夜のお散歩中に金木犀の香りがふわっと広がり、あ~秋がきた!
って思ったのはほんの1~2週間前のこと。
なのに今朝は、布団が私を離したくないのかって思う位に起きられない。
冬の足音がすぐそこまできてる感じ。
今回は「冬のはじまり・冬じたく」について。
冬×三重・・。
冬×伊勢・・・。
三重県の中でも比較的温暖で、1年に1回雪が数㎝積もればみんながパニックになる伊勢。
なかなか思いつかないので、秋の終わりに河崎で開催される「河崎商人市」にて、お話きいてみました!
冬のおとずれを実感するのはどんな時ですか?
・ホットコーヒーが美味しくなってきたら
・カキフライが並んだら
・おでんが出てきたら
・大根がおいしくなってきたら
やはり食べ物で季節を感じる方多いですね!
出汁がしみしみになったおでんの大根もいいですが、もっと寒くなってから、大根が畑にずらーっと干してある姿も冬を感じます。
伊勢たくあんを作る景色。見覚えある人も多いのでは?
・マフラーが欲しいと感じた時
・自宅の服がずらっと冬物になった時
・車が冷えてハンドルが冷たい時
・お弁当をスープジャーにする時
このあたりは日々の生活の中で、わかる~!と思う方も多いかも。
・伊勢の銭湯に入る時
私は伊勢に住むようになって、銭湯の楽しさ知りました。
気軽に行って、いつでもあつあつの湯船につかる事ができる贅沢!身体ほかほかにして、歩いて家に帰るあの道すがらも好き。
・雨が少なくなった時
・田んぼに霜がおりてきたら
・朝起きて外の空気が鼻にツンときた時
・金木犀の花が散って道がオレンジになる
みなさんの季節の切り取り方、とっても素敵・・!
続いて冬の風物詩といえる景色も聞いてみました。
地元の冬の風物詩、教えてください!
・干しいも@茨城県
茨城県は干し芋の生産量日本一!干しいもは県民のソウルフードともいうべき食べ物だそう。
生産量は遠く及びませんが、三重にもきんこ芋という冬の風物詩、ありますね。おばあちゃん家にいったら、きんこ芋あったな〜。
・伊勢海老漁や真珠の浜揚げ@志摩市
真珠の浜揚げって、あこや貝から真珠を取り出す作業を言うのだそう。初めて聞いた言葉で、実際の現場を見てみたくなりました!
伊勢海老漁は10月ごろから始まり、最盛期は11月〜12月。
正に今、冬のはじまりの時期に伊勢海老の漁が始まるんですね。
海からも冬の足音が聞こえる!
・道の駅マンボウにてみかんを買う!@紀北町
三重県の南の方はみかんの美味しい産地でもありますね。
箱買いしたみかんの底で、ちょっと傷んだみかんを見つけた・・
あの瞬間のなんとも悲しい気持ちに、共感してくれる人も多いはず。
ここからは、冬の風物詩@伊勢編
・冬のはじまりに町内のお祭りで餅まき、おしるこを食べる(コロナの前はお餅つきしていたのに~)
・うどん屋さんで食べる鍋焼きうどん
このお話を聞いた翌日、配達に行ったうどん屋の壁に「鍋焼うどんはじめました」の文字。なるほど!
・注連縄を新しく交換
これはもう年末の風景ですね。伊勢の街には欠かせない注連縄。
玄関だけじゃなく、水周りに少し小さめの三本足の注連縄を飾ったり、
勝手口は倉庫に五本足の注連縄を飾ったり、車に飾る方もいますね。
・大晦日、外宮さんのどんど火でお餅を焼く
そうそう、そうなのよね。
餅焼き網に餅を乗せ、大きなどんど火(たき火)に向かってくべるの。
どんど火まで距離があるから、みなさん色々工夫して餅焼き網の柄を長くしたりして。毎年の光景で神宮の方も何も言わなくて、なんともシュールなあの感じ。
このどんど火で焼いたお餅を食べると、次の年は無病息災なんだとか。
一体いつから始まったんだろう?
でも、今年もきっと焼きにいきます。
私の冬のおとずれを感じる時は、ぜんざい食べたいな〜。と思ったら。
小学生のころ、めちゃくちゃ寒い中歩いて帰ってきたら、おやつにほかほかのぜんざい。我が家は年末にお餅つきをしてたので、冬のはじめ、まだお餅がない時は小麦粉で作ったお団子のぜんざいでした。
母の気まぐれ程度に作ってくれた味ですが、寒さも相まって強烈に美味しかった記憶が。
思い出したら食べたくなって、自分でも作ってみました。
本格的に寒くなったら、もう1回作ろう。
その頃にはきっとお餅もあるから、焼いたお餅入れてね。
さ、それぞれの冬じたく始めましょ。
伊勢のストリートミュージシャンogurockの嫁。という事で肖像権はほぼないようなもの。見知らぬ方からの声かけにも慣れました。家業かつお節屋『小久保商店』の嫁としても活動中。お出汁をもっとたくさん広げたい! 5月から、松阪市にて『カブクノニカイ』はじめます。得意ジャンル:グルメ、伊勢市、料理、コーヒー