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三重のことが好きなら選挙を考えてほしいー7月21日参院選ー

7月21日(日)までに三重県のことを、地元のことを、愛している皆さまに考えて欲しいことがあります。

それは、未来のことです。

未来??そう、私は自分たちの社会や未来にこうあってほしいってことを考えたうえで、選挙に行くかどうか、またどこに投票するかどうかを一度この機会に考えてみてほしいと思うのです。

ちなみに、今回の三重県の選挙は、特に熱戦が予想されているため、各党の幹部陣が三重県入りをして応援していたりと、実は注目度が高く熱い選挙です。
私の政治や選挙に向けた想いや、三重県の選挙の知ってほしい事を心込めて書いたので最後まで読んでもらえると幸いです。

1.政治って堅くて難しいはもう辞めだ

私は大学で政治学を学び、選挙啓発を行うNPO法人で活動をしているくらい、どっぷり政治漬けの日々を大学進学してからの3年間過ごしてきました。

高校生の頃に感じた、政治を人と語り合えない現状をどうしても打破したく、カジュアルに政治を受け入れられる社会を作りたくて活動をしています。

けれども、実際そんなに社会を変えるなんて簡単なことではありません。
日本という国では、ポリティカルコレクトネス以前に、政治を語ることがタブー視されていて、無意識のうちに政治は避けられているのです。

わたしは極端な政治の主張をしたいのではなくて、純粋に社会をもっとよくするための方法について議論したいだけなのに、自分の社会の未来のことを話したいだけなのにすごく難しい事なのです。
未来がこうあってほしいということや現状をこうやって変えたいと考えたとき、調べていくときっと今の政治での決まりがでてくることでしょう。
けど、決まりは変えられないと思考を止めてしまうことや、そもそも考えようとしないことが社会を一歩前進することを止めてしまう。
そして、話さなければ同じような問題意識を持った人と出会えないし、人と議論しなければ自分の考えをブラッシュアップさせていくことは至難の業です。

今回の選挙では、私のような社会へ違和感を持った人からノンポリ(これまで政治について興味がなくて、考える事がなかった人)まで、尊敬する素敵な先輩方やメンバーと共に政治をもっと楽に合理的に考えられるような社会に変えるための一歩として、選挙・政治情報可視化サイトJAPAN  CHOICEを制作したのでぜひ使ってみてください。

サイトはこちらから https://japanchoice.jp/

ファクトに沿った情報をビジュアライズで直感的に理解できる、そんな政治=堅いを否定し、政治をわかりやすくしたサイトとなっています!
(宣伝のようになってしまいますが、めちゃくちゃ自信作なのでぜひ見てほしい!)

もちろん、今の選挙体制だったり政治体制がベストなわけではありませんし、私は選挙に行ってなんて傲慢なことは言いません。
ただ政治でどんなことが行われているのかを知って、どれだけ生活に身近なものなのか知ってほしい。
各政党が地方政策についても言及していますし、都市部以外の地域がより豊かに暮らしやすくなるためにどうすべきなのか、一度政策を見てみてほしい。
少しで良いからこれからの日本のために、これからの三重県のために、どう進んでいけば良いのかを考えてほしいのです。

2.大学生が選ぶ三重県の選挙おもしろさ3選

政治学を学ぶ学徒として、そして一人の若者として、三重県の選挙こういうところが面白いー!!と声を大にして伝えたいことをまとめてみました!

そもそも、三重県は1人が定数のところに対し、3人が立候補しています。
定数1のところは一人区と呼ばれ、非常に重要な選挙区なんですよ。(後から説明します)

ちなみに、この選挙には、自民党(公明党推薦)、NHKから国民を守る党、無所属(国民民主党、立憲民主党推薦)から立候補をしています。
(個人に対してはここでは触れません。ぜひJAPAN  CHOICEをはじめとする選挙サイトで調べてくださいね!)

 

①一人区だから情勢を左右する

これこそが、三重県の注目度が非常に高い選挙である所以なので、わかりやすくしていきます。

一人区は全国で32箇所あり、ここで勝てるかどうかで選挙全体が左右されるほどの影響があります。

過去2回の一人区の議席数を見てみましょう。

2013年の野党が乱立した選挙では、与党:野党 = 29:2(当時は一人区が31か所だったため)
2016年の野党一本化した選挙では与党:野党= 21 :11

この数の変化が政権与党に3分の2や過半数を取らせるのかどうかの結果にめちゃくちゃ響いてくるのです。
そして、今回は前回選挙において最大野党であった民主党から立憲民主党と国民民主党にわかれたこともあり、どうなるのか!?と非常に注目されているわけです。

そして、勝ちたい選挙区だから、安倍総理や枝野代表といった有名議員が三重県に次々と入って応援演説をしているのです。

②野党共闘で熱い!

三重県の面白いところは地域政党として「三重民主連合」というものがあることです。

これは立憲民主党と国民民主党の地方議員を取り組んだ三重県だけにしかない地方政党であり、国政でみると立憲民主党と国民民主党は党を合体させることを昨年末に断念したので、非常にレアです。

そして、共産党は市民団体を挟んで政策協定をむすぶ「ブリッジ共闘」というもので連携を作っています。

全国的に、この方法で共闘をとっているとこは本当に珍しい。
今回の選挙では三重県だけです。

さらに、三重県の北部は元々は民主党の地盤が堅いために民主王国と呼ばれていました。
民主党は、大企業や工場などが立地するような場所の地盤が強く、連合とよばれる支持母体を持っていました。三重県北部ははいわずもがな四日市コンビナートなど工業が盛んな地域なので、この地盤が強い場所にあたるというわけですね。
一方で農林漁業を行う地域を地盤としてきた自民党は、三重県の志摩や東紀州など漁業や林業が盛んな南部地域では非常に強いのです。
このようなこともあり、民主党の結党から解党(解党時は民進党)までの間、自民党と民主党は接戦を繰り返してきました。

まとめ

・一人区は選挙情勢を左右するから重要

・三重県は全国的に野党共闘の方法が特殊

・北部は民主系の支持が高く南部は自民が強いという傾向があるため

③女性立候補者が多い

今回の立候補者全体では28.1%が女性候補者となっています。しかし、三重県を見ると、66.7%が女性候補者です。

また、三重県選出の参議院議員は2人ですが一方が女性であり、国全体では衆参合わせ女性議員が10.2%であることから、全国的にみると非常に珍しい選挙区だといえるでしょう。

日本では男女平等度が低いことが問題となっているからこそ、女性の候補者が増えることで是正していきたいですし、2018年には候補者男女均等法ができたので、これからますます女性立候補者が増えていくと良いですね。

 

他にも要因はありますが、この3つがとりわけ三重県の選挙が熱い!といわれる理由であり、三重県の選挙が面白いよ!!と政治大好き大学生の私は思うのです!
どうですか?少しでも、へぇ!て思ってもらえると嬉しいです。

3.三重県の皆さんに考えて欲しいこと

そもそも国会議員が地域ごとに選ばれる理由の一つは、その地域の人々が望んだより生活しやすくなる政策を叶えるためです。(利益誘導の機能)

私たち有権者が、三重県の未来のことを考えたとき、どういった場所であってほしいと思いますか?重視したい争点は人によって様々だし、選挙に正解なんてありません。
だからこそ、自由に社会や未来について考えて自分と似た意見を持っている政党を選んでもらえればと思います。
社会をもっと良い場所にしたい、もっとみんなが豊かで楽しい生活を送れるようにしたいって考えたとき、諦めるのではなくてアクションを起こしてみることが大事なのではないでしょうか。

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