冬支度を始めようかという11月下旬のこと。
日を追うごとに朝は冷え込んでいき、晩秋の寒さが身に染みる季節となってきました。
肩をすくめて出勤する人や、白い吐息を面白がりながら登校する児童もちらほら。
秋色の名張を楽しむ第2弾!
9月、10月の行楽時期に開催予定だったイベントをことごとく雨と台風によって中止に追い込まれ、泣かされ続けたのはきっと私だけではないはずです( ;∀;)
しかし、やまない雨はないとばかりに11月後半の晴れ続き。
nanowaスタッフもご機嫌よろしく活動再開です!
前回は香落渓の景勝を拝みに行ってきましたが、まだまだ美しい紅葉が続いている名張市内。
街中からでも美しい景色をお届けできたらという事で、今回はレンタサイクルで旧町を周ってきました!
自転車を貸し出しているのは、サンロード商店街にあるcafé 松風。
予約なしでも当日お店を訪れて名簿に記名し、500円というお手頃価格で自転車レンタルができます。なんとリーズナブルで素早い対応!
コチラが今からお世話になるGIANTのクロスバイク。
一般的なママチャリと比べとても軽量で、タイヤも細い自転車です。
nanowaスタッフ3人ともが身長約160cm。自転車のサイズはXSかSでちょうど足がつくくらいでした。
乗り慣れていないクロスバイクですが、はじめは車の交通量の少ないサンロード内をゆっくり慣らし運転で。変速ギアの調整でペダルの軽重を確かめます。
バランス感覚もつかめてきたところで、いざサイクリングへ!
平面が続く旧町はありがたいことに走りやすい♪
名張川に沿うエコロードをゆったり走るコース。民家の庭先に咲く菊の香りを感じながら通りぬけるのも自転車の醍醐味です。
なだらかな傾斜でも少しペダルを踏み込んだだけで・・・息切れ。
運動不足の身体にのしかかる負荷。大腿筋に乳酸がたまるのがわかります。
中にはレンタサイクルで曽爾高原まで走った猛者もいるとか!
スゴイ。。
朝の寒さを忘れてしまうくらいのぽかぽか陽気になってきました。空も風も澄んでいて清々しい~~
短いコースでしたが、山の色づきを楽しめてゆったり風を抜ける爽快感。
普段は机に向かい背中を丸めてちまちま作業をしている私ですが、心身ともにリフレッシュヽ(´・∀・`)ノ充電完了です!
昼食は、名張川沿いの【やなせ宿】にて。
やなせ宿では、名張市内の飲食店や食育サークルが毎日入れ替わり調理をしてくれる“ワンデイシェフランチ”が楽しめます。
本日の日替わりランチは「乱歩ランチ」700円
<お品書き>二十面相ミステリー押し寿司・ミニ支那そば・穴子の鰻ざく風・宝石サラダ・手作りデザート(この日は出来たてなばり饅頭でした!)
築150年の町屋を改装したカフェ×宿泊施設
そして、自転車をお借りした松風さんでおもしろい発見が。
オーナーである森本さんが宿泊スペースを案内してくれました。
店内入り口となるサンロードのアーケード側からカフェスペースを抜けると、中庭を挟んで宿泊施設へと続きます。
宿泊利用料も格安とあって、外国人旅行客が1週間ほど滞在し、近鉄電車で京都・奈良・大阪へ観光に訪れることも珍しくないようです。
襖絵や屏風、掛け軸、神棚など、外国の方でなくとも息を呑む圧巻の風情。
宿泊利用が2人以上で3部屋貸し切りできるそうです。
蔵も宿泊スペースになっています。
蔵1階に収納されている長持や古民具の数々。
人が多く出入りしていたのでしょうか、たくさんの七輪・おひつ・膳があります。
森本さんの祖父の戦時中スクラップブック。レイアウトや説明書きから、お祖父さんの几帳面さが伝わってきます。
山西省昔陽県の街並みや、当時の子供たちが縄跳びをして遊ぶ様子の写真もあり、思わず見入ってしまいました。
2階にはシングルベッドがずらりと並び、和風モダンな雰囲気。
ここが町屋として建てられたのは大政奉還~明治維新の頃。その時代前後の建物が旧町には数多く現存しており、今なお住居として活用されています。
かつては、西国から伊勢参宮まで渡る初瀬街道の宿場町として、旅客人をもてなした名張。
全国的に見れば観光地としてまだまだ穴場な存在ではあるかと思いますが、
江戸後期から残る町並みや、名張川沿いから見渡せる山並みは、時代を経ても変わらぬ
日本の情景が静かに感じられます。
日ごと移り変わる季節と、歴史ロマン探索に、
旧町へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
▼やなせ宿
http://www.yanase-shuku.com/
▼松風
http://www.cafematsukaze.com/
▼松風宿泊予約サイト Aiebnb(エアービーアンドビー)
https://www.airbnb.jp/
※自転車を運転の際は、交通ルールを守って、事故や怪我のないように安全に気を付けて走行してください。
※こちらの記事は名張の素敵発見WEBマガジン「nanowa(なのわ)」から転載しています。
都会でも田舎でもないハイブリッドなまち「名張(なばり)」は「ちょうどいい暮らし」が魅力のまち。 そんな名張市で活躍する、人・農・食・まちに関わる「ヒト・モノ・コト」を取り上げて発信していくことで「このまちに住んで良かった!」「このまちに住みたい!」という方が増えていくことを目指しています。得意ジャンル:グルメ・イベント・観光