ワタクシごとで恐縮ですが、津市に生まれ暮らしていて、何か悩みごとや決断ごとがあると、海へ行っていた(特に学生時代)。津の方でそういった経験のある方も、意外といらっしゃるのではないでしょうか。
春がきた。毎年潮干狩りで賑わう津の海。そろそろ潮干狩りが始まっているかなと思い、海へ。
まだ海水温は冷たいが、パラパラと潮干狩りを楽しむ方々がいた。
京都、大阪、名古屋からも潮干狩りを楽しみに訪れる、津の海。初夏になると観光バスで団体がやってくる。
潮干狩りをしていた地元の方と思われる、お母さんにお話しを伺った。
お母さん「今日は、あんま獲れんのやわ〜。前は大きいのが、ようけ獲れたんやけどな…。」
私「何が獲れるのですか?」
お母さん「ハマグリとかやさ。小さいけど」
私「ハマグリ獲れんですか!アサリとかだけかと思ってました。」
私「大きいのもあるじゃないですか!」
お母さん「これはアカンのやわ。ドンビやで砂多いでな。都会から来た人はわからんで持って帰るけどな。」
私「今日はお一人ですか?」
お母さん「せやわさ。娘と孫に貝を持って帰りたくてな。小さいのばっかやけどな…。娘も孫も、知多の方に潮干狩り行ってしもたわ…。有料やのにな…。ようけ獲れるんやって…。」
なんだかセンチメンタルな気分になってしまった。娘さんとお孫さんへ!おばあちゃん&お母さん&お孫さんで、ぜひ津の海へ!
さて、気を取り直して!
津の海には海の家があります。貝焼きとビールも楽しめるオススメ観光スポットでもあります。私もファンです!高校生の時、バイトもしてました!(朝早いので、すぐやめたけど…当時のお店の方、すみません。)ローカル感も愛してやまない感じです。
ズラリと並ぶ海の家。
歓っ迎ぃー!!!
歓迎されている感が、とても伝わってくる看板。
ちょうど、開店に向け準備をしていたスタッフの方がいたので、お話しを伺ったところ、4月上旬から開店とのことでした。
津の海の家では予約をすれば、団体に限りですがタテボシという、江戸時代から続く、津の伝統的な漁遊びもできます。タテボシの過去記事はこちら。また潮干狩りも楽しめます。
4月から9月くらいまで、長期的な海レジャーが楽しめる。それも津の海の良いところです。
名物ざんこく焼。青いオーラに包まれた家族が、ニコニコしながら残酷焼きを楽しむ。シュールで独創的なイラストです。どことなく蛭子能収さんのイラストに似ていませんか?もしかして蛭子さんの作品?お店の方に聴いてみると、
お店の方「私らで描いとるけど。」
そうですよね。蛭子さんの訳ないですよね。
多かれ少なかれ、故郷を想う気持ちは誰にでもあるのではないでしょうか。ご近所単位、市町単位、都道府県単位、国単位と。突き詰めればその最少単位は家族や友人で、最大の単位は世界なのかも知れない。故郷を想うことで、家族や友人〜世界まで想うことに繋がっている気がする。地域貢献、地方創生。言葉にすると難しいし、体温のない感じになってしまいます。「故郷を想う」それが地域貢献・地方創生のステップ1なのかも知れない。
さて、あなたのオススメの「故郷」は何ですか?
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私の故郷「津」のおすすめ、マテ貝も獲れる津の海に是非どうぞ!
夏には海水浴もできて、海の自然を観察できるし、お子様の自由研究にも最適ですね!
三重県津市御殿場海岸
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事