ホーム 04【知る】 マスク配布で「やさしさの輪」を広げたい!三重県伊勢市から始まるgiFt。#コロナにマケルナ

マスク配布で「やさしさの輪」を広げたい!三重県伊勢市から始まるgiFt。#コロナにマケルナ

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三重県伊勢市小俣町にあるガラス工房 伊勢硝子さんで、マスクを作って配布するという新しいプロジェクトが始まりました。

その名は「project giFt」(ギフト)。
代表として進めているのは、伊勢硝子代表の藤原 康行さん

project giFt代表 藤原康行さん

新型コロナウイルス感染拡大防止で、各地で不足するマスク。
不安や恐怖が広がり、どんよりと暗くなってしまった世の中を少しでも明るくしようと、オリジナルの布マスクを自ら作って無償で配布することで、人が人を思いやるやさしさを伝搬していきたい、そんな思いで活動が始まりました。

どんなマスクを作る活動?

今回のプロジェクトで作っていくマスクは、織物と編物のいいとこ取りをした「トリコット」という驚くほど伸縮する特殊な素材を使用しており、ふわピタっと顔にフィットします。

・肌触りがとてもなめらか
・耳が痛くなりにくい
・毛羽立ちなし
・洗って繰り返し使用可能
・花粉を94%ブロック

そして、光触媒のスプレーによる抗菌・抗ウイルス加工(洗濯10回程度持続)。

光触媒は、太陽光や室内の明かりがあたると付着した物を酸化分解し水と二酸化炭素に分けます。抗菌や抗ウィルス、消臭をするために広く使われています。

※2020年4月16日現在、COVID-19に対して抗ウイルスの効果は立証実験中で確実な物ではありません。あらかじめご了承ください。

光触媒をスプレーして乾かしているところ

“フィルタがない!” 人を思いやる開発経緯

ウイルスを防く事ができるマスクというと、高性能なフィルターが必要になってきます。

しかし、project giFtで最初にマスクを設計していた時期には既にフィルタは入手困難になっており、なんとかどこから手配しようか探しているときに1つの思いが藤原さんの頭をよぎりました。

“自分が無理にフィルタを入手したら、他に必要な人との奪い合いになってしまう。医療の最前線で頑張っている人に高性能なフィルタは譲るべきじゃないか。自分たちは、自分たちが入手できるもので最大限の努力をして行けば良いのではないか”

こうして、なんとか手に入った「トリコット」をベースにして幾たびものデザイン作業を重ね、試作品が完成しました。

子どもにもフィットするサイズを試作検証

藤原さんと以前から交流があり、縫製にも明るい写真家の彩子(さいこ)さんにもアドバイスをもらい、最終形にしていきました。

デザインの特徴は、まず縫い目が外側にあること。これは入院した方の服にヒントを得ていて、縫い目が外にあることで着用した際の肌触りが良くなります。
また、もう1つのポイントは切断面のギザギザ。敢えてギザギザに尖ったデザインを加え、コロナに打ち勝つ!という攻撃的で前向きな姿勢を表現しています。

縫い目とギザギザにポイントあり

2020年4月末、試作を重ねたマスクの金型ができたので、量産への道が整ってきました。

金型ができました

 

販売するか?配布するか?

藤原さんがこのプロジェクトを進める主な目的は2つ。
1つ目は、こんな世の中になってしまったので「心温まることを仕掛けたい」ということ。
ウイルスの蔓延を抑えるための自粛ムードで暗いニュースが続くうえに、変に恐怖心を煽る話題も多く見かけており、なにかどんよりとした空気を感じ、これをなんとか明るい話題で転換できないだろうかと思って活動をしています。

2つ目は、人と人が信頼や思いやりでつながっているコミュニティで暮らしていきたいし、その輪を広げていくため
お金だけでつながっているような関係性ではなくて、思いやりや優しさを受けて、それをまた次の人に渡していくような、そんな世界をなんとか作っていきたい、これからのアフターコロナの世界にはそれが重要だと考えて行動を始めました。

とはいえ、藤原さんがマスクを作る活動を始めるきっかけになったのは、本業である硝子細工を出展・販売するイベントがコロナ自粛で激減し、活動の場がなくなったから。
折しも、ハンドクラフト系のイベントで一緒に良く出ていた布小物製作の知人がマスク製作に切り替えていて、それなりに需要があるよという話を耳にしたのがマスクを考える始まりだそうです。

自分も生きるため、マスクを作って販売しようか。いくらで、どうやって。そうして商売の設計を始めたとき、写真家の彩子さんに相談します。

彩子さんのアドバイスは、なんと「私は写真以外の事でお金をもらおうと思わないよ。

自分が受けてきたやさしさを次の人に

それまで幾度となく彩子さんに助けてもらって恩を感じていたという藤原さんは、この言葉に衝撃を感じ、「そうだ、今まで自分がもらってきた思いやりややさしさを、このタイミングで次の人に渡して行こう」という考えが降ってきて、優しさに包まれ、不安がなくなっていく感覚がしたそうです。

今後もし、もっと世界の状況が悪くなっていったとしても、マスクを通じてやさしさが伝わって、繋がる仲間がいればきっと乗り越えていけるんじゃないか。自分が感じたように、他の人にも不安がなくなって楽になる感じを味わって欲しい。

そう考えてproject giFtが進み出しました。

プロジェクトを応援してください!

project giFtは、現在は藤原さんの他、協力者のナオさんや澤村さん、他数名で活動を開始しています。

材料は、50枚ほどの製造ができる生地が今現在はありますが、今後の需要によって増量していくことを計画中。

プロジェクトでは、

  • マスク製造の生地や材料を提供してくださる方
  • マスク配布のお手伝いをしてくださる方
  • マスク製造のお手伝いをしてくださる方(家庭レベルの縫製技術で可。作業場所は今後検討)
  • 資金による応援!
  • とにかく何か関わりたい、応援したい

という方を現在募集しています。
少しでもご興味がありましたら、あなたの「思いやり」をぜひ藤原さんにお伝えください。

一緒にやりましょう!

連絡先

藤原康行 080-3652-1866
Facebookアカウント:https://www.facebook.com/thc.glass.jp
LINE @yasu19830430

 

人から人へやさしさを伝搬させ、思いやりの輪を世の中に広げていきたい。

そんなproject giFtを今回は取材しました。

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