三重からJリーグを目指す3チーム
三重県からJリーグ入りを目指しているチームがあることをご存知だろうか。
東海社会人リーグ1部、鈴鹿を拠点とするFC鈴鹿ランポーレ、東海社会人リーグ2部ですでに今シーズンの優勝を決めており、桑名を拠点とするヴィアティン三重、同じく東海2部で志摩を拠点とするFC ISE-SHIMA、この3チームだ。
その中でも、今回は東海2部・第14節(2015年10月4日開催・最終節)に激突するヴィアティン三重とFC ISE-SHIMAの通称「三重ダービー」に注目する。
ぼくらの町にもダービーがある。
サッカーで「ダービー」と言えばセリエA、ACミラン vs インテルの「ミラノダービー」やブンデスリーガ、ドルトムント vs シャルケの「ルールダービー」など、そのリーグの中で同じ地域を本拠地とするチーム同士の伝統的な一戦を表すときに用いられる。Jリーグでも埼玉ダービーや横浜、長野など各地でダービーマッチとよばれる対決が存在している。
ダービーマッチと言うのは何試合もあるリーグ戦の中でも一層盛り上がり、熱い闘いが繰り広げられる特別なゲームである。そして今シーズンは東海社会人リーグ二部では前述の2チームの他に、TSV1973四日市(旧マインドハウス、Jリーグ入りは目指していない)を含む三重県の3チームによる三重ダービーがこれまでに3試合行われた。いずれも非常に緊迫した好ゲームが展開され、普段以上の盛り上がりを見せた。
東海社会人リーグ2部第7節・ハイライト
10月4日、今年最後の三重ダービー
前置きが長くなってしまったが、今週日曜日、10月4日に桑名市にあるNTN総合運動公園サッカー場にてヴィアティン三重のホームゲームで今年最後の三重ダービーが開催される。リーグ戦はヴィアティン三重が12勝1敗・勝点36の独走でリーグチャンピオンを決めてはいるが、この試合は決して消化試合ではない。お互いにJリーグ入りを目指して上を目指している好敵手、絶対に負けられない闘いだ。
昨年まで、何度も対戦してきた両チームだが、なんとこれまでは全試合ドロー。そんな因縁があるなか、今シーズンの前半戦での対戦はFC ISE-SHIMAのホームでヴィアティン三重が6対1と大勝。初めて決着が付いた。そして今年二度目の対戦はいかに?
ヴィアティン三重がリーグ戦優勝の勢いとホームで地の利を活かして圧倒するのか、前回の雪辱を果たすべくFC ISE-SHIMAが食い下がるのか。リーグ戦を締めくくる一戦は三重県のサッカーファンなら必ず観ておくべきゲームだろう。
三重県民よ、もっとスポーツで盛り上がろう!!
プロスポーツチームが存在しない我が県から、Jリーグ入りを目指して上を目指し、闘い続ける選手たち。それぞれのホームタウンの意地と誇りをかけて闘う。2020年の東京オリンピック、2021年の三重国体、それまでに私たち三重県民はもっともっとスポーツに熱狂しても良いのではないだろうか。
Jリーグ入への道のりはまだ先が長いが、東海社会人リーグには熱狂するに相応しい戦いがある。次の日曜日はぜひNTN総合運動公園サッカー場へ足を運んでみてはどうだろう。
東海社会人リーグ2部・最終節開催概要
- 対戦カード:ヴィアティン三重 vs FC ISE-SHIMA
- 試合会場:NTN総合運動公園サッカー場
- 時間:13:00キックオフ
- イベント:9:00〜家族みんなで遊べるイベント開催
東海社会人リーグの試合以外にも、朝9時から子供から大人まで家族みんなで身体を動かすことが出来る「ヴィアティンスポーツフェスティバル」が開催される。ステージでのパフォーマンスや北勢地区の銘店を集めたスタジアムグルメが大集結。サッカーを観て、遊んで、食べて楽しいイベントが開催されるとのこと。詳しくはヴィアティン三重ホームページでご確認を!
マークス・リー:OTONAMIE投稿者。四日市市でコワーキングスペース「グラブスペース」を運営しております。デザイナー、フォトグラファー。Mark3 Design チームリーダー。http://mk3d.jp