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伊勢志摩の超メジャーな観光地に負けないぞ!ローカルネタだけの観光バスツアーをつくってみた@サニーロード

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“甲子園で、常に優勝争いをしている強豪校を相手に、無名の弱小チームが健闘する”

“絶対的な存在の大横綱を相手に、小さな体の力士が取組みで必死に踏ん張る”

そんな姿を見ると、ついつい応援したくなりませんか?

今日は、ちょっとそんな気持ちにさせる三重のとある町のお話しを。

三重県の玉城町、度会町、南伊勢町は、日本の中でも有数の観光地・伊勢志摩地域の中にあるにも関わらず、世界的に有名な伊勢神宮を有する伊勢市、先進国首脳会議(通称:伊勢志摩サミット)が開催された志摩市、鳥羽水族館やミキモト真珠島などの大型観光施設のある鳥羽市に比べて、知名度も低くローカルな町です。

そんな3町は、町を結ぶサニーロード(県道169号線)を共通のキーワードとして協力し合って三重県の内外に3町の存在をPRしています。3町の事業者が集まって合同で物産市を開催するなど、町民同士の交流も深く、非常に仲が良い地域です。

“全国の伊勢志摩ファンの方に、地域の超メジャー級の観光地だけでなく、ローカルにも目を向けて欲しい。遊びに来て欲しい!”と、常々思っている筆者ですが、実際に3町を訪問するとなると、近鉄線沿線で公共交通機関が充実している、伊勢市、鳥羽市、志摩市と違って、アクセスが不便なのも事実なのです。

特に首都圏の方に、自家用車で伊勢志摩まで遊びに来て!っていうのも酷な話。(ナビで、東京・日本橋から玉城町までを調べると、新東名高速利用で片道464km、5時間49分となる!)

残念なことに、旅行会社の伊勢志摩ツアーにも、玉城町、度会町、南伊勢町の各スポットが組み込まれることは少ないのです。

 

ならば、ないものは作ってしまおう!
玉城町・度会町・南伊勢町を巡る観光ツアーを!

と言うことで企画しちゃいました3町の観光ツアーを。JR・近鉄の松阪駅を発着として、3町の見処や体験処を1泊2日のバスで巡るツアー、その名も『サニーライフ体感ツアー』です。どうせなら、一般的なスポットとは一線を画した、ガイドブックにも載っていないローカルなネタがふんだんなツアーにしたい!と企画しました。

今回は、そんなツアーの一部始終をご紹介します。OTONAMIEの読者も、ぜひ、ツアーに参加した気分で読んでみてくださいね。

 

2019年12月X日

AM10:00 松阪駅スタート

 

☞AM11:30 焼肉「ひょうたん」度会町

最初の立ち寄り先は、度会町の「ひょうたん」。知る人ぞ知る焼肉・ホルモン肉の名店です。

お店を開いてから50年。継ぎ足しで作られ続けてる味噌タレが、絶品のお店です。新鮮なホルモンがプリっぷりで、箸が進みます。ツアーに参加のお一人は、これまでホルモンが苦手で食べられなかったのに完食されていて、生まれて初めてホルモンが食べれたとか。かく言う筆者も、ホルモンはあのゴムみたいな感触が苦手なのですが、ここ「ひょうたん」のホルモンだけは、美味しく食べられるのですよ。

店名が「ひょうたん」だけに、店内はひょうたんがいっぱい。

焼肉ホルモンひょうたん/0569-62-0277  場所はコチラ

ホームページが無いお店です。行くときはお電話で確認してくださいね。

 

☞PM13:30 「喜多製茶」度会町

お腹が満たされたところで、町内の「喜多製茶」へ。度会町は、知る人ぞ知るお茶の名産地。町内の至る所に伊勢茶(度会茶)の茶畑があります。町の真ん中を宮川が流れ、山に囲まれていることから、朝夕の霧が多い場所ゆえの産物です。

「喜多製茶」は家族だけでお茶を生産から製造販売しているお茶農家さん。ツアーでは、お茶の入れ方を教えていただきました。

丁寧に急須で入れたお茶は、今までに飲んだことのない味。一煎目は出汁の味とでも表現した方が良いぐらいの特別な風味が感じられます。二煎目は、いわゆる高級店で出される濃い日本茶の味。一煎目も二煎目も、ペットボトルのお茶では決して味わえないお茶の味を堪能させていただきました。

お茶に合わせてお母さん手作りの田舎あられもいただきました。このあられをぜんざいに入れて食べるとあられがモッチもちになって美味しい!伊勢志摩地域では、田舎あられをお茶漬けにして「あられ茶漬け」として食べるのが知られていますが、ぜんざいもおススメですよ。

この田舎あられは、お母さんが大量に作って、ネットでお茶を注文したお客さんには、お茶と一緒にプレゼントしたりもするそうです。

家族で見送ってくれた喜多製茶さん。ふるさとの暖かさを感じるお茶農家さんです。

WEBサイトでも購入出来ます。喜多製茶 http://chakanet.com/

 

☞PM14:30 「ふるさと歴史館」度会町

「喜多製茶」を後にして、バスは次の立ち寄り先へ。度会町の「ふるさと歴史館」です。

みなさん知っていましたか?度会町にもの凄い遺跡があったことを。

その名も森添遺跡。縄文時代に遡る遺跡です。この遺跡から、全国各地の当時(縄文時代)の土器が出土しているのです。それは、縄文時代にこの度会町が、全国的にも重要な場所であったという事の証。

伊勢神宮が鎮座されるよりも前の話、5,000年も前の土器を眺めながら、当時の文様やヒトの暮らしに想いをふける…。この度会町は、太古のロマンを感じることの出来る場所なのです。今、歴女とかお城ファンとかがブームですが、次に来るのは縄文だと(筆者は)思うんですよね。要チェックです。

なんと、実際の縄文土器の欠片も触れることが出来ます。「これが5,000年前の土器かぁ。土器だけにドキドキです(笑)」「ふるさと歴史館」は、開館日が限定されているので、確かめてから来館を。

度会町ホームページ https://www.town.watarai.lg.jp/category_list.php?frmCd=2-4-4-0-0

 

☞PM15:30 「ないぜしぜん村」南伊勢町

冬の日暮れは早い。ツアーは、度会町のふるさと歴史館を後にして先を急ぎます。

次の立ち寄り先は、南伊勢町の「ないぜしぜん村」。南伊勢町の内瀬(ないぜ)地区は、明治時代から柑橘の栽培を生業としてきた地域です。ここで、旬の果物、みかんをたっぷり味わいます。

この「ないぜしぜん村」村長の山出さんは、何故かいつも頭にタオルを巻いている、お話し上手な愉快な村長さん。みかん畑の手入れから、収穫、柑橘類の加工と、朝早くから夜遅くまで働きものの村長さんです。山出さんに美味しいみかんの見分け方のレクチャーを受けながら、自分の手でもぎ取った蜜柑は、美味しいモノもあれば、ちょっと酸っぱいモノも。

これは美味しいかな?酸っぱいかな?と、ドキドキしながら蜜柑を選ぶのはロシアンルーレット的で面白いのです。

ないぜしぜん村 http://www.naize.net/

 

☞PM1730「おいないさキャンペーン@とよや勘兵衛」南伊勢町

さて、今晩の宿泊先である「とよや勘兵衛」に向かいます。

南伊勢町の五ヶ所湾・礫浦にある旅館「とよや勘兵衛」は、高台の上にある眺めの良い宿です。今回は、南伊勢町観光協会の「おいないさキャンペーン」で利用させていただきました。

この「おいないさキャンペーン」は、なんと、1泊2食で9,900円で伊勢えびが食べられる宿泊プラン。今どき、1万円以下で新鮮な伊勢えびが食べられる宿泊プランは、南伊勢町以外では、なかなか見かけない。伊勢えび以外にも、お刺身、煮つけなど、親善な魚介類がモリモリ沢山の夕食はお腹がいっぱいになりました。

朝食は、伊勢海老の出汁が出た美味しいお味噌汁に、地元の南勢養鶏の濃厚な卵かけご飯をいただきました。その他にも焼き魚や手作りのお惣菜の小鉢がついて、心のこもった味に、昨晩に食べ過ぎた胃袋が癒されました。

宿の展望浴場からは海の風景が眺められて、夜は対岸の漁村の灯を眺めながら癒しの湯を、朝は朝日を浴びながらの朝風呂は格別、お部屋の窓の外からは船のエンジン音が遠く聞こえる、旅情を感じるお宿でした。

おいないさキャンペーンは2020年2月29日(土)まで。土日祝日も同一料金なのも必見です。

おいないさキャンペーン https://minami-ise.jp/topics/topics.php?id=209

とよや勘兵衛 https://toyoyakanbee.com/

 

201912Y日 

☞AM945 「鵜倉園地・ハートの入り江」南伊勢町

美味しい朝食をいただいたのち、「とよや勘兵衛」を後にして、南伊勢町の展望スポットの代名詞、鵜倉園地にある「ハートの入り江」に移動します。

車窓から南伊勢町の漁村風景を眺めながら、マイクロバス1台分がギリギリの幅の曲がりくねった山道をバスで移動すること40分程、山の上の展望台に到着。

遠く熊野の山並みが眺められる素晴らしい展望スポットの眼下には…なんと、ハート型の入り江が!(今回はあえて写真を載せないので、ぜひ、自分の目で確かめてみてください。)

この場所は、恋人の聖地にも認定されていて、カップルで訪れると幸せになれるとか。流れる空気がとても良いので、ノンビリ寛いだり、外ヨガなんかをしたりするのもおススメの場所です。

南伊勢町観光協会  https://www.minami-ise.jp/index.html

 

☞AM10:30 「やまきち商店」南伊勢町

鵜倉園地の入り口にあたる贄浦(にえうら)には、「やまきち商店」があります。南伊勢町で獲れた魚介の干物や、珍味などを製造販売している「やまきち商店」は創業100年以上の老舗店。

高級品でもあるカラスミも独自の手法で生産しており、一般的なボラの卵から作られたカラスミの他に、珍しい鮪のカラスミも製造販売しています。

やまきち商店  https://yamakichishouten.com/

 

☞AM11:30 「ふるさと味工房アグリ」玉城町

「やまきち」商店で、お土産の干物を買い物して、玉城町の「ふるさと味工房あぐり」に向かいます。

玉城町の名産と言えば、知る人ぞ知るブランド豚の玉城豚。玉城豚は、玉城町だけで育てられた豚のうち、規格に合った厳選された豚肉のこと。出荷量が少ない為、一般的なスーパーでは殆ど販売されておらず、ここ「ふるさと味工房あぐり」だけでしか、生肉は手に入りません。その味は、豚特有の臭みが全くなく、脂身に甘みがあり絶品です。

「ふるさと味工房あぐり」のレストランでは、トンカツやしゃぶしゃぶ、BBQや生姜焼きなど玉城豚を使用した様々なメニューが食べられます。また産直コーナーでは、地元の農家さんが持ち込んだ旬の野菜が並べられて、いつも賑わいをみせています。地域色を活かした様々な体験メニューもあり、今回のツアーでは、いばら饅頭づくりを体験しました。いばら饅頭は、伊勢志摩地方の郷土のおやつで、その昔は田植えが終わった頃に食べられたものだとか。ほんのり茨の葉の香りがする素朴な味わいは、もっちりとした薄皮と餡がマッチしていて美味でした。このいばら饅頭は産直コーナーの人気商品でもあるそうです。

ふるさと味工房あぐり http://www.amigo2.ne.jp/~act-farm/

 

☞PM14:30 「玉城ふれあい農園」玉城町

「ふるさと味工房あぐり」の後は「玉城ふれあい農園」のいちご狩りへ。

「玉城ふれあい農園」のいちご狩りは、時間が無制限。農園には芝生広場や遊具、休憩場所もあり、お弁当やドリンクの持込もOK、1日中楽しめるおススメスポットで、最盛期の春には多くの家族で賑わうそう。もぎ取ったいちごは、果実の味が濃くて甘くて、フルーティ。何粒でも食べられました。

いちご狩りが有名な「玉城ふれあい農園」ですが、いちごの他にもお米やぶどう、しいたけなど、玉城の土地を活かした農産物を作って販売しています。

いちご狩りは2月中旬から5月初旬まで。大人気のスポットなので開園30分で定員になる日もあるので、土日は朝一番に出かけるのがおススメです。

玉城ふれあい農園 http://mieichigo.blog.fc2.com/

 

☞PM15:30 「朽羅神社・石佛庵」玉城町

玉城町は、田んぼや果樹園、畑など田園風景が広がる町。その風景の中にポツンとこんもり茂った森があります。伊勢神宮の摂社である「朽羅神社」です。

ツアーでは、その「朽羅神社」を散策しました。「朽羅」とは、「籠る」(こもる)という意味であり、この森は神の籠る森であることを指しているとのこと。森の中は、神秘的な世界が広がっています。神宮に所縁のある玉城町には内宮摂社8社と末社3社があり、神宮と深い繋がりがあることが感じられます。

さらに、「朽羅神社」から、30分ほど歩いた場所に、「石佛庵」があります。

「石佛庵」は、その昔、伊勢神宮から熊野古道を目指した旅人の安全を願って安置された200体のお地蔵様です。伊勢まいりで賑わったその昔、一部の旅人は、ここからさらなる整地・熊野へと向かいました。玉城町の田丸は、熊野へ向かう分岐点の宿場町として賑わい、旅人は、ここから白装束をまとい、熊野へと旅立っていったと言います。当時の旅人を見守ってきたであろう優しいお地蔵様の顔が、印象的な「石佛庵」です。

 

☞PM17:30 松阪駅解散

 

これで『サニーライフ体感ツアー』は終了です。

まだまだ、おススメしたいスポットやお店がいっぱいなのですが、今回のツアーはここまで。

超有名スポットも良いけれど、たまには、こんなローカルな地域も観光しにきてください。

あったかーいおもてなしが、あなたを待ってますよ!

 

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