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木を飲む!?美杉町発のベンチャー起業家の挑戦

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木を飲む!?

美杉町の樹木の幹と天然水で作る飲料の製造販売に取り組む学生起業家がいる。大分県別府市の立命館アジア太平洋大学(APU)の学生、内山浩輝さんだ。爽やかな容姿にベンチャー魂を持った青年。丁寧な受け答えを通じて、本気度が伝わってくる。

きっかけは、共同代表で林業家3代目の三浦さんが、ある日、木を舐めると意外と美味しかったこと。試しに飲み始めしばらくすると、気持ちがリラックスして落ち着き、腸内環境も整いお通じも改善し驚いた。

三浦さんが事業化の可能性を思案していた頃、APU起業部(出口塾)にいた内山さんは、APU学長、出口治明さんの紹介で三浦さんに出会う。三浦さんの話す木や林業への思いにあっという間に吸い込まれる。大切な林業を再生させたい、ここから内山さんの起業への挑戦が始まった。

成分検査段階でポリフェノールの含有が確認された。無添加で、糖質もカロリーもゼロ。試飲調査でも「スッキリしてクセがない」「清々しい木の香りがする」と反応も上々。健康への効果に加え、心や精神への効果も期待出来そうだと意気込む。

これらの効果を科学的検証できっちりと裏付けるため、クラウドファンディングなどの協力を得ながら進めているところだ。木(幹)を「飲む」というのは、海外を含め過去に商品化された事例はないようだ(✳︎)。もしかしたら、実験と検証を繰り返す中で、われわれの想像を超えるような科学的発見やイノベーションがあるかもしれない。内山さんは言う、杉の学名「cryptomeria japonica」は「日本の隠された宝」という意味があると。(✳︎︎)クロモジ茶など、木の「枝」から生成する事例はある。

「一人でも多くの方に商品を手にしてもらいたい。木を「飲む」ことを通じて、木に触れる機会が創出されるといい。そうして、少しずつ木を身近に感じたり、木のファンが増えていったらうれしい。まずは、そこを目指していきます」と、内山さん。

米国シリコンバレーで25年間働いた経験のある今本さんが加わり、現在、3人体制で製品化を目指す。応援したい気持ちはクラウドファンディングなどで形にできるので是非応援していただきたい。クラウドファンディングのURLはこちらです→https://readyfor.jp/projects/konoki

林業への危機感と課題の把握をファクトとデータで冷静に分析されている。木や森に対する愛が根底にあるからだと思う。三浦さんは言う、(クラウドファンディング資料から)「先人たちが植えてくださったり、ずっと丁寧に手入れしてくださった思いやあたたかい気持ちをわたしたち林業家は次の世代に渡す使命がある」、「手を加えて森林を維持保全していくことは、人類、生物にとって重要な仕事です」と。

美杉町発のベンチャーが、人と人の出合いやつながりを通じて、今、世界に羽ばたこうとしている。内山さんたちの取組みは、きっと軌道に乗り、商品konokiや木のファンは増えていくだろう。今回の取材を通じて感じたのは、それよりも、「内山さんたち」を応援したいというファンやファンの輪が大きな広がりとなって、うねりを生んでいくだろうということ。

「すべての真の生とは出合いである」マルティン・ブーバー

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