も ぐ ら の 手 ?
ね ず み の 手 ?
え ー と ・ ・ ・ 。
さて、問題です!チャチャン♪
私は何の展示会を取材にきているのでしょうか?
さっきの写真をもう一度、よーく見てみましょう。
①貝
②手
③シュールなもの
正解は
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貝です!
でっかい、かい。
でっかい、かい。
でっかい、かい。
de kaikai.
日本貝類学会の名誉会長、奥谷さんのお話しが始まりました。
奥谷さんが「私、貝マニアでして」というと、会場は「フフフ」と笑い声が・・・。
学芸員:実は、私も貝マニアでして・・。
会場:フフフ・・。
どうしよう・・。
とんでもないところに、きてしまったのかも。
貝マニアの集いとか・・。
実は、MieMu(三重県総合博物館)の企画展の取材で、それの内覧会に呼ばれました。
内覧会には展示の関係者さんや、そして新聞社やテレビ局に混じって、一応、自称ローカルウェブメディアなOTONAMIEということでの取材です。
さてワタクシ、貝を食べることは人並みに好きです。
しかし、貝マニアではありません。
何を書いたらいいの貝・・。
「貝?はぁ?」
そんな声が聞こえてきそうですが・・、貝は深かった!
螺旋(らせん)
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2018/04/20180413-DSC_0134-1024x680.jpg)
展示されていた化石を見ていて、思い出したことがあります。
地球上のすべての生命の自己複製に必要なDNAは、すべて右巻き螺旋構造だという話。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2018/04/20180413-DSC_0139-1024x680.jpg)
神秘的です。
でも、なぜ右巻き螺旋だけなのでしょうか!?
科学や物理はとても苦手だったので、ネットで調べてみました。
①DNAが自己複製されて、生命ができる。
②地球で始めてできた生命体から、すべて生命が誕生した説(一分子生命ビッグバン)。
③そのDNAが右巻きを選んだから。
なるほど。
わかったような、わからないような・・。
そういえば、ふつう神社は左側通行ですよね。
太陽神である天照大神を祀る、伊勢神宮内宮は右側通行です。
また、まんじには左まんじ(卍)と右まんじ(卐)があり、ヒンズー教の一部では左まんじは月まんじを、右まんじは太陽まんじと考えるらしいです。
右にまつわる話、何かおもしろいです。
「THE 螺旋」を感じる、オウムガイの標本。
ちなみにオウムガイは貝でなく、イカなどに近い軟体動物らしいです。
そして以前も書きましたが、カモシカは鹿ではなく牛です。
テストに出るかもしれないので、覚えておきましょう!
ところで私だけでしょうか?
螺旋って、とても惹かれるんです。
DNA二重螺旋構造から宇宙の銀河まで、螺旋の世界は幅広いです。
螺旋は、生命力のシンボルのような気がします。
まるで水彩画のような、淡い色合いのリンボウfrom紀北町。
陽気なトゲトゲ感も手伝って、写真映えする螺旋。
ズラーと貝!貝!貝!
お次は標本、コレクター編です。
ぐわっしゃー!と、貝がギッシリ!
圧巻です!
そして何だかかわいらしく、見ていると癒されます。
あれ?おかしい!
貝が好きになってきた。
![](http://otonamie.jp/wp-content/uploads/2018/04/20180413-DSC_0184-1024x680.jpg)
ヒオウギ貝なんて、ちょっとSNS映えするかも知れません。
ちなみに今回の企画展は撮影OK。
小さい貝も、巻き巻きっ!と螺旋ってますねー!
素晴らしい!
伊勢湾と熊野灘。
恵まれた2つの海を持つ三重県ならでは。
貝漁に関する道具の展示もありました。
ところで、これ何かわかりますか?
タコ、伊勢海老、タモ網?
タコで鵜飼的な漁。
タコのエサは伊勢海老や鮑。
贅沢ですね。タコのくせに・・。
いろんな装飾としても使われている貝。
ギターにも貝!
今では珍しい、貝のボタン。
様々なアクセサリーもありました。
こういう装飾品、粋ですね。
貝の形をした和菓子をつくる木型。
和な感じ、やっぱり粋です。
こういうの、昔おばあさんの家とかにあったなー。
今見ると、時代が一周回ってとてもお洒落に感じます。
昔の貝の図鑑も展示してありました。
色合いがとてもキレイです。
プロジェクターで海を疑似体験。
映像の中に入ると波が本当に近づいてくるようで、不思議でした。
続いて2Fの交流展示室へ。
イカ2.0的な標本。
わわ!
なんやこれ・・。
直視すると、ちょっとイーってなる絵。
実際にイカみたいな軟体動物が泳いでいました。
日常でこういうイカみたいのを見ることがないので、見入ってしまいました。
ザザッとですが、巡った貝の展示。
DNAの螺旋構造から宇宙、そして日本の美を感じるなど、実に深い企画展でした!
MieMuに行ったことない人には、あまり知られていないのですが、三重に関する結構マニアックな本も一杯あります。
あなたも、GWは貝のひみつ展に行ってみない貝?
三重県総合博物館 MieMu(ミエム)
MieMuとOTONAMIEのコラボ、OtonaMieMu(オトナミエム)。
住所:三重県津市一身田上津部田3060
TEL:059-228-2283
ホームページ:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/MieMu/
Facebook:https://www.facebook.com/mie.pref.museum
Twitter:https://twitter.com/mie_pref_museum
※第19回企画展 知ってる貝!見てみる貝!貝のヒミツは2018年4月14日(土)~2018年6月17日(日)まで開催。関連イベントもあるみたいです。詳しくはMieMuホームページで。
![yusuke.murayama](https://otonamie.jp/wp-content/uploads/2017/09/prof2-150x150.jpg)
村山祐介。OTONAMIE代表。
ソンサンと呼ばれていますが、実は外国人ではありません。仕事はグラフィックデザインやライター。趣味は散歩と自転車。昔South★Hillという全く売れないバンドをしていた。この記者が登場する記事