ホーム 01【食べに行く】 【実はとっても身近なものだった!】まこもだけを堪能しよう!

【実はとっても身近なものだった!】まこもだけを堪能しよう!

みなさんは「まこもだけ」をご存知でしょうか?

三重県三重郡菰野町で生産されている「まこもだけ」

今回取材にお邪魔する話を友人に話したら

「それってどんなキノコ? 」

「調理が面倒そうだし、どうやって食べるかわからない」

「食べたことないわぁ」

と…

正直、私も食べたことは過去にあるだけでほとんど記憶にないです。
それなら無知のまま食べてみよう!と三重県三重郡菰野町にある「美味旬菜 饗庭」さんへ。


オーナーさんへご無理を言ってまこもだけコースを作っていただきました。

まこもだけのポタージュ


まこもだけを大胆にポタージュ。
鶏とまこもだけの肉団子


鶏だんごの周りに刻んだまこもだけをまぶして蒸しあげてあんをとろ〜り。
まこもだけのフリッター

まこもだけと海老のすり身の揚げ物 スイートチリソースがけ


フリッターは明太子ソースかバーベキューソースをつけて食べますが、ホクホクの食感。

海老のすり身の揚げ物は歯ごたえがありすこし繊維質があるので裏側には隠し包丁が。
海老とまこもだけの炒め物


まこもだけと栗と海老の中華風の炒め物。

アスパラの様な食感が感じられます。
豚しゃぶとまこもだけのサラダ風


生のまこもだけ。

えぐみは無く食感も良く豚しゃぶをくるくるっと巻いて食べます。
まこもだけ入り天津飯(フカヒレとまこもだけのあんかけ)


饗庭のイチオシ「天津飯」

その中に細く刻んだまこもだけが入っており、あんにもまこもだけとフカヒレが…

贅沢!!!
まこもだけは何味?と聞かれると、トウモロコシっぽい味です。

むしろヤングコーン寄りの味。
食事をしながらまこもだけのことを少し調べてみました。
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【マコモ】(別名 ハナガツミ)

イネ科マコモ属の多年草

種子(ワイルドライス)、肥大した新芽(マコモダケ)が食用とされる

また、マコモダケが黒く変じたものからは黒い顔料(マコモズミ)が得られ、お歯黒、眉墨、漆器の顔料などに用いられた

(Wikipediaより)
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マコモダケってイネ科だったの?!

しかも、ワイルドライス(黒米)はマコモダケから採れるのね!

眉墨やお歯黒もマコモから採れたのか!

びっくりなことばかり。
饗庭のオーナーにご紹介いただいたマコモダケ栽培者の大橋さんにマコモダケ畑をご案内頂いた。

軽トラックの荷台から手早く鎌を取り出し、私たちへ1本ずつ渡してくれる。


広がるマコモ畑

お米と同じような水田で作っている。

早速ザクザクとマコモダケを収穫

マコモダケは土の上に出来、うっすら見えているふっくらした白い所の下の部分をカットし収穫。

土の中にできるのかと思ってました。


おぉー

素晴らしい。

このマコモダケになるものは黒穂菌の一種にに寄生されてできるもの。

なので、ワイルドライスは出来ず新芽が肥大しマコモダケになるそうだ。

ワイルドライスができないということはタネが出来ないという事。

どうやって増やすのかと言うと

刈った部分から新芽が出るほど強い物なので株分けして来年を待つそう。

何とでも子孫を残せるようになっているのがすごい。
店頭で販売されるのはこんな感じだそうで


青い皮を剥いて


この状態にし、外側をピーラーで剥いたらたべられるそうな。

今の時期は生がオススメだそうで

バキッと


「このまま食べれるから」

と渡してくださいました。

ガブリ。

甘い!めっちゃ甘い!!!

テレビ番組でよくその場で渡されてたべてるシーンを思い浮かべるほど。

やはり採れたては本当に美味しい。

菰野のマコモダケは地元の人に愛されて作ってるものだなって感じることができました。

たべられる時期は10月〜11月初旬。

今の時期だけです。

この時期しか食べられないマコモダケ。

是非食べてみてください。

菰野の道の駅などで販売されております。
オマケで大橋さんが地元の神社に連れてってくれました。



伎留太神社

この奥に本殿があります。

神社の中で撮影はできなかったのでそこの狛犬を是非みに行ってみてください。

可愛いお猿さんの狛犬ならぬ、狛猿さんが待っていてくれますよ。

今年は申年なので参拝客が増えているそうです。
まこもだけを調理してくださった「美味旬菜 饗庭」さんではまこもだけのコースもご提供くださるそうなので、お気軽にお問い合わせください。

そして、11月にはこんなイベントもありますので、ご興味のある方は是非!


お席も残りわずかとなっているそうです。


美味旬菜饗庭

住所:三重県三重郡菰野町永井135
電話:059-396-4703


 

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