃いコーヒーを好む傾向があるのだそう。

 

■気分に合わせてコーヒーだってかえるべき

お酒には、
”とりあえずビール”や”そろそろ日本酒いきますか”など段階があるのに、
コーヒーってないよねぇ。

BENIYA FACTORYでは、
コーヒー1杯510円~
お替りは210円となっている。

また、珈琲飲み放題(1020円)もあり、
バリスタと話しながら、
気分に合わせたものやおすすめの飲み方等を提供してくれる。
※アルコール入りのコーヒーは追加料金発生

おもしろいじゃん!!

私もここに来ると、
1杯目ブレンド、2杯目はカフェラテ。

 

■R20指定。大人だけの至福のサードプレイス

営業時間は17:00~24:00

▲みせい

大人の居場所って意外とないでしょ」とオーナー。

コーヒーにはストーリーがたくさんある。
なぜならば、
コーヒーはいつも何かとセットだから。

ひとり浸りたいとき、
考えたいとき、
おしゃべりしたいとき、
ホッとしたいとき
本を読むときetc・・・。

コーヒーは、
そんな大人の時間に寄り添ってくれる。

またこの空間には、
大人を刺激する知る”と”安らぎ”がほどよくある。

フラッと立ち寄れる
自分だけのサードプレイス」。

今宵、あなたは何を満たしますか。

 


BENIYA FACTORY
住所:三重県桑名市西別所2005番4
営業:12月は30・31のみ(※31は午前3時頃まで営業)
1月は28と月曜日以外は営業
時間:17:00~24:00
定休:月曜日

 

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