最近、「地域への移住」というのがちょっとしたブームになっている。
転勤など会社から命じられたのではなく
都会を離れ、あえての地域暮らしという選択。
脱サラで農家になる人、自分のいなかに帰って家業を継ぐ人、夢だった店を立ち上げる人、地域に住んで都会に通勤する人・・・etc・・
ライフスタイルは本当に様々。
かくいう私も東京からの移住組。
私の場合、きっかけは旦那の仕事の都合という余儀ないもので
地元を離れる悲しさに涙したものの、いざ暮らしてみると、
地域の人は温かく、自然と密接な環境やロマン溢れる歴史、引き継がれる伝統と文化に触れ、10日経たずして『私、桑名好き』と公言するほどドはまりしました。
桑名はローカル線含め計4線の電車が乗り入れており、名古屋までは20分。
利便性はとっても高い町です。
JRは2車両だけどね(^-^;
市内には生活に必要な施設も店もあるので、とっても住みやすい。
山も川も谷もあり、程よく便利で、程よく田舎。
なんだかちょーどイイってやつです。
そんな桑名で一番困ったのが仕事。
移住に伴い長年勤めた会社を退職しており、暫くは無職生活を全力で楽しんでいたわけだけど、
失業保険の満了が近付くとともに焦って就活(゚Д゚;)
・・・が、ないんです。。。
更には30過ぎの既婚女、その上転勤族となると「どうせすぐ妊娠だ産休だとか言うんでしょ」とか「また転勤するんでしょ」と分かり易~く敬遠される。
そこでシフトチェンジして、ポテンシャル重視の東京の会社に飛び込みでアプローチ。
有難いことに、女性のキャリア形成に前向きな社長で、即内定。
仕事は社長秘書。
三重県桑名市にいながらリモートで東京の仕事を行うというスタイルを試験的にスタート。
でもハングアウトというGoogleのサービスで、常に東京本社と中継が繋がっており、
朝の挨拶から始まって、業務の話も、ミーティングも、雑談だって普通~に参加出来る。
本社含め支店約20拠点とは日常的にチャットでコミュニケーション。
情報やファイルはどこからでもアクセス可能なので、距離のハードルはゼロ。
最近では他社のクライアントも付き、オンライン秘書や営業サポート、ソリューションサービスも展開出来ている。
これが確立できれば、全国どこにいても働けるかも。
徐々に光が見えた始めた時、幼児2人を子育て中のママさんスタッフが仲間入り♪
勤務時間はご家庭の都合に合わせ、日々自由に出勤してもらっている。
家庭と仕事が両立できる働き方。
都会で働く地域暮らし。
うーん、やっぱり「地域」というのは今後もキーワードになっていくんだろうなぁ。
福田ミキ。OTONAMIEアドバイザー/みえDXアドバイザーズ。東京都出身桑名市在住。仕事は社会との関係性づくりを大切にしたPR(パブリックリレーションズ)。
2014年に元夫の都合で東京から三重に移住。涙したのも束の間、新境地に疼く好奇心。外から来たからこそ感じるその土地の魅力にはまる。
都内の企業のPR業務を請け負いながら、地域こそPRの重要性を感じてローカル特化PRへとシフト。多種多様なプロジェクトを加速させている。
組織にPR視点を増やすローカルPRカレッジや、仕事好きが集まる場「ニカイ」も展開中。
桑名で部室ニカイという拠点も運営している。この記者が登場する記事