あれ・・・この写真の構図。ちょっと違うけど、OTONAMIEの記事で見たことあるような・・・
これだ!y_imuraさんの記事だ。
https://otonamie.jp/?p=11958
強烈なインパクトがあって、ほんとに仙人やん!って写真に突っ込んでしまったのを覚えている。y_imuraさんが訪れていたのは2015年の紅葉の秋だった。僕が訪れたのはその約4年後の2020年1月末。
僕は大台町にいる仙人 巽幸則(たつみ ゆきのり)さんにお会いした。※.以下、親しみを込めて巽さんのことを仙人と呼ばせていただく。
仙人と六十尋滝
仙人を訪ねたのは僕一人だけではない。
全国から集まったブロガーたちと訪ねた。大台ツーリズム Verdeの野田さんをはじめ大台町の方々にアテンドをしていただいた。ブロガーが大台町の魅力を発信する取り組みに、僕はOTONAMIE記者として参加させてもらった。
仙人と会って早々に訪れた先は、六十尋滝(ろくじゅっぴろたき)だ。
数日前に雨が降ったことで、想定していたより六十尋滝の水量は多かったそうだ。仙人があまりにも絵になるので、参加しているブロガーたちがポージングをお願いする。
そうして、レンズ越しにあれ・・・どこかで見たことあるぞ?と冒頭の話につながるわけだ。
仙人には3つのコンセプトがある
仙人は大杉谷山荘で暮らしている。携帯は通じないため、仙人とはすぐに連絡はとれない。
仙人は自身のコンセプトを3つ掲げて、大杉谷山荘で暮らしている。
- 自然が好きで、基本は外にいたい
- キャンプのような生活をしたい
- 男の隠れ家
40歳頃まではサラリーマンとして過ごした後、残り半分の人生は自然の中で好きなように生きると決めて、現在の生活スタイルを築き上げた。
水は天然水を使っていて、電気も通っている。大杉谷山荘は元々発電関連施設であったため、山を一つ越えた紀北町の方の変電施設から直接電気が通っているそうだ。ただ、点検の日には2週間ほど停電になってしまうこともあるというから、一同驚く。
仙人「基本的に真っ暗闇はない。月夜は明るくて綺麗やから歩きに出かけるな。」
-怖いものってありませんか?
そう聞くと、ないなぁと話す仙人だが地震だけは恐ろしいかなと話す。理由は予想ができないからだそうだ。また、台風に関しては楽しそうにこう答えた。
仙人「台風はものすごいパワーやから、身体がギンギンになる。」
かつて大台ケ原にはニホンオオカミが生息していたという。もしかしたら、仙人はその生き残りなのかもなんて、冗談を一人考えてしまった。
ぼーと生きる時間も必要
仙人は今の暮らしを平成4年からはじめて、今で27年間が過ぎている。しかし、感覚的には2年くらいなのだそうだ。自然を相手にしているから全く飽きない、そう話す。
仙人「たまにはなボーとして生きる時間も大切やよ。」
その言葉に一同うなずきながら、焚き火の煙と仙人を見つめていた。
仙人ともお別れの時間が近づいてくる。そんな時、あーそうかそうか納得したように仙人が笑った。
仙人「何でみんなが(焚き火前の椅子に)座ってくれんのかと思ったら、そうか煙たいんか。煙は普段から浴びとらな目が慣れんからな。」
最後まで仙人は、仙人だった。もっと話を聞いてみたい、人を惹きつける魅力あるそんな人物だった。
行きは寒空の下、雪もぱらつく天気だったが帰りは一変して晴れ間が広がっていた。
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濱地雄一朗。南伊勢生まれの伊勢育ち。三重県といっても東西南北、文化や自然・食と魅力で溢れていることに気づき、仕事もプライベートも探求する日々を過ごす。探求を続けると生まれた疑問、それが「何で◯◯が知られていないんだ」ということ。それなら、自分でも伝えていくことだと記者活動を開始。専門は物産と観光、アクティビティ体験系も好物。自身で三重県お土産観光ナビも運営中。