名刀 村正・・・
三重県指定文化財に指定されており、
徳川家に仇をなす妖刀として知られる刀。
その村正を作った刀匠 村正が、
桑名で活躍した刀工だったことご存知でしたか??
とある夜、
スーツ姿のオジサンたちと
超可愛いスイーツを食べながら村正トーク。
以前から興味津々だったのもあり、
纏めてみた。
▼村正って何??
室町末期に桑名で活躍した刀工
そしてその作となる日本刀の名。
▼現在でも知名度が高いのは何故??
徳川家を滅ぼす「妖刀」で知られているため。
・家康が幼少期に手を切った
・家康が関ヶ原の戦いで手に傷を負った
・家康の祖父・清康が殺害された
・家康の長男・信康が切腹
これ全てが村正。
よって徳川は村正を嫌悪し、
徳川家の村正は
全て破棄されたといわれている。
▼実は意外と耳にしている・・
村正は漫画やゲームにも度々登場している。
ファイナルファンタジーやプロゴルファー猿、
妖怪ウォッチでは、
邪悪な妖刀に心を奪われ、
血を求めて彷徨う亡霊剣士として登場。
必殺技は、邪悪な妖刀で、
敵全体を斬り付けることらしい。
▼そもそも桑名では刀作りが盛んだったの??
そうでもない
現に、村正以外に
名が通った刀工は出ていない。
▼では一体どれ位の価値があるの??
昭和11年に、
コレクターが2059円(現在の500~600万円)で
売った記録があるそう。
これは名刀の値段としては、
最高値というわけではない。
▼じゃぁやっぱりなんでそんなに有名なのよ??
徳川家に祟るという伝説があるから。
▼切れ味はいかほど??
日本金属会の本多光太郎博士が
科学的に調査。
切れ味を数値化する実験で、
村正だけは数値が一定しなかったそう。
つまり、抜群に切れる時もあれば、
全く切れない時もあるといった状態。
まさに妖刀・・・・。
▼刃の特徴は?
大きな波紋が波打っており、
刃の両面の波紋が揃っていること。
ほらほら、どんどん村正に興味が出てきたでしょう。
そこで、ドーン!!
日本刀特別鑑賞会実行委員会により
『村正体感~日本刀特別鑑賞会』が開催されるのです。
ぬぅ、かっこいいじゃないか
こんな歴史があったのだよ。
あんな因縁があったらしいよ。
じゃぁ村正がなかったら
今の日本は変わっていたんじゃないの??
わわわ。。
目を爛々と輝かせながら
超可愛いスイーツを食べながら盛り上がる
いい年したオジサンとオバサン。
因みにこの時、
オジサンが飲んでいたのは
ニューヨークオレンジ
”そして・・また逢おうよ・・の紅茶”
素敵じゃんか。
そんな多くの伝説を残す村正を、
今回のイベントでは
触れられるのです&持てるのです
実際に体感すると、
ぞぞぞっと怖さを感じる迫力があるそう
当日展示される刀剣はこちら。
・刀 無銘 則重(鎌倉)
・太刀 銘 吉房(鎌倉)
・脇差 銘 修理亮盛光(室町初期)
・刀 無銘 兼元(室町後期)
・短刀 銘 村正(室町後期)
・刀 銘 (葵紋)康継於越前作(江戸初期)
・脇差 銘 丹波守吉道(江戸中期)
・刀 銘 信濃國真雄
・村正写し
そしてこの度、
長年、眠っていた
初代村正のお披露目もなされます。
中見は・・・
当日のお楽しみに☆
その他、
日本画家永都叶千氏が
作刀で重要な工程を想像画で描いた
村正の肖像画 初公開。
桑名の和菓子屋さんが考案した
”妖菓村正”が
販売されるというのもおさえどころ
事前予約をすれば、
桑名歴史案内人が無料で、村正の歴史ルートを案内してくれるのだ。
予約:観光物産案内所
電話:0594-21-5416
※1週間前の事前予約要
何やらもの凄い盛り沢山!!
ちょうど同時期に、桑名市博物館でも
「村正-伊勢桑名の刀工一」という企画が開催される。
最近では
”刀剣女子”という言葉が出来るほどで、
日本刀の美しさに魅了されている人が
急増している模様
キテてます、日本刀ブーム!!
詳細&お申込みはこちらまで>>>http://www.showa-print.co.jp/muramasa/
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事