下町風情が残る猫の聖地な商店街
東京・日暮里駅にある谷中銀座商店街。
ゆうやけだんだんという階段を降りると、
食べ歩きグルメや雑貨屋など、
約60店舗の商店が並んでいる。
昭和20年頃から続く
下町情緒溢れる商店街で、
”谷根千散策”としても紹介される人気スポット。
谷根千とは、
上野寛永寺のお膝元である
文京区から台東区にかけての
谷中、根津、千駄木エリアの総称。
またこの谷中銀座は
猫が多いということでも有名。
この日は雨だったため見掛けなかったけれど、
天気が良い日には、
階段や細い路地で様々な猫ちゃんと出会える。
ここら辺にいる猫は
「地域猫」と呼ばれ、
荒川区と台東区で活動するボランティアさんが
管理やお世話をされていて、
地域と猫の共生を図っているのだそう。
なので商店街には、
猫グッズの店が点在。
屋根の上にも猫オブジェ。
商店街の看板を見て歩くのも楽しい。
三重県産の小麦粉100%の猫しっぽ
ぶらぶら散策してると、
可愛くていい匂いのする店に引き寄せられた。
猫のしっぽをモチーフにした、
焼きドーナッツ店「やなかしっぽや」だ。
ホームメイドで、
小麦粉は三重産のあやひかり100%
砂糖は北海道産の甜菜糖、奄美諸島産のきび糖。
ベーキングパウダーはアルミニウム無添加。
防腐剤・保存料などの添加物は不使用と、
原材料にとてもこだわっているお店である。
種類も豊富で、
人気NO.1はとら柄の「とら」
ココア生地にホワイトチョコチップ。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2018/03/DSC_0390-1024x683.jpg)
肉球入りの「きゃめる」も人気。
キャラメルクリームに国産焼塩がトッピング。
甘みと塩気のバランスが素敵。
他にもメイプルシロップの「メイ」、
バナナクリームの「ナナ」、
さとうきびの風味の「キキ」、
マロン餡の「マリリン」、
チョコチップの「ぶち」など、
味や模様に対してのネーミングに思わず拍手。
訪れるお客さんたちは、
しっぽ選びにとても迷われるそう。
スティック状なので食べ歩きしやすく、
優しい甘さに、思わずしっぽを振りたくなります。
肉球型のチョコレートも
猫LOVEな人へのお土産にニャイス。
招きたいのは人か金か?!福にゃん焼き
谷中商店街に、
なぜ猫が多いのかは諸説あるそう。
一つに、
江戸時代から多くの寺があるエリアなので、
お供え物に惹かれて集まってきた説や、
商家の蔵が建ち並びネズミが沢山いた為、
猫も集まったのではないかという説など。
今回、谷中商店街にて
「やなかしっぽや」以外の、
三重県に縁あるものは見付からなかったけれど、
招き屋の「福にゃん焼き」もオススメ。
どこかで見たことある表情だなーと思ったら、
『釣りバカ日誌』の原画作者 北見けんいち氏のデザイン。
「見る人に幸福がおとずれるように」
との想いが込められているそう。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2018/03/DSC_0310-1024x800.jpg)
食べる時のポイントは福にゃんの“手の向き”
右手を挙げている招き猫は金運、
左手を挙げている招き猫は人を招くといわれている。
どちらを招きたいのか、
向きを考えてからかぶりつこう!!
他にも楽しいお店の数々…
他にも、
この時代で!?と驚く値段設定の惣菜屋さんや、
ジューシーなメンチカツが食べられるお肉屋さん。
はんこ屋さんや、
富士山の溶岩を使った窯で焼くパン屋さん等々。
日本で最初にオープンしたという
トルコモザイクランプ専門店では、
オリジナルランプの製作も体験できる。
また商店街から一本路地を入ると、
芸大生たちが愛用していた木造アパートを改装した
アートギャラリー&カフェ「HAGISO」があり、
ここで食べられる鯖サンドも人気。
古き良き下町風情を残しながらも、
新旧の店が調和しているこのエリア。
天気が良い日は、
多くの人で賑わいながらも、
陽だまりでは猫たちが眠たそうに寛ぐ様子もたまらない。
商店街の入り口にある階段「ゆうやけだんだん」から、
綺麗な夕陽も楽しめます。
谷中銀座
住所:東京都台東区谷中3-13-1
やなかしっぽや 谷中本店
住所:東京都台東区谷中3-11-12
電話:03-3822-9517
招き屋
住所:東京都台東区谷中3-9-15
電話:03-5834-8139
HAGISO
住所:東京都台東区谷中3-10-25
電話:03-5832-9808
![福田ミキ](https://otonamie.jp/wp-content/uploads/2015/10/0c6abe6ba47f91287c049ca7f0a65986_2-150x150.jpg)
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事