鈴鹿市民なら誰もが一度は聞いたことのある、伊勢型紙。鈴鹿市内の小学校は、社会見学にも訪れる鈴鹿市が誇る伝統工芸品です。そして伊勢型紙といえば思い浮かぶのは、着物や浴衣といった和装ですが、facebookを見ていたら伊勢型紙×ふんどしパンツという投稿を発見。しかも以前取材させて頂いたふんどしパンツ作家さん。これは話を聞きたいと早速いろいろ聞いてみました。
伊勢型紙×ふんどしパンツへの想い
愛知県出身の私が伊勢型紙を知ったのは三重県に引っ越してきて20年近く経ったつい数年前でした。初めて見た伊勢型紙文様はとても美しく、元々は着物の為の文様ですが、こんなに素敵な文様は是非日常的に身の回りにあって欲しい!
そんな衝撃を感じ、興奮冷めやらぬままオコシ型紙商店さんへメッセージしたのを覚えています。
その後代表取締役の起さんと直接お話しできるご縁をいただき、直に伊勢型紙を拝見し、更にその想いは強くなりました。
私が女性用リラックス下着”ふんどしパンツ”の販売をしている事もあり、しばらくして伊勢型紙文様でのふんどしパンツを作らせて欲しいとお願いし、今こうして形になっています。
伊勢型紙を知ってから、地元三重の友人に伊勢型紙について聞くと、皆口を揃えて「知っている。子供の頃授業で作った!楽しかったしとても綺麗だよね!」と自慢げに答えてくれました。「おじいちゃんが伊勢型紙の職人さんだったよ!」という友人も何人もいました。伊勢型紙はそれくらい地元に根付いた誇れる伝統工芸品です。
ぜひ日常的に伊勢型紙文様を身の回りに取り入れていただきたい!COStureのふんどしパンツが伊勢型紙の良さを再発見し、生活に取り入れるきっかけになれたら嬉しいです。
一つ疑問に浮かんだのは、伝統文化である伊勢型紙を提供したオコシ型紙商店は、ふんどしパンツと伊勢型紙のコラボに抵抗はなかったのかということです。もし自分なら…と考えてみたら提供することに戸惑ったかもしれないと思います。
オコシ型紙商店は何故コラボしたのか
はじめこの話を頂いた時、伊勢型紙が必要とされる場所・シーンがあるのなら、有り難く思い、伊勢型紙デザインを活用していただきたいと思いました。
伊勢型紙の文様は数多くあります。高貴な礼装に価する文様からカジュアルな文様まで、人々の生活を豊かにする事が使命です。確かに、下着という事に抵抗が無かったとは言い切れないのですが、お召しになる方々の日常が豊かになるのでしたら大歓迎だと思っています。
そして、ふんどしパンツ作家谷脇節子というキャラクターです。彼女は人と人との関係をとても大切に思っています。地域・地元を元気にしたいという気概のある活発な心意気に共感したからです。
出来上がりを見た時、和の文様を意識させない、とても元気な印象を受けました。今後、彼女の商品群は拡大していくと思いますがその中でも特徴的な引き出しにして貰える事を願っています。とオコシ型紙商店も、新しい可能性を感じているようでした。
オコシ型紙商店とは
大正13年創業。私たちOKOSHI-KATAGAMIは永きにわたって意匠の充実に努め、数多くの価値ある型紙を製造し続け、日本の文化を受け継いできました。OKOSHI-KATAGAMIは願っています。伊勢型紙は三重県鈴鹿市に於いて発祥した歴史ある伝統の技術です。私たちはこの文化に感謝すると共に、伝統技術を有する業界の和を大切にしながら成長し、三重県や鈴鹿市の協力も得ながらこれからも光輝いていく事を。[(株)オコシ型紙商店HPより]
株式会社オコシ型紙商店
住所:510-0234三重県鈴鹿市江島本町27-25
Tel:059-386-0229 Fax:059-386-0677
https://okoshi-katagami.com/
ふんどしパンツCOStureオンライン
https://store.costure.jp/
岡田聖子。Otona記者。NPO法人shining理事長、ママそらみえ支部代表、介護支援専門員、心理カウンセラー、ゆめのたね放送局パーソナリティ。得意ジャンルはグルメ、お出かけ。