全国的に人気のある土鍋、「かまどさん」。テレビや芸能人のインスタでも数多く取り上げられ、大手百貨店などでも見かけるようになった。
「かまどさん」の最大のウリは、「火加減いらず」で失敗なく美味しくご飯が炊けること。
内蓋に秘密があるようで、しっかりお米を浸水させておけば、一定の火加減で、吹きこぼれることなく、誰でも美味しい土鍋ご飯を炊くことができる。
その「かまどさん」を看板商品とする” iga-mono ” 長谷園の窯元は、伊賀市にある。
亀山インターから名阪国道に入り、壬生野インターを降りて約10分。
山並みを進み、広がる田園風景の先にその窯元はある。
国の登録有形文化財として指定されている登り窯。
現在は使用されていないとのこと。
看板商品の「かまどさん」。
漆黒の色合いが美しい。
この被写体としてフォトジェニックなのも人気の理由の一つなのだろう。
東京でもデパートでもネットでももちろん長谷園の土鍋は購入できるが、ここにしかない特典もある。
アウトレットコーナーもあり、この日は電子レンジ調理器の「陶珍菜」が半額だった!
訪れる度にアウトレット商品は異なるので、毎回宝物探しのようでワクワクする。
趣き深い大正館。この建物も国の有形文化財に登録されている。
ここは無人の喫茶コーナーになっていて、350円でコーヒーを買うと、伊賀焼のカップがもれなくついてくる。ちゃんとお持ち帰り用の新聞紙とビニール袋も用意されているのがうれしい。
訪れる度にコーヒーを飲んで帰るので、うちにはこのカップがどんどん増えていっている(笑)。
展示室は、長谷園と伊賀焼の歴史を体感できるちょっとした博物館。
機能的な土鍋だけでなく、芸術的な器にも心奪われる。
また、登り窯からさらに登ると陶器でできた芸術品たちが至る所に現れる。
毎年5月2・3・4日に開催される大々的なイベント「窯出し市」は、抽選会や陶芸体験、特売会などお楽しみが盛りだくさんだ。
また、定期的に東京と伊賀の両方で開かれている土鍋を使った料理教室やワークショップも人気。
伊賀焼の窯元はもちろん長谷園だけではない。
伊賀焼の里である丸柱地区には、ギャラリーを持つ窯元はいくつもあるので、是非他の窯元にも足を運んでみては。
伊賀焼の歴史を学べる伝統産業会館も車で5分圏内。ここにも様々な職人さんの土鍋や器を買うことができる販売コーナーがある。
実は、伊賀の里モクモク手づくりファームも意外に近い。
家族みんなで「伊賀焼の里」を是非訪れてほしい。
伊賀焼の郷 長谷園
住所: 〒518-1325 三重県伊賀市丸柱569
TEL: 0595-44-1511
展示室営業時間: 9:00〜17:00
休業日: お盆・年末年始
駐車場: あり
URL: http://www.igamono.co.jp/
OTONAMIE公式記者。masami。桑名市在住、アラフォー、なんちゃって会社員。2014年、自己都合により東京から三重に転入。三重の魅力にはまり、一人車で三重を探索中。得意ジャンルは子連れスポット、ランチ、一人旅、ドライブスポット、
日帰り温泉。