正直この写真を初めて見たときは、著名人との商標権や著作権の商売かな〜と思った。しかし、何やらそうではないらしい…。取材で私の浅はかな考えは一掃された。そこには「いのち」に関する想いが詰まっていた。
代表取締役社長の奥田誠さんにお話を伺った。
奥田 誠さん
・株式会社花やの六さん 第2代目 代表取締役社長
・公益社団法人 津青年会議所 第61代理事長
津市に暮らす方ならご存知、花やの六さん。津で150年近く続く「花六」さんの三男として誕生した先代の社長が、株式会社花やの六さんを創業。
今回のタイアップは、所謂著名人への商標権や著作権などの商売ではない。滝川クリステルさんが代表を務める、一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルが賛同した想いのある企業等とコラボレーション商品を開発し、その売上の一部を財団が行う活動に支援するといった内容だ。
そこで誕生したのが、「petit rose」。滝川クリステルさんが命名し、財団のコンセプトである「共に、生きる。」のイメージに合わせて制作された。ちなみにこの財団の活動を滝川クリステルさんはボランティアで行っているとのこと。さすが「お・も・て・な・し」を世界に広げる、日本のオピニオンリーダー。感服です。ますますファンになりそう!!(笑)
この財団の活動内容は大きく二つあり、
①2020年を目標に、犬猫の殺処分ゼロ、放棄ゼロ、虐待行為ゼロを目指す。
②絶滅の危機に瀕した野生動物を救い、生態系を守る。
という、動物のいのちに係る活動をされています。2020年と言えば東京オリンピック!滝川クリステルさんが主導するのにとても意義がありますね。
先ほどのコラボレーション商品の「petit rose」を購入すると、1個あたり250円が財団に寄付され、上記の活動資金になります。
しかし大手デパートなど数社は財団とタイアップしているとのことですが、なぜ地方の花屋さんがタイアップできたのか?
奥田社長は「すべてのものに、いのちがある。」という生命観をお持ちで「花も動物も人間もいのちがあり、共存共栄が大切である。」という観点が、財団の「共に、生きる。」と言うコンセプトと合致して、タイアップが実現してのではないか、憶測ですがとお話しいただいた。
「すべてのものに、いのちがある。」という生命観は日本人には一般的だが、海外では珍しいととある教授にお聞きしたことがある。日本の中でも伊勢神宮のある三重県は特にこの考え方が根強いのかもしれない。
ん?フラワーバレンタイン!?
なにか違和感が…。
日本では女性から男性にチョコレートを贈る習慣がありますが、海外では男性から女性に花などのプレゼントを贈る習慣があるとのこと。なるほど!何かこのポスターに違和感を感じていたのは、バレンタインなのに、男性が女性にプレゼントしているからだ!
「いやいや、花を贈るとか照れくさいやん。ちょっと恥ずかしいなぁ〜…。」と思っている三重県男性の方々、東京などでは足繁く花屋に通い、おまかせではなく自分で花を選びコーディネートする男性が増えてきているとのこと。都会の花男子に負けてはいられない!
レジ近くにあったハグマット。ハグマットは1月31日に全国のご夫婦が午後8時9分に一斉にハグをして世の中を一瞬明るくするためにお使いいただくマットとのこと。皆様もいかがでしょう?
今回の取材で奥田社長といろいろお話しいただき、本当にパワフルな方という印象でした。滝川クリステルさんの財団とのコラボレーション、某高校とのコラボレーション案や、三重県を飛び出しての活動等、三重県津市という地方でも、まだまだ地元を発信していくことができるというお手本を視たと思いました。
株式会社 花やの六さん
住所 三重県津市寿町18-22
電話 059-228-0514
ホームページ
花やの六さん http://www.hanaya-63.co.jp
一般財団法人 クリステル・ヴィ・アンサンブル http://christelfoundation.org/
滝川クリステル オフィシャルブログ http://ameblo.jp/takigawa-christel/
年中無休
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事