いつでもどこでも情報が入ってくる今。
常に繋がれるし、繋げられちゃう。
本を読む時間がないと言いながら、
気が付けばいじっているスマホ。
家でも、向き合っているのは家族よりパソコン。
便利だなーと思う反面、時々思う。
「オフラインになりたい・・・」って。
そうだ、デジタル・デトックスしよう。
名古屋から電車で約1時間の
三重県菰野町湯の山にあり、
気張らず気楽に行ける温泉「希望荘」
チェックイン時、一応、聞きました。
「 Wi-Fiって飛んでますか??」
念のためです、念のため。
※ 因みにWi-Fi環境ありました。
自分でお呼び出するケーブルカー
フロントから、
温泉施設がある本館への移動手段はケーブルカー。
ボタンをポチッと押すだけなので、
「ちょっとすごいエレベーターじゃん」
と言ってしまえばそれまでですが、
結構楽しくなっちゃいます。
むりやりのんびりとさせてくれるラドンの泉
ボケーっとする時間をむりやり作ってくれるのが、
熱気浴ラドンの泉。
地下1500ⅿより湧き出る源泉を床下全面に張りめぐらせ、
気化する際に出来る低放射線のラドンを吸入することにより、
細胞が刺激を受け、
身体の免疫力や自然治癒力が高められるという熱気浴施設。
血圧を測った後、作務衣に着替え、
専用ラウンジにて、スタッフさんがくるまで待ちます。 ここでのポイントは、
スタッフさんが中々来てくれないこと。
こういう時、いじりたくなるスマホはロッカーの中。
ひたすらボケーっと窓の外を眺めます。
まずはパノラマ展望の「自助の湯」
スタッフさんから、
まずは大浴場 自助の湯にて
身体を温めてくるよう案内があります。
![onsen](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/04/onsen.jpg)
標高369mの菰野富士と同位置で、
目の前はパノラマ展望。
10分程浸かって身体を温まったら
また専用ラウンジへ戻ります。
とにかくボケーっと。
ラウンジに戻り、
またスタッフさんが来てくれるまでボケっとタイムです。
思う存分ボケッとタイムを堪能した頃に、
スタッフさんがラドンの泉へ案内してくれます。
![main_v](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/04/main_v.jpg)
落ち着く薄暗さの浴室内。
真っ裸で椅子に寝転び、
ラジウムが気化したラドンを吸いこみます(男女別室)
サウナのようなしんどさはなく、
じんわりと心地よい暑さ。
出る汗はなんだかさらっとした感じ。
ホルミシス効果を感じながら、気持ちよーく爆睡。
源泉100%とろんとろんの温泉へ
ラドンの泉を出た後は、自由行動。
ラドンの泉利用者または宿泊者のみが使える、
湯けむりの里へ。
湯けむりの里内の木漏れ日の湯は、
檜風呂で、県下で最も高いラジウム濃度を誇る源泉。
浸かった瞬間に、
あれ?石鹸つけたっけと思うほどぬるぬる。
とにかくまとわりつくようなとろみのあるお湯で、
お肌がとぅるとぅるになるのです。
湯けむりの里はまだまだ続く
雨も風もあるがままの自然を感じ、
心を癒す野天の湯溜まりとのこと。
(ここで素っ裸になる勇気はまだ持てなかった。。)
お饅頭でお腹も満たされたから
もう一回、温泉入ろうっと。
※2020年現在、菰山亭は完全予約制
この日は1泊。最近ずっとしたかったこと。
この日は希望荘に1泊。
![IMG_1432](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/04/IMG_14321.jpg)
最近ずっとしたかったこと。
だらだらごろごろしながら、
ひたすら漫画をよむこと。
![IMG_1425](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/04/IMG_14251.jpg)
漫画読んで、お饅頭食べて、ウトウトして、
身体が冷えてきたら温泉に入る。
贅沢です。
無意義かもしれないけれど、
一周回ってむしろ有意義。
夕食は囲炉裏料理を楽しむ。
夕食は、
昭和の地域食文化を伝承する
田舎料理を楽しめる菰山亭へ。
あぐらをかいて囲炉裏を囲み、
菰野会席を頂きます。
![DSC_0301](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/04/DSC_0301.jpg)
少し休憩したら、また温泉に入ろう。
月明りの温泉で、心も身体もぽかぽか
のんびり浸かっていると、
湯質の評判を聞き関西から来たという
おばあちゃまと一緒になった。
道中、ご主人と
「あと何回旅行にいけるかしらね」
と話しながら来たのだとか。
女湯と男湯は隣同士。
板で仕切られてはいるが、
少し大きな声を出せば会話ができる造りで、
男湯から「おーい、いい湯だなぁ」
とご主人と思われるおじいちゃまの声。
おばあちゃまも少し大きな声で、
「ええ。気持ち良いですねぇ」と答える。
「ふぃ~、極楽だな。」
大げさにくつろぐおじいちゃまのため息。
なんだかほっこりするその光景に、
思わずおばあちゃまと目を合わせて笑ってしまった。
また夜な夜な漫画を読みふける
部屋に戻った後は、
深夜まで漫画を読みふけり、いつのまにか寝落ち。
テーマを決めた宿籠り
情報に気を取られず、
マイペースに過ごすオフラインな1日。
観光目的で旅に行くのも楽しいけれど、
たまにはテーマを決め、ゆったりまったり宿籠り。
そんなプランも良いなと思える充実した休日。
これは癖になりそうです。
★希望荘★
住所:三重県三重郡菰野町湯の山(鈴鹿スカイライン入口)
電話:059-392-3181
※写真撮影は希望荘許可済
![福田ミキ](https://otonamie.jp/wp-content/uploads/2015/10/0c6abe6ba47f91287c049ca7f0a65986_2-150x150.jpg)
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事