出会いはタワレコ鈴鹿店。視聴して衝撃が “三重にこんなかっこいいバンドおったんや”
その後、インスト(ボーカルがない)なので、仕事中に集中できるなと思い、聴いて行くうちに完全にハマってました。頭の中からメロディーが離れない。軽やかな疾走感みたいな、とても自然体な感じのポップ感というか、言葉にするのは難しい…。
“もうこれはインタビューとライブに行くしかない”
左からBa下田貢さん、Gt/Pan水谷真大さん、Dr伊藤祐介さん、AGt新美耕介さん。
村山「tioを始めたきっかけは何ですか」
水谷さん「もともと新美と下田、
村山「もともとそれぞれのバンドはVo有りのバンドをやっていたのですか。」
水谷さん「そうですね。」
村山「ライブやフェスなど県外でも活躍されていますが、四日市在住でバンドをやっている理由はなんですか。」
水谷さん「今回と前回のアルバムを京都のレーベル(bud music)からリリースしていますが、
村山「影響を受けたミュージシャンはだれですか。」
新美さん「toe、special othersなどは好きで影響を受けました。
村山「インストというジャンルかわかりませんが、影響を受けたミュージシャンはボーカルがいない(歌がない)ですね。」
村山「バンドとして目指すところはどこですか。」
水谷さん「具体的にどこでライブしたいとかではなく、
新美さん「昔は “フジロック出ないとバンドやっている意味ないな” くらいに思っていたときもありましたが…。」
村山「そういう具体的なことではなく…。」
新美さん「そうですね。フジロックはもちろん出たいけど(笑)。」
村山「今回のアルバム “1984” は、どこでレコーディングされたのですか。」
新美さん「京都です。4日間やったかな。缶詰状態で(笑)。」
村山「曲作りはどのようにされているのですか。」
水谷さん「ひとつ大きなテーマがあって、それをみんなで詰めていく感じです。
村山「始めてtioさんの曲を聴いた時に衝撃だったのが、良い意味での軽いライトな疾走感というか、今まではレゲエを少し取り入れる等のバンドが多かったと思いますが、その軽い疾走感がもつ空気感が日本っぽいというか…。言葉にするのは難しいですが、サウンド作りの時に重きをおいているのはその辺りですか。」
水谷さん「うまく言えないですが、自分達で “ないな” みたいなのはあります。」
新美さん「 “ないな” っていうのはやらないですね(笑)。ひとつのメロディーをつくるのに、大まなかメロディーがあって、しっかりした部分が決まらないことがあります。そのとき “ないな” “ないな” “ないな” “ないな” “ないな” を繰り返してからの、“あ、あった” それを使うみたいな感じです。」
インタビューさせていただき、バンドを続けることや、四日市に住んでいて友達や仕事など、バンドを取り巻く環境を大切にしているところが、非常に印象的でした。
ライブも観させていただきました。会場はほぼ満員。アルバムとは違い、tioが持つ独特の動と静の展開が、肌で感じられてとても貴重な体験になりました。
続いてカルメラのライブも見学(時間の都合上、一曲しか聞けなかった…。)
打って変わって大阪発エンタメジャズバンド。また次回じっくり見学したいと思います。
ライブリハ前にも関わらずインタビューに応じていただいたtioの皆様と段取りお手数お掛けしましたbudmusic様、本当にありがとうございました!
tio『1984』 official trailer (2015)
カルメラ official HP
カルメラ Facebook
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事