緊急事態宣言は解除されたものの、不要不急の外出や県外の往来自粛は続いている今。
温泉!ビーチ!絶景!
そんな妄想をむくむくと膨らませながらも、ご近所の魅力にも気付いた期間でもありました。
発見があったご近所、今までと違う視点でみるようになったご近所などなど。
今回ぶらりと歩いたご近所さんは、桑名にある寺町通り商店街。
かつてあった桑名城の外堀に隣接する歴史ある商店街で、毎月3と8のつく日に開催される朝市では、生産者が持ち寄る野菜などが並びとても賑わうのです。
そして足が止まったのは、靴のハットリさん。
足に「おしゃれは足元から」と訴えられたような気分。
足元からお洒落度を上げてくれるものから、足に優しいものまで、所狭しと並ぶ店内。
靴のハットリさんの歴史は長く、戦時中から続いているのだそうです。
もともとは下着類を中心とした衣料品店でしたが、時代の流れとともに、作業靴などを扱う履物屋さんへとシフトしたと女将さんが教えてくれました。
――履物屋さんに変わったのは何年前くらいなのですか??
女将さん:「そうね、私がお嫁に来た頃にはもう履物屋だったわね。それが何年前だったかなんていうのは秘密よ。遥か彼方のことなんだから♪」
そんな会話を愉しみつつ、目に留まったおつとめ品コーナー。
サイズが合えばとってもお得!!
一時、OTONAMIEでもブームが来たギョサンもありました。
履きやすい上にこの映え感。
因みにギョサンとは、「漁業(従事者の履く)サンダル」「漁協(で売っている)サンダル」の略。
鼻緒とソールが一体成型なので丈夫。かつ水場での使用を想定して設計されているため、つるんと滑りにくいサンダルなのです。
あと女将さんが、緑色を「緑」ではなく、「ミント」と仰っていたのがまたお洒落でした。
そして今回私が入手した履物はこちら。
おつとめコーナーから掘り出しました。
お値段はなんと550円。
カカトを3回鳴らしたら、楽しい場所に連れて行ってくれそうです。
お洒落は足元から。
夏も足元から来ました。
ハットリ靴店
住所:三重県桑名市南寺町47
電話: 0594-22-5882
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事