ホーム 02【遊びに行く】 思い出を辿る旅 ー三岐線に乗って聖宝寺へー

思い出を辿る旅 ー三岐線に乗って聖宝寺へー

心と言動が「合っていないなあ」と感じることがある。

常にどこか我慢や無理をしているような。

そんな時はひとり旅をすると良いのだけど(だって、どこへ行くかも何をするかも、100%自分の気持ちひとつだ)、このご時世それもなかなか難しい。

じゃあ県内で日帰り旅行なんかどうだろう?

いろいろと考えていたら、「ひとり旅」とも言えないような、あることを思いついた。

 

三岐線に乗ってみよう。

 

桑名市といなべ市を結ぶ三岐鉄道北勢線は、通勤でいつも乗っている。でも、四日市市といなべ市を結ぶ三岐線のほうは久しく乗っていない。

ほんと、いつから乗っていないんだろう?

昔は父に連れられ三岐線に乗って、藤原町の聖宝寺に何度か行ったものだけど。

 

というわけで、大安駅から終点の西藤原駅までを、あの黄色い電車に乗ってみることにした。

そして、また聖宝寺に行ってみよう。

 

図書館がある駅・大安

 

窓口で「西藤原まで」

 

昔懐かしい厚紙ふうの切符に鋏を入れてもらう

 

味のある駅名板

 

あ、きたきた

 

あれ・・・?

 

黄色じゃない!!!

 

乗るのが久しぶりなだけで電車自体はよく見ていたのに、黄色じゃない車両は初めて見た。

 

ほぉ~

 

北勢線ユーザーの私にはかなり広く感じる車内(お見苦しい太ももすみません)

 

三岐線といえばコレよね、のセメント貨物列車

 

着いた~

 

待合室でお昼寝中の猫を起こしてしまった。ごめん

 

さて、ここから聖宝寺への道をまったく覚えていないのだけど、確かひたすらまっすぐ行けばよかったはず。

とはいうものの「ひたすらまっすぐ」の方向がわからないので(←方向音痴)、ここはもうGoogle頼り。

何せ昔に来た時のことで憶えているのは、

 

1.西藤原小学校の前を通った

2.長い階段を上った

3.滝があった

4.池に丸い橋があった

 

という断片的なことだけなんだから。

 

こんなに歩いたっけ・・・?とちょっと心配になるくらいには歩いて見つけた西藤原小学校(跡)

 

 

聖宝寺のふもと(?)にある鳴谷神社

 

 

狛犬ならぬ狛猿

 

で、ここから階段を・・・

 

閉まってる・・・?!

 

ここで少し個人的な話になるけれど(唐突に)、実は私の父は今、わけあって入院している。

特にここ数年の言動には困らされていて、今の私にとっての父はそのイメージのほうが強くなってしまっている。

ただ、なんというか・・・、それだけを自分の中にストックしてしまうことは父に対してフェアじゃない気もして、「そうじゃない部分」もちゃんと溜めておかないといけない気もして、そんな意味もあって思いついた今回の旅だった。はずだった。

 

階段を閉ざされた私が歩いた道は、どうやら車で来る人のための山道だったようで・・・。

 

 

 

ゼェハァゼェハァ・・・

 

でも歩く人もいるにはいるのか・・・

 

もうこの時点で、思い出に対する郷愁もオトナミエ記者としての使命感(?)も、どこかへ行ってしまっている。

まあとにかく暑いわ鼓動がバスドラみたいだわふくらはぎがパンパンだわ、でも進まなきゃしょうがないので進む。

 

そして。

 

ようやくたどり着いた鳴谷の滝

 

こんなのあったあった、の長寿水

 

聖宝寺

 

 

まるい橋

 

 

蒼いもみじも綺麗

 

ちょっと生き返った気持ちになった。

 

 

ちなみに、来た道を(またゼェハァいいながら)引き返して、「閉まってる」と思った階段をもう一度よく見てみたら、実は通れたことが判明・・・。

 

 

うそ・・・

 

300段近くあるそうで、でも私が歩いた道よりははるかに早いはずなので(泣)、皆さんはこちらからどうぞ。

私もまた改めて思い出を拾いに行こうと思います。階段で。

 

駅に戻ったらさっきの子がまた寝てた

 

 

 

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