鮨暁代表 寺田信也さん
18〜29歳まで大阪・神戸・明石の有名店(明石菊水)などで修行。
平成12年に地元南伊勢町の隣、志摩市で“伊勢志摩の旬をにぎる”をコンセプトに鮨暁を開店。
いつの間にか中年と呼ばれる年齢になり、肉より魚。そして、地物の魚に詳しい男になりたいと思う今日この頃(笑)。伊勢志摩方面に別件で取材中に、以前お伺いしたことのある鮨暁へ。
私「大将、きつねって何ですか。」
大将「それ、よう聞かれるんですわ。キツネカツオ(バカツオ)のことです。この辺ではそう言うんですわ。」
なるほど!これで地物の魚に詳しい男に一歩近づいた(笑)
私「伊勢志摩の旬を握るというコンセプトの意味合いは何ですか。」
大将「伊勢志摩の魚介でまず連想するのは、鮑や伊勢海老。でも他にも美味しい魚貝はたくさんあります。うちは地物が8割以上です。」
私「具体的にどんな魚貝がありますか。」
大将「例えばノドグロ。ノドグロって日本海が有名でしょ。でも三重でも捕れるんですよ。イワシやカツオも種類が豊富やし、これから冬場はクエやフグも美味しいですよ。」
私「立地的にやはり観光客のお客様が多いですか。」
大将「休日は8割くらい観光のお客様ですね。でも平日は地元のお客さんが多いですよ。地元の魚屋さんも食べに来てくれます。」
私「寿司といえば、トロとかが人気だと思うのですが、メニューにないですね。」
大将「メニューには載せていません。あるのはあるんですけどね。やはりここに来たら、地元伊勢志摩の旬を楽しんで頂きたいです。」
取材をして、大将のような地物への強いこだわりをしっかり持っているお店って、やはり良いなと思いました。地物の魚貝に詳しい男になれるように(笑)、またお伺いします。
鮨暁
電話:0599-45-5586
住所:志摩市阿児町甲賀1460-2
営業時間:11:30~14:00 17:00~21:00
水曜定休
ホームページ
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事