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ラジオが好きなひとー!

ワタクシゴトで恐縮だが普段、車ではラジオをつけている。
好きな曲が流れると、少し気分が上がったりもする。

中高生のときは深夜ラジオを聴いて笑っていた。

小学生のとき、日曜日に放送していた音楽ヒットチャート番組「おもいっきりサンデー」が楽しみでラジカセから流れる音楽にワクワクしていた。

当時、私が家で愉しめる娯楽メディアはテレビかラジオしかなく、子どもの自分にとって「ラジオ局」はとても大きく、崇高な存在だった。

大人になり、自分が地元のラジオでお話しをさせていただくとは夢にも思わなかった。(毎月第一木曜日「ゲツモク」のコーナー「OTONAMIEバズトピック」に出演しています)。

ラジオ局に入るとアナウンサーはもちろん、いろんな人がいる。
今回、レディオキューブFM三重で働く3名に、それぞれの仕事の魅力を聞いた。

 

ーきっかけは、地元で起こった東日本大震災。
アナウンサーの皆さん(左から清田さん、宮原さん、阿部さん、代田さん)

宣材写真を撮影しているのは、アナウンサーとして入局したばかりの岩手出身の阿部 剛瑠(あべ たける)さん。
先輩に、わいわい言われながらも楽しい時間が終了。
ちょうど昼食前に撮影を終えた阿部さんに聞いてみた。

私:好きな食べ物は何ですか?

阿部さん:濃い目のカレーです。あ、この質問で三重の料理が出てこないのは、まだまだ三重のアナウンサーとして甘い証拠ですね。

阿部さんは、今年(2024年)の4月に三重に越してきた。休日は電車に乗り県内各地に出向いている。

阿部さん:三重のことをいっぱい知りたいので。伊勢、松阪、鈴鹿、四日市、桑名に行きました。将来は三重をよく知るアナウンサーになりたいんです。

そう意気込む阿部さんは小さいころから話すことが好きで、学生時代は放送部や視聴覚コンクールなどにも参加。具体的にアナウンサーを志すきっかけは東日本大震災だった。

阿部さん:私が暮らしていたまちはあまり被害はなかったのですが、岩手県内では甚大な被害を受けた地域もありました。地元テレビ局のスタジオのなかもひどい状況だったそうです。それでもアナウンサーが被害状況を伝えるため、必死でニュースを読んでいました。その姿がずっと心に残っていて。進路を決めるときにアナウンサーになると決心しました。

その後、大学進学のため上京した阿部さんは、アナウンサーを養成するスクールにも2年通った。

阿部さん:スクールでは写真を見て、話しで状況描写をする授業もありました。ラジオは状況が目に見えない分、言葉で表現することの大切さを感じています。

就職活動では全国のFM局を受け、FM三重では最終面接に残った10名に入り、最終的に狭き門を突破し入局した阿部さん。実際にラジオ局で働き出して感じることがあるという。

先輩アナウンサーの代田さん

阿部さん:ローカル局なので人が少なく、アナウンサーとADさんの二人だけで生番組を放送することもあります。先輩のアナウンサーは機材を操りながら、送られてきたメールを読んで笑ったり、突っ込んだり。2時間番組をひとりで回すってすごい!と思うと同時に、自分も早く番組を持ってリスナーさんと温かな関係を作っていきたいです。

 

ー「伝える」を守り続ける仕事。

電波で音声を伝送するラジオ局には、「第一級陸上無線技術士(通称:一陸技)」という資格を持った無線従事者の選任が義務化されている。FM三重の放送部長・加藤勝弘さんもそのひとり。仕事内容を教えていただいた。

加藤さん:リスナーの皆さんに安定してラジオの放送を届けるのが仕事です。そのために1日の全ての放送プログラムが自動で送出されるよう専用のコンピューターシステムで管理をしています。技術が進歩したので、今では考えられないですが昔は手入力でした。データを1文字でも間違って入力すると放送は止まってしまうな環境でした。

気が抜けない仕事について、こんなエピソードを教えてくれた。入局して数年が経ったころ、自宅で睡眠を取っていた加藤さんは、データを誤って入力する夢を見た。データを修正するため慌てて起床して着替え、会社に行こうと玄関を開けると外はまだ夜。そこで、夢だったことに気がついたそう。

加藤さん:小さな障害を事前に見つけて、大きな放送事故を未然に防ぐことも私たちの仕事です。

そう言って見せてくれたのは登山用の靴と背負子。
ラジオやテレビなどの電波媒体は県内各地に中継局があり、正常な周波数や電力で電波が発射されていているかなど、全ての中継局を定期的に点検する必要があるという。

加藤さん:三重県は南北に長く、山間部の地形は起伏が激しいこともあり、FM三重は基本となる親局と中継局を合わせて10局の送信所があります。これは全国でもトップレベルで多いんです。

送信所は山頂付近にあり、車で上がれるところもあるが、徒歩でないと上がれないところは、山登りをして点検作業を行う。

加藤さん:高校時代はワンダーフォーゲル部でした。まさか将来、こんな形で役に立つとは。

そう言って笑う加藤さんに聞いてみた。
この仕事はどんな人に向いていますか?そしてやりがいは何ですか?

加藤さん:責任感があり、家の鍵を施錠したか何度も確かめるような堅実派の人です。地味な仕事ですが、頼りにされることが働きがいにつながっていますよ。無線や機械いじりが好きな人におすすめです。

 

ーラジオを愛し続けた人の転職劇。

1年半前に中途採用で営業部に入局した愛知県出身の鴨林正人(かもばやし)さん。局内ではラジオ好きとしても知られているそう。

鴨林さん:中高校生のとき「School of lock」というFM東京の番組が大好きでした。大学進学で上京するとすぐにFM東京のSchool of lock担当の方に会いに行きました。「School of lockで働かせてください!」って直談判したんです。そしたら偶然にも空きができ、アルバイトとして4年間アシスタントをさせていただきました。

ラジオ愛が溢れるエピソードが楽しく、つい聞きたくなった。
その4年間はいかがでしたか?

鴨林さん:いやー、最高でしたね!

大学卒業とともに地元愛知に戻り、製造業の会社で営業を担当。そんななか、日々大きくなる想いがあったという。

鴨林さん:大好きなラジオの仕事がしたいなと。4〜5年会社に勤めて30歳になったら自分の好きな仕事をしようという気持ちが徐々に固まっていきました。29歳で退職して、北海道から沖縄まで全国のFM局に履歴書を送ったんです。

しかし、そもそも全国のFM局自体に求人の数は少なく、4ヶ月が過ぎても良い返事はなかったという。

鴨林さん:自分がやりたい仕事なので、なにか手がかりになるかも知れないと思い、求人をしていない局にも履歴書を送るほどでした。そしたら最後の最後にFM三重の面接に受かり採用になりました。

今では好きなラジオの仕事に精を出す日々。営業職のやりがいを聞いた。

鴨林さん:番組関係やイベントなど、自分で企画立案したことをお客さんに提案しています。採用され、お客さんに喜んでもらえた瞬間は嬉しい気持ちでいっぱいになりますね。実際、仕事の厳しさを感じることもあります。でもラジオが好きだからがんばれるんです。

最後に、今後の展望についてうかがった。

鴨林さん:中高生の時の自分がそうだったように、若い人たちにももっとラジオの楽しさを知ってもらいたいです。そのために局全体として取り組んでいきたいですね。

(タイアップ:レディオキューブFM三重)

 


 

ー新たなフェーズに向け随時社員を募集

地域の方々に支えられ、おかげさまでレディオキューブFM三重は、来年(2025年)6月に開局40周年を迎えます。今年は39周年を迎え、さらに40周年やその先の未来へ向けて社員が一丸となり、新たなフェーズで地元三重を盛り上げて行く所存です。
FM三重では随時ホームページに採用情報を掲載しています。興味のある方はこちらをご覧ください。

採用情報

 


 

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