皆さんこんにちは、ほぼ食レポ出身のライター、TOSHIです。最近、オーガニックの勉強もしています。
今回、三重県津市の、とことん原材料にこだわったマフィン屋さんをご紹介します。しかも土曜日しかやっていない(※2018年4月現在)っていうんですよ。
その理由は?そして、「いつもと違った、充実した食」とは、なんでしょう。
マフィンに限らず、食に興味のあるあなた、必見です!!
|三重、マフィン。『食材の力は65%』
著名なシェフ、アラン・デュカス氏の監修した本によると、デュカス氏が考える料理とは、
「食材の力65% 料理人の技術25% 料理人の才能10%」
だそうです。食材の力が65%って、こういう人がここまでいうほど大切なものなんですね(参考 『アラン・デュカス秘密のレシピ』永崎ひまる著、アラン・デュカス監修/主婦と生活社)。
もっとも、これは料理の話ですし、「食材」というのはどちらかというと料理の材料というニュアンスが強いそうなのですが、ある時から私は、食材、材料というのは、自分の体を作るものになるものであると同時に、やはり、味にも思っていたよりずっと大きな影響をおよぼすのでは、と考えるようになりました。
それにオーガニックなもの、体にいいといわれているものを食べると、そのことを忘れていても、体調、特におなかの調子がよくなることに気がついたんですよ。
そんな時、「とことん原材料にこだわった」、しかも土曜日しかやっていない(※2018年4月現在)という、興味深いマフィン屋さんを取材させていただくことになったんです!!
素敵!緑とお花がいっぱいな中に、とっても美しい小部屋のような空間があって、そこにおいしそうなマフィンが・・・。あとでゆっくり拝見しましょうね。三重にこういうマフィン屋さんがあるんですね。
それにしても、マフィンの原材料を拝見すると、スペルト小麦(滋賀県産)、自然栽培米粉(三重県産)、平飼い有精卵(三重県産)、ノンホモ牛乳、有機米飴(金沢大地)、喜界島粗糖、塩(ぬちまーす)、こだわりのベーキングパウダー・・・。
ちなみにスペルト小麦というのは、9000年以上前にヨーロッパで栽培されていたことが証明された古代穀物です。それと、喜界島ってなんだか凄いですね!調べたら、素敵な写真をたくさん見られました。
では、そんな興味深いお店、「ワタシゴトmuffin」の松田育美さんにインタビューしました。笑顔も素敵な女性ですよ。よろしくお願いいたします。
ーーそれで、お店をオープンさせたきっかけは?マフィンが先だったのでしょうか、それとも、こだわりの原材料が先でしたか?
松田さん:「こだわりの原材料が先です。子供を産んでから、子供の口に入るものに関心を持つようになったんです」
ーーなるほど。
松田さん:「子供を産んでしばらくして、育児に忙しくてなかなかゆっくり外出できない時期があったんですけれど、そんな時、土・日の朝ごはんでの団らんが楽しみで。その中のマフィンが好評だったんです」
ーーいいお母さんですね。
|三重、マフィン。こだわるもう1つの理由は・・・
さて、ここであらためてそのマフィンを拝見しましょう。こちらです!
うわあっ、きれいなマフィンですね!!とってもおいしそうです。
ーーこんなに素敵なマフィンにしてもらって、原材料を作っていらっしゃる方々も嬉しいのではないでしょうか?そちらの方々と交流はありますか。
松田さん:「お店に来てくださった方もいます」
ーーわざわざお店に来てくださったんですね。松田さんは?
松田さん:「いつか私も、原材料の作り手の方々を訪ねたいという気持ちがあります。思いを訊きたいんです。そうしたら、よりマフィンに自信と愛情を持てるのではないかと思います」
そして松田さんは、他にも原材料にこだわる理由を教えてくださいました。
松田さん:「原材料にこだわるのは、いい、悪いではなく、おいしいからです」
|三重、マフィン。「隠れ小部屋」、ワタシゴトmuffinの由来
ーーそれにしてもこのお店、素敵ですね。
松田さん:「『隠れ小部屋』みたいな感じですかね」
ーーそうですね。それと、店名の「ワタシゴトmuffin」には、どういう意味があるのですか?
松田さん:「いくつかの意味があるんです。『私ごときが』、と謙そんする意味、あと、『ワ』には『和』の意味ももたせています。『和む』というか。そして、『贈りものを渡す、私の仕事』・・・『ワタシゴト』」
――素晴らしいですね。
|三重、マフィン。「いつもと違った、充実した食」
今日のマフィンは、まず「つぶらなマフィン(200円)」。シンプルなマフィンで定番だそう。そして、「和ティラミス(420円)」、「桜と白餡(400円)」。
先に、「桜と白餡」をいただきました。
おいしいっ!ほどよい塩気の八重桜の花弁に、自家製の白餡。ほんのり香る酒粕がよく合います。ちなみに八重桜は国産、白花豆は北海道産と、こちらもこだわり。
「和ティラミス」。マスカルポーネにメープルシロップを少々。コーヒーと抹茶のほのかな苦みが嬉しい。ちなみにコーヒーは無農薬のネパール産と、やはり細かいところにもこだわり。
マスカルポーネとコーヒーの苦みがあとを引くおいしさです。
そして、定番だという「つぶらなマフィン」。おいしい!!おいしいですよおおお。
発酵バターの香りと古代小麦の、ふすまの粒々食感の、噛みしめるほどに深い味わい!
たまらないのが、甘麹と米飴の甘さ。
米飴(こめあめ)は、米と麦を糖化させた昔ながらの製法で作られる伝統的な甘味料です。白砂糖の代わりや、子供のおやつ、古くは乳のみ子の母乳代わりに使われたこともあるとか。
ゆっくり吸収・消化されるため、体に負担がかからず、栄養価が高いことから、自然派志向の人に人気があります。
「いつもと違った、充実した食」という感じがしました。
どういうことかというと、私は、凄くおいしいものを食べたあと、いつも罪悪感があって、それは仕方のないことだと思っていたんですね。
「おいしいもの」って、だいたいカロリーも高いし、体によくはないものが多いでしょう。たまにならいいんですけれどね。
でもこのマフィンは、凄く美味な上に、栄養をたっぷりとり入れられる。そんな充実した食。
「食」とは、本来は、そういうものだったのかもしれません。
そんなことまで考えさせられたお店でした。とにかくおいしかったので、試食の半分をあえて持って帰ったのですが、帰りの電車で待ちきれずに食べ、「これは私の体の一部になるんだ」と、なんだかじんとしました。
「ワタシゴトmuffin」
ADDRESS 津市島崎町259-1
OPEN 毎週土曜日午前10:00~(テイクアウトのみ/売り切れ次第終了)
※記事内の情報は2018年4月現在のもので、価格を含むすべてのサービスは、予告なく変更になる場合があります。
参考 スペルト小麦の教科書 http://www.spelt-recipe.jp/recipe/what-is-it.html
食品とその類語の整理
http://www.geocities.jp/shokunews/an-an/food/thesaurus.htm
高知いいもの市場 http://ashizuri.net/?pid=56562922

「それでも東海は世界一」と愛してやまない、ほぼ食レポ出身のライター。三重県出身だが、最近三重のよさに目ざめた。某調理師専門学校の通信生。旅と食、人間の美がライフワークです。別名は竹井夙(たけいとし・「夙」の字は「しゅく」で変換可)。https://ameblo.jp/6104163/ 得意ジャンル:食レポ、旅行関係、人間の美の追求