三重県北部からもほど近い、愛知県海部郡蟹江町に2021/11/19に新しくオープンした施設「カルバートパーク」。
少し前になりますが、オープン初日に加藤建設 経営企画室 広報課の林さんを訪ねて取材してきました!
土木を身近に感じてほしい、創業110年の地元企業が作った施設
カルバートパークは、国道1号線と県道66号線の交差点(ステーキあさくまのある交差点)から東に一つ目の芝切東交差点を南下した位置にあります。
https://goo.gl/maps/Lzcqawte2wfJGGhA7
ちょうど、前述の交差点のところにある「加藤建設」さんがつくった施設になります。
加藤建設さんは、資本金1億円、従業員数は300人を超え、北は北海道から南は九州まで全国に拠点を構える土木工事や建設業などの大企業ですが、実は蟹江町が加藤建設さんの創業の地でもあり、創業110年を迎えた今も本社は蟹江にあります。
「豊かな社会を築くため、人と地球に優しい環境づくり」を掲げ、地域貢献をとても大切にされています。
そんな加藤建設さんが作った「カルバートパーク」は、地域の方々が楽しみながらも、なかなか普段しっかりと見ることがない土木資材である「ボックスカルバート」を身近に感じて欲しいとの思いからできた施設です。
入場は無料で、定休日は日曜日と月曜日、祝日となります。
営業時間は9:00から16:00まで。
迫力のカルバートが4つもある1階でパパママがくつろげる空間を
施設の1階は、何といっても「ボックスカルバート」がドドンと4つ、大迫力で迎えてくれます。
施設に入って最初に迎えてくれる一番大きなカルバートは、通常の工事では使わない、この施設用に特別に作った高さとのことで、とても高くてくぐるのが楽しいです。
ボックスカルバートは、通常は地中に埋められていたり、車に乗って通過するだけであまり手に触れる機会は少ないですが、私たちの生活インフラに直結している非常に重要な土木工事資材です。
カルバートパークのものは、特別に塗装された外観になっているのですが、コンクリートが醸し出すかっこいい雰囲気と、組み合わされている木の温もりが調和していて、施設全体が本当にとってもおしゃれで過ごしやすいです。
そんなカルバートがある1階の右手にはパン屋さんとコインランドリーがあり、左手には子ども用のエリアとして砂場と手洗い場、人工芝のゾーンが設けられています。
子どもゾーンにあるカルバートは丸いトンネルでかわいい。
中央にはテーブルと椅子もあり、フリーWiFi完備。
地域のパパママに来てもらい、子どもを遊ばせながら、パン屋さんでパンやコーヒーを買い、コインランドリーで洗濯しながら、ゆったりとした時間をパーク内で過ごせます。
実際に子育て世代が使いやすい施設になるように、蟹江町のNPO法人にこにこママネットワークさんにもアドバイスを受けて設計したそうです。
遊びとくつろぎがミックスされた地域のためのコインランドリーは東京などには存在していて注目していましたが、ついにあま地域に誕生しましたよ!
1階の奥にはデジタルサイネージがあり、子供たちがクイズ遊びができる他、加藤建設さんの創業からの歴史ムービーやYouTubeチャンネルの動画が視聴できるようになっていました。
2階への階段の奥には、トイレのほか、授乳室もありました。
重機模型が迎えてくれる、ワークショップエリアと見晴台の2階
これまたシャレた階段を登って2階に行くと、まず迎えてくれるのがズラッと並んだ重機の模型です。
「様々な重機の模型をたくさん揃えました!」と林さんが仰る通りに、本当になんか嬉しくなるほど重機が並んでいます。子どもたちはもちろん、大人も楽しいです。
重機模型の中には、加藤建設さんが特許を持つ技術が搭載された「パワーブレンダー工法」の重機の模型もあります。
通常、カルバートは埋まっていることも多いですから、その上には土やアスファルトが被せられるわけですが、ここではカルバートの上にそのまま乗ることができます。
これもまた楽しいですね。構造物好きにはたまらないのではないでしょうか?
独立開業を支援する、チャレンジ応援のパン屋さん
さて、話題を1階の施設に戻しますが、1階のカフェスペースは「BOTTEGA DEL PANE」(ボッテガ デル パーネ)と名付けられたパン屋さん。
イタリアパンをメインにしたお店が入っていました。
このパン屋さんは、「開業したい」とチャレンジする人を応援したいという思いがあり、開業を目指す方がここで挑戦していく場所にもなっているそうです。
弥富市民のボクでもパン屋さんが多いなと思う蟹江町。
また一つ、ここで修行した方が素敵なパン屋さんを作られると嬉しいですね。
パン屋さんには、カルバートパークならではの品として”カルバート食パン”と、加藤建設のゆるキャラ「ビオトくん」を模したマリトッツォである「ビオトッツォ」もありましたよ!
オープン初日は飛ぶように売れてしまって、売り切れ続出でした。
ボクは粗挽きフランクのパンとフォカッチャ、ホットコーヒーを注文しまして、ゆっくりと座ってイートインでいただきました。素朴なフォカッチャが特に美味しかったです。
何度も通いたくなる、カルバートの近未来感と木の温もりで過ごす場所
カルバートパークは、やはりこの巨大なボックスカルバートたちの印象がすごくて、インスタ映えもしっかり狙える、おしゃれで近未来な場所でした。
カルバートが作る近未来な感じに、とてもさりげなく木や緑が組み合わせれており、ゆったりと落ち着いた感覚にもなれます。
パパママの新しいくつろぎ場所に。
イベント開催場所の一つとして。
ちょっとしたお茶会に。
雰囲気の良い場所でのテレワークに。
地域のために加藤建設さんが作った遊び場。
何度も通って、いろんな使い方の人たちと繋がって、ここでまた新しい地域を作っていくんだろうなと、カルバートパークのこれからが楽しみになりました。
ぜひぜひ皆さん、三重県からも遊びに行ってみてくださいね。
カルバートパーク基本情報
- 名称:カルバートパーク Web:https://culvert-park.com/
- 住所:〒497-0044 愛知県海部郡蟹江町蟹江新田下芝切183
- TEL:0567-55-9433 FAX:0567-55-9434
- 営業時間:9:00~16:00
- 休館日:日曜・月曜・祝日
- 運営:株式会社加藤建設 Web:https://www.kato-kensetu.co.jp/
おまけ:カルバートパークができるまで(Youtube「カトケンチャンネル」)
完成するまでの工程をYoutubeで公開されています。これも面白い!!
「やっとみつけた、弥富」編集長。愛知県弥富市在住、三重県伊勢市小俣町出身。クラウドサービスのIT企業で営業をしつつ、カメラマンや映像制作、コンサル業をしています。三重県も愛知県も大好き、三重と愛知の西をつなぎます。得意ジャンル:インタビュー取材、まちづくり、イベント取材、自転車関連(ロードバイク、マウンテンバイク)