聖地・・・熊野。
熊野の 「熊」の字は、辺境の地を表す「隈」で、神が隠る地が語源と言われている。
中でも独特の雰囲気を醸している場所、
世界遺産『花窟(はなのいわや)神社』
日本書紀に記されている日本最古の神社で、
天照大神(アマテラスオオミカミ)の母である、
弉冊尊(イザナミノミコト)が眠っている
御朱印かっこいいね。 花窟神社には社殿はなく、御神体が岩
ん?こちらの岩かしら
高さ45ⅿの、ものすごく大きな岩。
イザナミには、子供が数人おり、
うち、天照(アマテラス)・月読(つきよみ)・闇(スサノオ)は有名で三神と言われている。
天照は、伊勢神宮に祀られている神様だね。
イザナミは、火神である軻遇突智(カグツチ)を産んだ時に亡くなり、 悲哀した夫がカグツチも殺してしまったそう。。
哀れに思われ、今は母イザナミの墓所の真正面に、
カグツチの墓所がある
たまたま近くにいた見知らぬおばちゃまに話しかけたところ、親切に案内して下さった。
この花窟神社は、他界(黄泉の国)への入り口であったと考えられていたそう。
理由は定かではないが、熊野には古墳が無いので、
故人は、火葬や風葬、水葬が主だったと推測されており、立地的なところと、岩の神々しさが、結びつけられたのではないかという説があるとのこと。
境内は名前の通り、季節の花や木に囲まれて、とても豊か
夫婦円満のご利益があるナギの木や、 珍しいクマタケラン。 岩壁を見上げると、
・・・・ん??・・不思議な縄
この縄は、天照(アマテラス)・月読(つきよみ)・闇(スサノオ)の三神を表しているそう
その年に収穫されたもち米の藁で編まれ、毎年2月と10月に行われる「お網かけ神事」にて張られる。
下の縄が昨年10月、上の縄が2月に張られた縄
風や雨で自然と朽ちて落ちる為、二本見られのは縁起がいいそう。
更に、触るとご利益があるとされており、神事当日は多くの人が集まる。 こんなに高かったら、普段は触れないねぇと見上げていたら、おばちゃまが「裏ワザよ」と、神社の敷地から道路側に案内してくれた
わわ、縄だ 大繩が結びつけられている松の木 なるほどー、こういう風に張られているのか
冥界の入り口として佇む巨岩
厳かな気持ちになれる場所でした
お帰りの際は併設された『お縄茶屋』で
新姫ソフトクリーム買って、
全国渚百選の一つであり、約22Km続く日本で一番長い砂礫海岸。
海岸の石は「みはま小石」と呼ばれ、もうつるつるすべすべアクセサリーや装飾建材、碁石にも使われる小石です。
☆花窟神社☆ 住所:三重県熊野市有馬町 電話:0597-89-4111
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事