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海女文化とは?ネットやテレビで話題の碧志摩メグ潜入取材@志摩市

【訂正】取材時(2015年9月)は志摩市公認キャラクターでしたが、2015年11月に志摩市公認ではなくなりました。

志摩市公認海女萌えキャラ「碧志摩メグ」が、ネットで賛否両論、物議を醸した。

DSC_0258修正前

DSC_0259修正後

修正前では女性の性的な描写が過激だと問題になり、ポスターを変更。すでに対応済みなので今回はそこのポイントより、「そもそも海女文化って何なん?」というポイントを中心に、志摩市観光協会海女小屋運営委員会、委員長の矢田さんに現地でお話を伺いました。

DSC_0264私「今回問題となった碧志摩メグは、どのような経緯で制作されることになったのですか。」
矢田委員長「志摩市の方から積極的に動いたのか、民間の方から志摩市に提案があったのか、経緯については志摩市の方でないと良く分からないです。ただ感触的には後者かなと。志摩市にはすでに志摩市公認の2つのゆるキャラがありましたし…。」
私「観光協会が委託したのではないのですね。」
矢田委員長「それは全くないです。」
矢田委員長「ただし、萌えキャラは10年前だったらオタク文化として排除されてきました。しかし10年経ってオタク文化は認知されてきた。わたしはこれがいいなと思うのは、志摩市にほぼ目を向けないであろう世代や人達に、志摩市っていう言葉が頭のどこかに埋め込まれれば将来、海女さんってどっかあったよな。そうだ!志摩市にちょっと遊びにいってみようか、となればと。」

DSC_0268私「私も津市在住で海女文化とは何なのかよくわかっていないのですが、分かりやすく教えてください。」

DSC_0262 矢田委員長「昔は志摩でとれる海産物を伊勢神宮に納めていました。だから志摩は御食国(みけつくに)なんです。大和朝廷から奉納を認められたのが志摩なんです。江戸時代の藩の前、志摩の国と伊勢の国しかなかった。伊勢は直轄地ですよね。これは志摩の誇りでもありますが、志摩の国は伊勢神宮に納めたり、京都・奈良の御所に納めたりしていました。その名残で、志摩の言葉に公家言葉があります。例えば、大便のことを“箱”と言いますし(笑)。お座敷のなかで箱にしていたのですね(笑)。」
私「なんかすごい上品に聞こえますね(笑)。」

DSC_0267矢田委員長「他には、ありがとうは“おおきん”といいます。これは京都や大阪の“おおきに”から来ています。あとこれは、志摩でも年配の方しか知らないですが “よしたえ” という方言があります。これは京都弁の“よぅしてくれましたぇ”の名残です。このように京都と志摩の結びつきは言葉でも残っています。」

DSC_0256私「裸やったんですか…。これはイメージ?」
矢田委員長「いえいえ、裸です。歴史的なことをもっと行政からもアカデミックになりすぎず発信して欲しいです。ナイーブになりすぎすに。その辺のさじ加減は難しいですが。」
矢田委員長「昭和30年代になって、真珠養殖盛んになり、真珠養殖をするアコヤ貝を海女さんが英虞湾で捕るようになりました。最盛期ですね。」
私「今の海女さんは海産物を捕っていますよね。」

DSC_0263矢田委員長「そうです。ここ最近20年くらい、真珠養殖技術が発達してきたので必要なくなってきたのです。このような真珠養殖と海女さんの関わりって志摩ならではなんですよ。」
私「真珠養殖と言えば、御木本幸吉さんの鳥羽を思い浮かべますが…。」
矢田委員長「御木本幸吉さんが真珠の養殖に成功し、世界に真珠を広めました。しかし、成功した真珠養殖は半円真珠でした。真円真珠の養殖に成功したのは志摩です。」
私「そうやったんですか。」
矢田委員長「その証拠として、志摩の西川さんと言う方が真円真珠養殖に成功して、西川方式という特許名になっています。その特許使用料をもらわずに志摩の英虞湾で養殖している人達に、養殖真珠の技術を広めてました。それを世界に販売して広めて頂いたのが御木本幸吉さんです。だから真珠の父は御木本幸吉さんです。しかし世界で採用されている真円真珠の養殖技術の基となったのは志摩の英虞湾です。」

DSC_0270私「海女さんと志摩の歴史は、切っても切れない関係なんですね。」
矢田委員長「志摩の文化は海女さんの文化です。海女さんなしに志摩の文化はなかったと思います。」

DSC_0257今回の取材を通じて、萌えキャラ碧志摩メグのことはさておき、志摩独特の海女さん文化をお伝えすることができました。
三重に暮らしているけど、まだまだ大事な知らないことって多いなと実感しました。
志摩市観光協会の矢田委員長、お忙しいなか取材にご協力いただきありがとうございました。

志摩市観光協会は、海女さんの歴史館として、また隣接するさとうみ庵では海女小屋体験施設があります。次回はさとうみ庵をリポートしたいと思います。

志摩市観光協会 海女小屋体験施設さとうみ庵
志摩市志摩町超賀2279

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