桑名は天然白魚の産地で、
年末~3月頭にかけ、伊勢湾から揖斐川の河口にのぼってくる
白魚漁は1月に解禁となり、
魚屋さんに白魚が並ぶと春だなーと感じるんだって
なので別名:春告魚、季語にもなる風物詩
30年前、関西からお嫁入りした女性も、
桑名で初めて覚えた季節は「白魚」だったと教えてくれた
特にご年配の方は、白魚への思い入れが強いように感じる。
昨年そんな事もつゆ知らず、「白魚??じゃこと何が違うの??」と発言して、
大ひんしゅくを買ったのは衝撃だった
でもそうなんです。
味わいもぷりぷり感も全然違います
いや、じゃこはじゃこで美味しいのだけどね。
白魚=小魚=じゃこという単純な思考回路で結びつけてしまった私が悪い。。
全く別物です。
見て見てこの透明感”白魚のような指”との比喩もあるほどで、華奢で儚げな様子の代名詞となっている。
桑名の白魚は、川と海の境目で獲れるため塩加減が絶妙
コリっとした食感。身は甘く、後からちょっぴり苦味が抜ける
・・・これが桑名の早春の味・・・
お替り2杯目は、白魚丼に葱と卵黄乗っけ
たまらない、この食感
因みに、この白魚を醤油と砂糖でサッと炊き上げたものを紅梅煮という。
煮上りの色が、梅の花の色に似ている点と、
梅の咲く時期に出回る点に由来した名前だそう
こういう風に季節を感じるって素敵なことだなぁ
これから3月にかけて、身は大きくなり歯ごたえも増す。
今の時季にしか出会えない白魚、是非ご賞味あれ
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事