イントネーション(発音)の違いって、気になりません?
もうすぐ夏休み。帰省の季節です。この4月に進学や就職で都会に出て行った友だちが帰ってくる、なんて人もいるのではないでしょうか。
そんな友人が都会に染まったしゃべり方になっていて、ちょっと距離を感じる。なぜだかちょっとイラっとくる。そんな経験をした、またはしてしまった方も多いのではないでしょうか。
三重県は北から南まで縦長。イントネーションも若干違います。
東京に行くと「三重って関西弁だよね。」などと言われて、「おっと、大阪や京都の都会人ぶることができるな。」などと思うわけですが、大阪や京都では三重弁は三重弁です。ごまかしは効きません。とくに「これは方言ではない」と思い込んでいて、なんの躊躇もなく方言を堂々と言い切って、「えっ、それってどういう意味?」みたいな返しがくると、ちょっと恥ずかしかったりします。
私も学生時代に京都に暮らしていて「あじごはん」で辛い経験があります。あじごはんは三重の方言なのです。
大阪の友人「あじごはんって、なんやねん!!ガハハ!!白いごはんは味がないってこと!?ガハハハ!!」
恥ずかしかった…、悔しかった…。
でも、もういいのです。
三重弁全開でええやんか。あじごはんは、あじごはんです。かやくご飯とか炊き込みご飯より、わかりやすくていいです。シンプル イズ ベスト。そもそもかやくって、どーなん!
調査開始です。今回は各ジモトに育ったネイティブの方々に参加していただきました。
三重県の北勢を代表して桑名で生まれ育った中野歯科医院院長、中野雅也先生。
中勢を代表してOTONAMIEのnari_bow編集委員長。
伊勢志摩を代表してOTONAMIEの西根麻里 記者。
東紀州を代表して友人の会社員、東(ひがし)さん。
特別に東紀州の中の尾鷲市古江町の40代女性。古江町は尾鷲市のなかでも独特らしく、尾鷲市民どうしでも、話せばすぐに古江町の方だとわかるらしい。
東京を代表して東京出身OTONAMIEの福田ミキ レギュラー記者。
まずは、パン屋のイントネーションを調査。
赤太字がイントネーションを強く発音します。
北勢は、パン屋。
中勢も、パン屋。
伊勢志摩も、パン屋。
東紀州は、パン屋。少し変化がありました。
尾鷲市古江町も、パン屋。
東京は、パン屋。
続いて、お餅(おもち)を調査。
北勢は、おもち。
中勢も、おもち。
伊勢志摩も、おもち。
東紀州も、おもち。
尾鷲市古江町は、おもち。おかんの発音に近いです。
東京は、おもち。どこも強調しない、フラット発音。「ド♪ド♪ド♪」ですね。
さぁ、どんどん行きましょう!
つづいてはクリスマスを調査。
北勢は、クリスマス。
中勢も、クリスマス。
伊勢志摩も、クリスマス。
東紀州も、クリスマス。
尾鷲市古江町も、クリスマス。少し英語風。
東京も、クリスマス。
んー、大体同じイントネーションでつまらないですね・・・。
つづいてはポン酢(ぽんず)。
北勢は、ぽんず。フラット発音「ド♪ド♪ド♪」ですね。
中勢も、フラット発音、ぽんず。
中勢も、フラット発音、ぽんず。
東紀州は、ぽんず。ちょっと、変化してきましたね!
尾鷲市古江町は、ぽんず。
けんか腰のときに使う「なんや!」と似たイントネーションです。
東京は、ぽんず。フラット「ド♪ド♪ド♪」です。
調査結果「イントネーションちょっと違うのって、その土地を感じることができる。」なので、積極的に三重県のイントネーションを使っていこう!
適当な結果ですみません。年代によっても違うかも。今度ちゃんと調べよう…。
友人と話していたら「おにぎり」と「ゼリー」は三重県内でも、イントネーションが違う説が浮上してきた。
あなたの「おにぎり」や「ゼリー」のイントネーションはいかがでしょううか?
そういえば!
OTONAMIEに変わった記者名の方がいた。
ともーこさんだ。ともーこ。んっ?外国人風?
気になったので本人に謎の記者名の真相を聞いてみた。
−−−お忙しいところスミマセンが、なぜ記者名がともーこなのですか?
ともーこ記者「いや何も考えてなくて、偶然です。インスピレーションですね。」
−−−外国人ではないですよね。なぜ外国人風なのですか?
ともーこ記者「それも言われて気が付いたんです・・・。インスピレーションですね。」
結局、真相は「偶然」ということになる。偶然、外国人風の記者名をインスピレーションで付けた、ともーこさん。忙しいところ、どうでもよい電話取材にご対応いただき、ありがとうございまーす!
少し前に気が付いたことがある!
句読点とかの使い方をちょっと変えると、急に文書がファンキーになるということだ。
例えばメールでよく使う文章。
ふつう:よろしくおねがいいたします。
ファンキー:よろしくおねがいいたしまっす。
他にも
ふつう:しかし
ファンキー:しかーし!
イントネーションをプラスすると、外国人風になる。
ふつう:おいしいよ。
ファンキー:おいしーよ。
語尾もちょっと変えるだけで、なんとなくその人の人柄や勢いを表現できる。
ふつう:いってきます。
ファンキー:いってきまっさー!
効果音を入れると文章は劇的に変わる。
ふつう:おでん美味しかったですね。
ファンキー:ハフゥハフゥ、おでん美味しかったですね。ハフゥハフゥ。
なんか面白くなってきた!
「ー」と「〜」、「!」でも凄い微妙なニュアンスを使い分けることができる。
自分事のように喜ぶ:マジでー!ヤッター!
他人事のように喜ぶ:マジで〜、ヤッタ〜。
以上を応用してビジネスなどで「ちょっとメールで距離を縮めないな。」そんなときに使える?例文を作ってみました。
ふつう
昨日はありがとうございました。おでん美味しかったですね。Aさんのお話しをお聞きして心のなかで「マジで〜、ヤッタ〜。」と叫んでしまいました。おめでとうございます。しかし、私にできるかどうか不安ですが、とりあえず行ってきます。今後ともよろしくお願いいたします。
ファンキー
昨日は、ありがとうございました。ハフゥハフゥ、おでん美味しかったですね。ハッフゥハッフゥで!Aさんのお話しをお聞きして心のなかで「マジでー!ヤッター!」と叫んでしまいましたー!おめでございまっす!!しかーし!私にできるかどうか不安ですが、とりあえずっ・・・行ってきまっさー!!!!!今後ともよろしくお願いいたしまっさーー!
いかがでしょう。
あくまでも使う相手を間違えないように、ファンキー語を使って毎日の生活を楽しんでくださいねっ!
あ、伊賀方面のイントネーション忘れてた・・・。
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事