夏の暑さも和らぎ時折吹く風に秋の気配を感じます。
秋と言えば、紅葉の季節。三重県人の多くが〝紅葉〟と聞いてまず思い浮かべる名所と言えば御在所岳の紅葉です。
そんなことで、〝紅葉先取り企画〟と意気込んで、目指すは御在所岳山頂。標高1212m登頂を目指します。
そうです。ロープウェイです。赤くてかわいい。テンション上がります。
実はロープウェイって、三重県の御在所ロープウェイが元祖なんです。
御在所ロープウェイ(株)広報部朝井さん案内のもと、yusuke記者と3人で乗車。
最短ルートで山頂を目指します。
乗り場の掲示版には山頂の気温21℃と。麓と比べて気温は10℃近く低いそうです。
それにしても相当高いです。高所恐怖症でなくてもちょっと怖いくらい。
雲の中に突入。現れました。〝日本一を誇る6号支柱〟です。標高1004mにそびえ立つ高さ61mの白鉄塔。その規模は四日市駅からでも確認できるほど。
ロープウェイに乗ることおよそ15分。山上公園駅に到着。まだ頂上ではありません。
山上公園駅には、ロープウェイ博物館やレストラン。お土産も売ってます。
山上公園駅を見学中、気になる一枚の写真が。
私「朝井さん、この方は…?」
朝井さん「ロープウェイマニアの松本晋一さんです。松本さんのコレクションの一部をお借りして展示させていただいてます。」
ロープウェイマニア。 鉄道マニアの〝鉄ちゃん〟ならぬ索道マニアの〝索ちゃん〟と呼ばれるそう。
朝井さん「索ちゃんは1回の乗車で年間パスを買い、2〜3往復されます」
私・yusuke君「……….。索ちゃん。凄。」
山上公園駅を後に山頂を目指します。
朝井さん「実は本当の頂上はここではないんです。」
本当の頂上はこちら。ここが御在所岳の標高1212mの基準となっているそうです。望湖台と言われ、岩の上から琵琶湖方面を眺めることができます。最高の眺めです。
遠くには御嶽神社の分霊〝御嶽大権現〟が見えます。
御嶽大権現からは御嶽山も見え、年に1度参拝行事も行われている。
景色も素晴らしいですが、神秘的でパワーを感じる場所です。
朝井さんオススメの大黒岩を見に見晴台へ。この日は天候が悪く、一瞬しか見ることができませんでした。朝井さん曰くその大黒岩からの景色は格別だそうです。
10月からはいよいよ紅葉で山が色づき始めます。標高差のある御在所岳は山頂から山麓へ向け紅葉が移り変わっていきます。これも他の紅葉名所との違いです。
ロープウェイから眺める景色はさぞかし美しいでしょう。
ロープウェイや登山の他にも博物館やカモシカ動物園、自然学校など子供から大人まで楽しめる施設が充実している御在所ロープウェイ。季節に合わせたイベントも開催されています。
春は新緑、夏は納涼、秋は紅葉、冬は樹氷。一年を通して自然を満喫できるスポットです。
取材にお付合い頂いた広報の朝井様、ありがとうございました。
いつか徒歩でも山頂を目指したいと思います。
御在所ロープウェイは四日市ICから西へ車で20分くらいの所にあります。
住所:三重県三重郡菰野町湯の山温泉
TEL:059-392-226
案内受付時間: 9:00~17:30(冬季 9:00~16:30)
nari_bow。OTONAMIEアドバイザー。三重県津市出身。
〝三重のいいもんを世界へ〟を目標に日々瞑想中…
休日はなるべく県外へ遊びに行くよう心がけている。
太りやすい体質。
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