「好きな店の料理を食卓で愉しめるチャンスじゃないですか!」
飲食店が続々とテイクアウトサービスを始めるなか、それらを日常に取り入れエンジョイしてる方も増えている。
今回お話を伺ったのは、桑名市内で目撃情報が多発している”両手に袋の短パン”
同市内に税理士事務所を構える短パン税理士こと藤本純氏である。
もともと市内の繁華街を週20飲み歩いていた藤本氏だが、今は週20テイクアウトのはしごをしているらしい。
ものすごい。
全力のエンジョイ度だ。
因みに藤本氏の税理士事務所では、昨年にはZOOM相談も導入済。
このタイミングでお客様との打ち合わせなどもオンライン化を加速させている。
そんな藤本氏が最近自社で始めたのは「社員と社員の家族と共にテイクアウト料理を食べよう」制度。
週に1回、社員は好きな料理を2種類持ち帰りできるという制度なのだそう。
詳細ルールはこちら。
・実行は毎週金曜日
・市内の店舗から選ぶ
・どの店舗にするかは社員同士で話し合う(ご家族の意向も反映)
・1家族2品まで
・精算は藤本氏にて行う
・料理は各自が帰宅時に店舗へ寄って持ち帰る(もしくは藤本氏がまとめて会社へ持ってくる)
知り合いの飲食店がテイクアウトを始めるなか、応援も含めてひとりで回っていた藤本氏。いよいよ追い付かなくなってきて、社員にも手伝ってもらおうと思ったのがきっかけだったようだ。
社員さんにも感想を聞いてみた。
社員A:毎週何にしようかなって考える時間も楽しいです。普段中々食べないメニューにしちゃったり。いま子どもが休校で家にいるので、金曜日に持ち帰る料理が愉しみになっているみたいです。
社員B:奥さんもめっちゃ喜んでます。我が家は双子が生まれたばかりなので、夕飯が結構悩みどころ。家族の希望も聞けるのもありがたいです。
自粛モードで単調になりがちな日常にテイクアウトが重宝していること、またこの制度が社員さんの家庭円満に寄与していることが伝わってくる。
藤本氏:今は中々飲みに行けないけど、テイクアウトを理由に店主の顔を見にいけるのはいいですよね。これからまほろばの唐揚げ、川龍のエビチリ、古都さんで肉巻きおにぎりをテイクアウトしに行きます!あ、来週のテイクアウトスケジュールも決まってるんですよ、聞きます??
――いえ、大丈夫です。
業務のオンライン化を進めると同時に、大切にする顔の見える関係性。
興奮気味に話す”両手に袋の短パン”を眺めながら、こんな時だからの全力エンジョイに眩しさを感じた。
▼藤本氏の短パン税理士チャンネルはこちら
https://www.youtube.com/channel/UCkmXFf6ljukO8ykfteTxH3A/videos
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事