まつりが好きだ。伝統的なまつりも、現代的なまつりも。人が「わぁー」と集まって、その日その時だけは心おどるウキウキした気分になる。日常のことを考えなくて良い時間は、シンプルに楽しい。別に日常が辛いわけではないですよ!
津市や津市周辺に暮らす方はご存知の方も多いと思いますが、もうすぐ年に一回の「Green Festival(以下GreenFes)」が行われる。そこでGreenFesを主催する、久居げんき会の石川代表(写真:左)にお話しを伺った。
そもそも、久居げんき会という会自体がおしゃれで魅力的だ。でも、なぜこのような会ができたのだろうか?
そこには地方に潜む問題と密接に関係していた。
10年前の2006年に旧久居市、旧河芸町、旧芸濃町、旧美里村、旧安濃町、 旧香良洲町、旧一志町、旧白山町、旧美杉村が合併して津市となった。元々、合併する前の各市町村にはそれぞれの若者が構成する地域興し団体があった。しかし合併で、今回のように旧久居市のそのような地域興し団体は津市と統合。
つまり、地元の若者による地域興しの担い手が少なくなってしまったのだ。
「これでは地元久居がダメになる…」もともと久居のまつりを先輩達と創り上げてきた石川さん達(3〜4名)は、地元の若者に声を掛け人集めを始めた。
最初は15人くらいの集まりで懇親会(飲み会)を行い、何ができるのかなどを語り合った。
「子どもが楽しめるコトをしよう!」
「それええやん!」
「じゃあ、こんなんどやろ!あんなんどやろ!」
・・・。
徐々に賛同する若者が増え、現在リストにあるメンバーは30名を超える。そして雲出川でのカヌーを主体としたこどもの体験教室や餅つき、マルシェなど発展。
そんな中、とある若者が
「あそこ(久居駅に隣接する公園)で、アコースティックのライブとかできたら楽しいのに。ワインとか飲みながら。クリスマスナイトみたいな…。」と想いを告げた。
それに賛同したメンバーが
「子どもだけじゃなくて、いろんな人がオトナも楽しめるまつりにしよに!」と方向性を示し、若者自らが創る「GreenFes」が始まった。
GreenFesの名物でもある、幻想的なキャンドルナイト。地元小学生の制作したキャンドルなども灯される。
ライブステージにはアコースティックアーティストが数多く出演。昨年はあの!シンガーソングライターのbirdさんもステージに登場した。
とてもオシャレなデザインのポスターやフライヤー。そう、このまつりはすべてにおいてオシャレ度が高い!最後に、その辺のこだわりを石川代表にお伺いしたところ、
「津市(行政)や様々な団体のご協力があり、GreenFesを行えます。地元の若者が、自分達の手で地域を盛り上げるために行う、といったことが大切です。こういったオシャレな感じも、若者が自分達で行っているということを伝えるために必要だと思い、この感じはブレないようにしています。」とお応えいただいた。
なるほど!所謂だれが主体の、何をしたいのかがよくわからない、似たり寄ったりの町おこし行事ではないのは、そのような想いがあったのかぁ−!
昨年、GreenFesに遊びに行ったがとても楽しかった。ゆるりとした時間が流れ、ポップなアコースティックサウンドを聴きながら、地元名産やオーガニックフードとお酒などを楽しんだ。
石川代表は「いろんな人に参加して頂いて、みんなでGreenFesを一緒に創ったんや!と感じて欲しい。」と語っていた。
ここで思うのだが、GreenFesに行くということだけでも、若者が一緒になって地域を盛り上げるコトになるのではないだろうか。
津市・津市周辺の方だけじゃなく、もっと遠方からの参加があっても、全然楽しめると感じる。
是非あなたもGreenFesに行って、「自分達で地域を盛り上げる!」を体感してみるのもおすすめです。
さらに、「もっと自分達で地域を盛り上げる!」を体験したい方にはボランティアも募集している。
GreenFes終了後には、貸切で打ち上げも予定されている。「自分達で地域を盛り上げる!」まつりの後の一杯は、格別なんだろうなぁー!
ボランティアスタッフエントリーはこちらから!
http://greenfes.org/
おいおい!そんなマジメな記事はいいから、リッキーGの記事は、ないんかい!
ってか、リッキーGてダレなん…。
えっ!もしかして知らんの私だけ?みんな知っとんの?
やばい…。教えて!リッキーGってだれ…。
そんなアナタに!リッキーGを予習しよう!
リッキーG(Ricke G)
日本出身のレゲエシンガー。2007年RIDDIM ZONEよりデビュー。
フジテレビ系「テラスハウス」で多くの楽曲が使われている。
1st Album「am08:59」がiTunesで長期にわたり1位獲得。
コンセプトmini Album「BOOK OF MY JOURNEY VOL.1」はAmazon予約チャートのレゲエ部門で1位を獲得。
いやー、GreenFesを体感した人ならわかると思いますが、あの開放的な雰囲気に、リッキーGのサウンドは、ヤバイですよ!!筆者も、実は今日初めてリッキーGを聴いたとかはナイショです…。
久居駅から徒歩0分!遠方の方も、日常から解放される「若者自らが地域を盛り上げる、オシャレ度の高いFes」にご参加いかがでしょうか?ジャーごと行っちゃいますか!?(笑)
Green Festval ’16
−詳細−
2019.4.23 sat 15:00〜21:00 @緑の風公園
−内容−
GREEN CAFE 15:00〜
ACOUSTIC MUSIC 15:00〜
CANDLE NIGHT 17:30〜
−お問い合わせ−
HP http://greenfes.org
FB https://www.facebook.com/HISAIGENKI
Tel 059-255-8846(久居まつり実行委員会)
※入場無料
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事