「三重県の特産品をたくさん取り扱っているお店ってどこかありますか?」
こんな質問を受けたら、あなたはどこのお店を思い浮かべますか?
僕の視点で三重県の特産品を幅広く取り揃えているお店を挙げると・・・
- 鮮魚も販売している「尾鷲お魚いちば おとと」(尾鷲市)
- 鳥羽駅近くの「鳥羽一番街」(鳥羽市)
- おかげ横町の「伊勢路 名産 味の館」(伊勢市)
- 高速道路の「安濃津サービスエリア」(津市)
- 高速道路の「御在所サービスエリア」(四日市市)
- 三重県のアンテナショップ「三重テラス」(東京日本橋)
が浮かびます。また、伊勢おはらい町通りにあるお店は三重県各地の特産品が集まっていますね。三重県で暮らしていても新しい発見があって楽しいものです。※.僕の個人的な連想であり、実は知らないだけで他にもお店はたくさんあると思います。あしからず。
実は2019年3月6日に、三重県で暮らしながら新しい発見に出会えるお店が近鉄百貨店四日市店(以下、近鉄四日市店)1階にOPENしました。
その名も三重県の特産品を取り揃えるお店「伊勢路(いせじ)テラス)」です。
一体どんな商品を販売しているのか?
お買い物をしながら、店長の中井さんにお話を聞いてきました。
地元百貨店「近鉄四日市店」の変化に目が離せない
「伊勢路テラス」は近鉄四日市店が取り組む、三重県ならではの魅力を発信する活動「いいよん!よっかいち」の象徴として出来上がったお店です。
「伊勢路テラス」の存在から、近鉄四日市店が事業者とより密なつながりを持ち、地域の経済発展やコミュニティ振興へと広げていくという思いが伝わってきます。
「地域共創型百貨店」として2018年11月にグランドオープンをした近鉄四日市店の、大きな変化に今後も目が離せません。
尾鷲の塩を使ったラーメン店「尾鷲しおラーメン モクモクしお学舎」も「伊勢路テラス」と同じタイミングでオープンしています。
四日市市に尾鷲の文字がドーンとうかがえると、なんか嬉しいですね。
伊勢志摩や伊賀名張などなど、三重県特産品が「伊勢路テラス」に集結!
お店に着いて早々、どんな特産品が揃っているのか・・・
お買い物しながらをミステリーショッパーばりに目を光らせてみました。
店内の様子はこんな感じです。
パッとみただけでも、三重県各地の特産品が集まっているのがわかります。
伊勢市の山村牛乳が整列していました。
今ではあまり見かけなくなった昔ながらの牛乳びんが特徴ですね。
ここまで伊勢うどん(伊勢市、玉城町、松阪市、四日市市の事業者さん)のラインナップが揃っているお店は数少ないのでしょう。
食べ比べてみて、お気に入りの伊勢うどんを探してみるのも良いですね。
三重県生産量No.1の「あおさのり」を筆頭に海藻類も幅広く取り揃えています。
熊野市の「もんいまぁじゅ」の鈴鹿市の銘酒「作」や伊賀市の半蔵の酒粕を使ったスイーツ「作フィナンシェ&半蔵のフィナンシェ」も発見!
伊賀の「かた焼き」を眺めながら、「俺はそのまま食べれるし!」と割らずにかじってアゴが痛くなったエピソードを思い出していました。
一つ一つ紹介し始めるときりがなくなりますが、目を光らせてわかったのは「伊勢路テラス」には確かに三重県の特産物が集結していることです。
伊勢路テラス中井店長のおすすめセレクト「珍味とお菓子」
あやしくウロウロしているのは終わりにして、「伊勢路テラス」の三重県を愛する若き店長である中井さんにオススメの商品を聞いてみましょう。
中井店長「どれもおすすめなんですが、僕はお酒が大好きなので、南伊勢町のとよや勘兵衛のソマカツオの塩きりを紹介します。」
「ソマカツオの塩きり」は古くから南伊勢町で神事のお供え物や保存食として作られてきた発酵食品です。
塩蔵保存で3ヶ月以上の発酵によって、旨さ爆発でチーズのような濃厚な珍味にファンも多いんですよ。
中井さんも「ソマカツオの塩きり」の魅力の虜になった一人でした。
中井店長「ソマカツオの塩きりは、販売場所も限られていて、なかなか手に入らないんです。そのままでもおいしいですし、日本酒と合わせても。僕は四日市の酒蔵 石川酒造さんの噴井との組み合わせがうまいですね!」
三重県の日本酒やおつまみを知りたい時は、中井さんを頼って伊勢路テラスに訪れるのも楽しそうですね。
せっかくなので、おつまみ以外のオススメも聞いてみました。
中井店長「伊勢市の洋菓子店シラセの神宮スギはいかがですか?しっとりしていて、甘さも優しくて好評です。お渡し用でもよくお客様にお買い求めいただいてます。」
神宮スギは発酵バターや有機栽培された餌で育てられた鶏の卵、純正クリームなどの最高級の材料を使用した職人こだわりのバームクーヘンです。
焼き印も一つ一つに押されていて、作り手の丁寧な仕事と思いがこもっていますね。
最後にもう一つ番外編として商品を紹介します。
実は・・・中井さんにお菓子を紹介をお願いした際、中井さんが向けた目線の先を僕は見逃しませんでした。
その目線の先にあったのは、桑名市の美鹿山荘の「チーズカレーのおせんべい」です。
美味しいですよね!と意思疎通をしました。舌にからむ濃厚なチーズと辛すぎないカレースパイスが絶妙なせんべいでお酒のつまみにも最適です。
これは・・・中井さんのお酒好きは本物ですね。
伊勢路テラスは近鉄四日市駅からアクセス抜群!
「伊勢路テラス」は電車でのアクセスが特におすすめです。僕が確認してきた3つの入り口の紹介です。
2階の駅の北改札口からの入り口はこちらです。入ったらエスカレーターで1階に降りると・・・
伊勢路テラスに到着です。この入り口が一番おすすめですかね。
続いて1階の入り口です。
1つ目が北改札口から1階に降りたところにあるパン屋さんの入り口で、
2つ目が南改札口から1階に降りたところにあるバスターミナル側からの入り口です。
どちらも入ったら左に曲がりテクテク歩くと、伊勢路テラスに到着です。
車で訪れた際は、近鉄四日市店の駐車場サービス(2,000円以上のお買い物で2時間無料など)が利用できる「近鉄パーキング(525台)」や「周辺契約駐車場(約3500台)」を活用しましょう。
伊勢路テラスでもっと三重県がもっと身近になれる
自分たちが生まれ育った地域の特産品が、少し離れた地域で見つけると嬉しくなりませんか?
「あっ、○○が置いてある!これ知ってる?」なんて会話が、日常には溢れていますよね。
「伊勢路テラス」は三重県で生まれ育ったり、今現在暮らして生活している人がそんな会話を楽しめるお店です。
近鉄四日市駅を利用する際は、ふらっと「伊勢路テラス」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
濱地雄一朗。南伊勢生まれの伊勢育ち。三重県といっても東西南北、文化や自然・食と魅力で溢れていることに気づき、仕事もプライベートも探求する日々を過ごす。探求を続けると生まれた疑問、それが「何で◯◯が知られていないんだ」ということ。それなら、自分でも伝えていくことだと記者活動を開始。専門は物産と観光、アクティビティ体験系も好物。自身で三重県お土産観光ナビも運営中。