桑名ほんぱく - 桑名本物力博覧会 のプログラムに参加してきました!
その名も『サンジルシ工場に潜入!味噌と醤油の魅力にせまる!!』
(桑名ほんぱくについては、こちらの記事参照 → http://otonamie.jp/?p=23788 )
サンジルシと言えば、「料亭赤だし」などのお味噌やお醤油でおなじみ、ですよね。
・・・と言っても、実は三重に引っ越して来るまで存じ上げなかったんですが。。(ごめんなさいっ!!)
三重に来てからすっかりおなじみになりました。
なんと、創業1804年という、歴史ある超老舗の醸造会社だったんですね。
でも、「たまり醤油って何?」っていうくらいの知識レベルしかなく、大人になってからの工場見学、こんな機会めったにないわ!ということで、このプログラムに参加することに。
はじめに、主に小学校の社会科見学用に作られたパンフレットをいただき(私にはちょうど良いレベル)、
品質管理部門の辻さんがスライドを使って丁寧にお味噌とお醤油のことを説明してくださいました。
基本的な「豆みそ」と「米みそ」の違いとか。
大豆と塩だけでできている「豆みそ」は、東海三県(愛知、三重、岐阜)特有の文化なんだそう。
知らなかった!!
確かに赤だし文化だなぁーとは思っていたけれど。
私の疑問だった「たまり醤油って何?」も、辻さんのわかりやすい解説で、一気に解決!
小麦の比率が少ない、ほぼ大豆のみでできるのがたまり醤油。
近年のグルテンフリーブームで、サンジルシの大豆100%たまり醤油は、アメリカですごい売れ行きなんだとか。
なんと全米でシェアNo.1!
今後は日本でも需要はどんどん高まっていきそうですよね。
ほかにもアミノ酸のうま味を引き出す酵素のお話なども伺い、科学的根拠もしっかり理解したところで(←ほんとか?)、
実際に味噌の「しこみ」を体験!
『出麹(でこうじ)』の中に、塩と塩水を入れて、、、、
ぎゅっ、ぎゅっ、と、潰していきます。
こんな感じ。
そのあと、重しをのせて、発酵していく。
米や麦のみそは、1か月くらいの熟成期間でできるものもあるそうなんですが、
豆みそは、6か月~1年くらいかけて熟成させるそうです。
この日は、仕込んですぐの味噌で作った汁と、5か月経った味噌で作った汁を味比べ。
左側が仕込んですぐのもの、右側が5か月経ったもの。
仕込んですぐのものは、香りはお味噌でしたが、ちょっとしょっぱいなーという印象。
5か月経ったものは、やはり、香りも味も深くなったように感じました。
これが、発酵していく中でうま味成分のグルタミン酸が増えていくということなのね!
味噌のしこみ体験の後は、いよいよ工場の中を見学。
お醤油の製造現場を見学させていただきました。
こちらは、熟成させる桶からお醤油をひきぬいているところ。
今はステンレス製の桶を使うところも多いそうですが、こちらの桶は古いものでは大正15年ころから使われているものも。90歳超え!
お醤油のいい香りが施設内に充満していました~。
ここで、たまり醤油を試飲。
日の当たりところでみると、赤みがあってキレイな色。
試飲と言っても、もちろんちょっと舐めただけですが、桶からひきぬいたばかりのお醤油の味わいに感動。贅沢だー。これが、市販もされている「生引(きびき)たまり」なんですね。
工場内の見学から戻った後には、具沢山の赤だしの試食が・・・!
いろいろ知って、見た後の味噌汁の味は、格別でした。
知識もお腹も満たされ、大満足の工場見学。
そして最後にはこんな豪華なお土産をいただきました!!
豪華すぎるーーっ。
参加費用から考えても、お得すぎる~~っ!
(今回の参加費用は1,500円也)
大人になってからの工場見学、いいですね。
ちゃんと知って、食べるって、大事。
そんな当たり前のことを、強く感じました。
そして、地元から世界に羽ばたいている企業があるって、なんか元気が出る!
桑名の本物力、見せていただきましたっ!!
サンジルシ醸造株式会社
住所:三重県桑名市明正通 1-572-1
URL:http://www.san-j.co.jp/
桑名ほんぱく公式ホームページ
http://kuwanahonpaku.net
OTONAMIE公式記者。masami。桑名市在住、アラフォー、なんちゃって会社員。2014年、自己都合により東京から三重に転入。三重の魅力にはまり、一人車で三重を探索中。得意ジャンルは子連れスポット、ランチ、一人旅、ドライブスポット、
日帰り温泉。