愛知と三重をつなぐ記者、OTONAICHIのコジロウです。
「くわなプレーパーク」を以前からFacebookのタイムラインで見かけていて「いつか行きたいな」と思っていたのですが、やっと参加できました。
ふらっと遊びに行ったつもりが、想像以上に楽しかったので急遽取材申込みをしまして、主催の市民団体どんぐりの輪 プレーリーダー 水谷さんにお話を少し聞いてきました!
どこでやってるの?
三重県桑名市の「桑名市ほたるの里」という場所で開催されていました。
弥富市からは車で片道30分ぐらい。木曽三川を国道1号線で渡り、イオンモール桑名を過ぎたらもうすぐです。
入り口のすぐ前には、広めの駐車場があります。 (それでも満車でしたが..)
周辺は新興住宅地(陽だまりの丘)で、もともと山だったのを切り崩して作ったのがよくわかります。
このほたるの里は野山を感じられる形をうまく残しながら、道や柵、トイレなどは綺麗に整備されていました。
自然を楽しむのをメインにしつつも、使いやすい公園になっています。
ここ桑名のプレーパークは、2019年夏頃から始まり、毎月1回開催されているとのこと。
コロナ禍で開催中止をしていた時期もありましたが、これからはまた様子を見ながら感染症対策にも気をつけて、開催されていくようです。
どんなイベント?何をして遊ぶ?
まず最初に受付。保護者と子ども達の記帳をして、名札を書いたらスタートです。
参加費を払おうかな…って….え!なななんと、無料。
後から思っても、こんな良い場所で道具も充実していて無料って凄すぎます。
受付の机には、ここでのお約束(遊び方)が書いてあります。
「自分の責任で自由に遊ぶ」「ケガと弁当は自分持ち」
失敗してもいいからやってみる。ここは子どもたちの”やってみたい”を叶えるために、大人の”よかれと思って”を堪えて、みんなで見守る場所です
この考え方を冒頭のどこかでみた投稿で拝見して、とっても惹かれたんですよね。ワクワクする基本理念です。
そういう場所で、自分の子どもたちに怪我を多少しながらもチャレンジして欲しいなって、ほんと思います。
このような基本理念の場所なので、実際、特に細かなルールもなく、一般的な公園やイベントにありがちな”用意された遊具”というものはほとんどありません。
周りを見渡して、土、木、ロープ、坂、階段、スコップ、日曜大工工具…などを自由に使って、子ども達が自由に遊びます。
きちんと研修を受けた”プレーリーダー”も所属されています。
この日はフルメンバーに近い人数がいたとのこと。頼もしいです。
プレーパークは、「子も親も開放される場所」
そして子ども達を見守る親は、置いてあるベンチやキャンプ道具に座って、「ぼーっとゆっくりした時間を楽しむ」でいいとのこと。
そう言われても!
ついつい子どものそばにいなくてはと立ってしまい、子どもの遊びを手伝ってしまいます。
「よかれと思ってをぐっと堪えて」というテーマが頭をよぎります、ほんと難しい。
でもやっぱり子どもって大人の想像よりも何倍も逞しいですね。
遊び始めて、ものの10分ぐらい経てば、勝手に友達ができて、自分で考えて遊び始めて、うちの上の子は山の上の方に消えていきました(ドキドキした〜)。
下の子も小さいながら、普段は怖がってやらないような遊びも、手からちょっと血が出たのも我慢して、頑張ってチャレンジしていました。
いやいや、これはほんとすごい。普段の公園では、こうはならないです。
環境がそうさせるんでしょうね。
親同士もゆっくりと座っている方や井戸端会議をしている方、自分も一緒になって遊ぶ方など、様々でした。心地よいです。
過去、水谷さんが鞍が池プレーパークに参加したのち、他県でプレーリーダー研修を受けて、「プレーパークにはいいことがたくさん詰まっている」と感じて桑名でプレーパークを始めたいと思ったのがきっかけ。
プレーパークにたくさん詰まっている”いいこと”の一つが「開放」なのだそうで、このプレーパークの場所では、窮屈で忙しい毎日の子育てから開放されて、親もゆったりできる、これがあるそうです。
くわなプレーパークを始める前は、「ちゃんとプレーリーダー養成講座などを準備して、しっかりと整えてからやろうかなぁ」と思案はしたものの、「知り合いの範囲からでも、小さくでいいから始めてみよう」と考えて始まった桑名プレーパーク。
まず初めてみたら、想像よりも参加者がドドッと集まり、それ以来、「ゆるく楽しく」月一回開催しています。
学習支援をしていた水谷さんが「ゆるい学習」をしている中で「まだまだ子ども達に遊びが足りない!」という思いがベースにあるとのこと。
今ではとってもよい遊びの場になっています。
“こどものもでるはうす”が完成
この日は、リアカーに木を子供たちが乗せて、一生懸命運び、ツリーテントが出来上がりました。
中には素敵な看板で「こどものもでるはうす」と書いてありました。最高です。
頑張って運んだ木を積んだり立てたりして、ベンチや机、玄関(ゲート?)も完成。
大人は坂道だけリアカーを押してあげたり、ちょっと重いめの木を持つのを手伝ったぐらいで、ほとんど子ども達がやりたいように話し合いながらできたものです。
それから、モデルハウスの隣では、水谷さんが頑張ってハンモックを設置していました。
「ロープワークができるパパさんがいたらいいのになー」って。
どなたかいませんか?
「ステキ」が詰まっているゆるい空間
他にもたくさん「これ遊べそう!」というパーツが転がっていて、本当にゆるくて素敵な空間でした。
決まった遊び、用意された遊びはないのだけれど、パーツはいっぱい転がっていて、友達もたくさんいる。
さあ、なにして遊んじゃおうか。
そんな感じです。
ボクはもうこのプレーパークの虜になってしまいました。面白すぎます。
また近々、何度もお邪魔したいと思います。
「ほたるの里」の名前の通り、シーズンには蛍も見れるようです。これも気になる!!
さてさて、桑名プレーパークが気になった方、ぜひぜひ一度参加してみてください。
お会いできたときには、一緒にゆるく遊びを考えましょう!
くわなプレーパーク 開催情報
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どんぐりの輪さま、水谷さん、急遽色々とお話ししていただきありがとうございました!
「やっとみつけた、弥富」編集長。愛知県弥富市在住、三重県伊勢市小俣町出身。クラウドサービスのIT企業で営業をしつつ、カメラマンや映像制作、コンサル業をしています。三重県も愛知県も大好き、三重と愛知の西をつなぎます。得意ジャンル:インタビュー取材、まちづくり、イベント取材、自転車関連(ロードバイク、マウンテンバイク)