ホーム 02【遊びに行く】 地球の大発見が石から解き明かされる。 小さな石ころなのにスケールがでかい‼石の世界にようこそ!

地球の大発見が石から解き明かされる。 小さな石ころなのにスケールがでかい‼石の世界にようこそ!

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第28回目の企画展「やっぱり石が好き!」が
4月24日(土)から三重県総合博物館(MieMu)ではじまった。

岩石や鉱石といえば、理科の授業で
「しん か ん せん は、 か り あ げ」
という語呂合わせで深成岩や花こう岩などを覚えたり、
「うん と かく ごを決 めて 乗る 観覧 車」
といって暗唱して覚えることが多くて大変というイメージがあったのだが…

今回、「ざくろいし」や「けむりすいしょう」などひらがなで紹介された
9つの鉱物が写っているこの企画展のチラシを見て、どうしても石たちに
あいたくなってしまった。

MieMuに到着

出迎えてくれたのは、初夏の大空に泳ぐたくさんの鯉のぼり、
それに施設まわりをピンクに彩る満開のツツジたち。
※「春のそうぶんに行こうよ!こいのばりがいっぱい!
~150匹をこえるこいのぼりがそうぶんの春の大空をおよぐ~」は5月9日(日)まで

お蔭でのびやかな気持ちで童心に返り、ウキウキしながら聞いたのは…
ナント10歳から60年以上も石を集め続けてきたという津村善博学芸員のお話
「足元の石ころひとつとってみても色や形が多種多様で、生まれも育ちも異なる石たちは
大地の成り立ちから、未来の災害予告までさまざまなメッセージを投げかけてくれています」

 

地球が誕生して46億年、さらに未来へと時代のスケールを広げた情報の数々が
小さな石には込められているという。

昭和28年の旧博物館の時代からの三重県の岩石や鉱物を一堂に公開しているという博物館の総力を挙げての一大イベントとなる企画展「やっぱり石が好き!」では、どんなドラマが待ち受けているのか!?
果たして石たちはどんなメッセージを語ってくれるのか!?

いよいよ石の世界へ

入口手前にはお馴染みの三重の宝物「ミエゾウ」
人類が誕生するよりはるか昔、400年~300年前の野生のゾウの化石が三重県内の
あちらこちらで発見されている。この「三重ブランド」もたしかに石のなかま。

そして展示されている鉱物650点が見事、写真おさめられている看板。

一堂に公開というだけあって、これはすごい!

三重の石

三重県内での紅葉の名所として名高い香落渓の柱状節理や、「絶対に落ちない」奇岩として受験生に人気の御在所岳の地蔵岩、三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台となった神島のカルスト地形などの魅力ある景観。
そんな観光名所も石だからこそなせる技‼

熊野市の二木島(にぎしま)湾に位置する天然記念物「楯ケ崎」は断崖絶壁の大迫力だ!

お土産物として人気があったといわれる七里美浜海岸の小石や、碁石を抜いた後の穴のある那智黒石…

知れば知る程、石って観光と切っても切り離せない必須アイテムと言っても過言ではない。

世界新産鉱物

世界ではじめて発見された石を世界新産鉱物といい、日本国内だと日本新産鉱物という。新産鉱物は多くの研究者たちの努力によって発見されてきた。

ハンマーでトントンとたたいていく作業を幾度も繰り返す…
そうしてやっと発見された鉱物。
そんな大発見が三重県には9種類もあるという。

平成24年に三重県伊勢市で発見された「伊勢鉱」もそんな世界新産鉱物のひとつ。
発見したのは 三重の鉱物を知り尽くした第一人者、稲葉幸郎さん(真珠養殖業/鉱物研究家)
関連イベントには稲葉さんの講演会も催されるという。

三重県の大地の成り立ち

日本列島には関東から九州まで中央構造線という大きな大地のズレ目があり、それを中央構造線という。日本がまだアジア大陸の一部だった頃に誕生した長大な爪痕だといい、この境目は三重県の中央を東西に横切っている。

そして冒頭の理科の授業で詰め込んでいた岩石、
火成岩・堆積岩・変成岩…
これらの岩石が三重県のどこに分布しているかを記した地質図によって、
いつ・なにが起こったのか、何億年前のことがわかるという。

ただの小さな石ころひとつにの大地の歴史がつまっている。

石の先に見えてくる世界はなに?

 

大地の歴史を読み解く石から受けるメッセージはなんだろう!?

足元の小さな石ころを見つめることの大切さを学んだ気がする。
石から教えられたことは、こんな時代だからこそ身の回りや手の届く範囲のことに注目していくこと。

地球から宇宙へ

石器や装飾品など生活の中で活用され、信仰の対象とされてきた石たちだが、一方で、土砂崩れが起きやすい花崗岩や地すべりの原因とされる蛇紋岩などの分布を調べることで、これからどの地域で災害が起こるのかを予測でき、防災に役立てることもできるという。

最後に、地球に降ってきた隕石とともに展示されているのは、
小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰ってきた微粒子のレプリカ。
地球からはるか3億キロメートルのかなたにある小惑星「イトカワ」から
わざわざ持ち帰ったナノメートル程の小さな小さな石のかけらが、
40億年の宇宙の成り立ちを解き明かしてくれるというのだ。

もしかしたら、近い将来、宇宙人が三重の石を拾いにくるかもしれない…(^^♪

第28回 企画展『やっぱり石が好き!三重の岩石鉱物』

開催期間 2021年4月24日(土)~8月29日(日)
観覧時間 午前9時~午後5時(最終入場は午後4時30分まで)

休館日 毎週月曜日(5月3日、8月9日は開館)、5月6日(木)、8月10日(火)

会場 三重県総合博物館 MieMu(ミエム)
住所 三重県津市一身田上津部田3060

TEL 059-228-2283

公式URLhttps://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/p0031300047.htm

【関連イベント】
*水晶探し・那智黒石ペンダントづくり・鉱物や堆積物などの観察会・
「石」なんでも相談会・作ってみよう偏向の世界など

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